リヒト!
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刊行日 2025/10/21 | 掲載終了日 2026/06/01
ハッシュタグ:#リヒト #NetGalleyJP
内容紹介
第72回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校高学年の部
「理人、最後に伝えておきます」
祖母の節さんがぼくに託した、中身のわからない封筒。
節さんが伝えたかったことは何? そもそも、節さんってどんな人だった?
疑問を抱えながら、ぼくは「苦手なあいつ」とドイツへ向かうことになった。
光あふれる異国のクリスマスマーケットで、ぼくが得たものは……。
第72回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校高学年の部
「理人、最後に伝えておきます」
祖母の節さんがぼくに託した、中身のわからない封筒。
節さんが伝えたかったことは何? そもそも、節さんってどんな人だった?
疑問を抱えながら、ぼくは「苦手なあいつ」とドイツへ向かうことになった。
光あふれる異国のクリスマスマーケットで、ぼくが得たものは……。
出版情報
| ISBN | 9784580826724 |
| 本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
| ページ数 | 176 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 946550
生真面目な主人公が、自分とは正反対の大人に振り回されながら異国を旅する中で、少しずつ心の枠を広げていく成長物語として、とても興味深く読みました。
予定調和にいかないトラブルの連続や、今まで見えていなかった身近な人の意外な過去を知ることで、正解は決してひとつではないということに気づいていく過程が丁寧に描かれています。
完璧だと思っていた大人たちの不器用さや、言葉が足りないがゆえのすれ違いもリアルで、だからこそ自ら素直な思いを伝えようと踏み出す主人公の最後の選択に胸が熱くなりました。
レビュアー 1469440
冷静な人
何をするにもかんぺきに下調べをし
お酒が好きで
本当は美大に行きたかった
そして
「車輪の下」を読んでいた
節さんがのこした
「いまできることをすればいい」
そのための176頁だった。
全中学受験の国語の問題これでいい。
転機の書、かもしれない。
書店関係者 571250
理人にとって節さんは“完璧な大人”だった。けど、亡くなった後に知っていく“節さん”は今までと少しイメージが違って、理人はだんだん節さんはどんな人だったのか分からなくなる。
いつも我が家にスルッと溶け込むマサムネくんは調子いいばかりで自由人。自分とタイプが違いすぎて苦手意識が消えない存在なのに、レイさんに会うため一緒にドイツへ行くことになってしまった!納得いかないし不満も抱える理人だったけど…。
よく知らない人と行動を共にするってストレスだし、それが知らない土地なら尚更不満も募るのだけど、マサムネくんのノリと勢いにのまれる理人が少しずつ慣れはじめちゃうのが、若者の柔軟性だなぁ、と。
事前の準備はしていた方が安心だけど、イレギュラーなことが起きたら軌道修正しつつ楽しめた方が人生何倍も面白いし、そう出来ないとツラいから、この旅で他人への興味の入口に立った理人の“これから”が楽しみで、『いまできることをすればいい。』という節さんとレイさんの人柄が詰まっているお守りのような言葉が素敵でした。
レビュアー 814465
ロードノベル、と言っていいのかな?
欧州旅行の経験が多い著者なのだろう、リアルな欧州旅行の雰囲気を、児童書にうまく落とし込んでいる。
マサムネが大学生にしては子どもっぽすぎるのと、節と礼の間に横たわった溝は、さすがに大きすぎて今更超えられないように既に大人となった自分としては感じてしまうけれど、子どもに手渡すにはこのぐらいのファンタジーがあったほうがいいのかもしれないとも思う。
エンディングは今ひとつモヤるけど、楽しく、これまでにない読み物となっていて、おすすめ。
図書館関係者 1067020
きっちりして計画的で、何ごとも準備を怠らず、、そんなリヒトが受験前にドイツに行くことになり…
わりとわたしの知っている中学受験組の子たちとリヒトが重なる。大人は知っているけど、人生ってもちろんそういうのも大事だけど、それだけじゃないってこと。本の中であらかじめ体験しておいてほしい。できれば受験前の11月くらいまでに。すごく勢いのある文で、マサムネくんやレイさんのキャラクターもよくて、前々からドイツ在住の子に誘われてたのでケルンも修道院も行ってみたくなった。まず、読後にすぐしたことは、作者イノウエミホコさんのインスタのフォロー。そこには、予想通りレイさんっぽい言葉が並んでた!
レビュアー 1666318
まじめでちょっぴり融通がきかない理人。大好きだった祖母を亡くして落ち込んでいた時に、降って湧いたように、海外旅行へ行くことになります。それも、苦手なマサムネといっしょに。
異国の地で、自分を見つめ直していく理人の姿に好感がもてました。人を第一印象できめてはならないこと、人にはいろいろな面があるのだということ。それに気づいたとき、理人はひとつ大人になります。
爽やかな読後感が残る作品です。
教育関係者 751214
大好きなおばあさんが亡くなるところから物語は始まります。
ぼくは正しい大人になりたい。
生真面目な主人公の理人。中学受験を目前に、おばあさんの節さんの願いを叶えるべく、節さんの双子のレイさんに会いにドイツに行くことにした。ぼくとは正反対のタイプの親戚のマサムネと一緒に。
海外では予定通りにいかないことばかりでした。
「いまできることをすればいいんです」という節さんの言葉が思い出されます。
人生の正解がいくつもあることを学んだ旅は、受験勉強の何倍もの有益なものを理人に与えたと思います。
レビュアー 1564344
中学受験の勉強真っ只中の理人くん。大好きだった祖母節さんのご利益ある写真を取り返しに、はるばるドイツへ!旅のお供は親戚で大学生のマサムネくん。こましゃくれた態度で旅先でも勉強したり、イレギュラー対応にすぐイライラするが、現地で自分の英語を通じると喜びのあまりマサムネくんとハイタッチをするところ、微笑ましい。ケルン大聖堂やヘルマン・ヘッセゆかりのマウルブロン修道院、そして魅力たっぷりのミュンヘン観光を挟み、レイさんとの交流の果てに頑なだった理人くんに成長の兆しが伺えるラストは爽やかな読後感をもたらす。
図書館関係者 742634
男子弁当部の作家さんだ!ということでリクエスト。
今作も楽しく拝読。
嘘はつかない。無駄なことはしない。清く正しく生きる理人。
そんな理人が、ダイスケというちゃらんぽらん代表みたいな男と、とある理由から旅をすることに。
しかも中学受験を控えているのに。
寄り道をすること、予想外なことを経験することって大事だなって思える。
教育関係者 468529
リヒトは中学受験を控えた小学6年生。
大好きな祖母「節」が亡くなって、託された白い封筒。
それを渡すために、リヒトは・・・。
正しい大人になりたいと思い、正解を探すことを至上とするリヒト。
ちょっとそれはどうなのか?と思えるほど、自分を律して正しいと信じる行動をとろうと
するリヒト。一緒にドイツにむかう、大学生マサムネの自由奔放さに振り回されながらの旅。
四角四面なリヒトの様子に、同世代の子どもならどう読むか?
行ったことのないドイツのクリスマスマーケットに思いを馳せながら、帰国してからの
リヒトにエールをおくる気持ちでいっぱいになった。
レビュアー 752611
理人、ヒカル、礼、登場人物たちの名前の意味がつながっていくことで、ばらばらだった血縁関係のあれこれがまとまっていった。祖母の節から今際の際に預かった一通の封筒。節の双子の礼に手渡すために、そして、礼が持ち去った節の写真を取り戻すために、受験間際の冬、大嫌いな親戚の大学生、マサムネと共にドイツへ行く。胸はもやもや、捗らない勉強にいらいら。でも理人は亡き節の若き日や、嫌っていた礼の知らなかった部分を知っていくことで変わる。クリスマスマーケットの華やぎと独特の空気感。伝えあうことばをもっと信じたい。
図書館関係者 1174849
とても面白く読みました。主人公は、真面目過ぎる6年生の受験生。祖母をなくしたのをきっかけに、祖母からあずかっていたものを渡しに行こうと祖母の双子の姉妹に会いにヨーロッパへ。同行するのは、主人公と正反対の性格ともいえる親戚の大学生。この大学生がとてもいいスパイスを効かせてくれる。勉強ができることがいいこと、正解に早くだどりつくのが大切だと考える主人公の気持ちが少しずつ動いていく。ドイツ語で光を意味する「リヒト」と名付けられた主人公の成長が描かれた作品。祖母の節さんとリヒトがとても良い関係だったと思うくらい、親戚の大学生とも節さんはいい関係だったのだと思った。