リヒト!
イノウエミホコ 作
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刊行日 2025/10/21 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#リヒト #NetGalleyJP
内容紹介
第72回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校高学年の部
「理人、最後に伝えておきます」
祖母の節さんがぼくに託した、中身のわからない封筒。
節さんが伝えたかったことは何? そもそも、節さんってどんな人だった?
疑問を抱えながら、ぼくは「苦手なあいつ」とドイツへ向かうことになった。
光あふれる異国のクリスマスマーケットで、ぼくが得たものは……。
第72回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校高学年の部
「理人、最後に伝えておきます」
祖母の節さんがぼくに託した、中身のわからない封筒。
節さんが伝えたかったことは何? そもそも、節さんってどんな人だった?
疑問を抱えながら、ぼくは「苦手なあいつ」とドイツへ向かうことになった。
光あふれる異国のクリスマスマーケットで、ぼくが得たものは……。
出版情報
| ISBN | 9784580826724 |
| 本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
| ページ数 | 176 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 946550
生真面目な主人公が、自分とは正反対の大人に振り回されながら異国を旅する中で、少しずつ心の枠を広げていく成長物語として、とても興味深く読みました。
予定調和にいかないトラブルの連続や、今まで見えていなかった身近な人の意外な過去を知ることで、正解は決してひとつではないということに気づいていく過程が丁寧に描かれています。
完璧だと思っていた大人たちの不器用さや、言葉が足りないがゆえのすれ違いもリアルで、だからこそ自ら素直な思いを伝えようと踏み出す主人公の最後の選択に胸が熱くなりました。
レビュアー 1469440
冷静な人
何をするにもかんぺきに下調べをし
お酒が好きで
本当は美大に行きたかった
そして
「車輪の下」を読んでいた
節さんがのこした
「いまできることをすればいい」
そのための176頁だった。
全中学受験の国語の問題これでいい。
転機の書、かもしれない。
書店関係者 571250
理人にとって節さんは“完璧な大人”だった。けど、亡くなった後に知っていく“節さん”は今までと少しイメージが違って、理人はだんだん節さんはどんな人だったのか分からなくなる。
いつも我が家にスルッと溶け込むマサムネくんは調子いいばかりで自由人。自分とタイプが違いすぎて苦手意識が消えない存在なのに、レイさんに会うため一緒にドイツへ行くことになってしまった!納得いかないし不満も抱える理人だったけど…。
よく知らない人と行動を共にするってストレスだし、それが知らない土地なら尚更不満も募るのだけど、マサムネくんのノリと勢いにのまれる理人が少しずつ慣れはじめちゃうのが、若者の柔軟性だなぁ、と。
事前の準備はしていた方が安心だけど、イレギュラーなことが起きたら軌道修正しつつ楽しめた方が人生何倍も面白いし、そう出来ないとツラいから、この旅で他人への興味の入口に立った理人の“これから”が楽しみで、『いまできることをすればいい。』という節さんとレイさんの人柄が詰まっているお守りのような言葉が素敵でした。
レビュアー 814465
ロードノベル、と言っていいのかな?
欧州旅行の経験が多い著者なのだろう、リアルな欧州旅行の雰囲気を、児童書にうまく落とし込んでいる。
マサムネが大学生にしては子どもっぽすぎるのと、節と礼の間に横たわった溝は、さすがに大きすぎて今更超えられないように既に大人となった自分としては感じてしまうけれど、子どもに手渡すにはこのぐらいのファンタジーがあったほうがいいのかもしれないとも思う。
エンディングは今ひとつモヤるけど、楽しく、これまでにない読み物となっていて、おすすめ。
レビュアー 1666318
まじめでちょっぴり融通がきかない理人。大好きだった祖母を亡くして落ち込んでいた時に、降って湧いたように、海外旅行へ行くことになります。それも、苦手なマサムネといっしょに。
異国の地で、自分を見つめ直していく理人の姿に好感がもてました。人を第一印象できめてはならないこと、人にはいろいろな面があるのだということ。それに気づいたとき、理人はひとつ大人になります。
爽やかな読後感が残る作品です。
図書館関係者 1067020
きっちりして計画的で、何ごとも準備を怠らず、、そんなリヒトが受験前にドイツに行くことになり…
わりとわたしの知っている中学受験組の子たちとリヒトが重なる。大人は知っているけど、人生ってもちろんそういうのも大事だけど、それだけじゃないってこと。本の中であらかじめ体験しておいてほしい。できれば受験前の11月くらいまでに。すごく勢いのある文で、マサムネくんやレイさんのキャラクターもよくて、前々からドイツ在住の子に誘われてたのでケルンも修道院も行ってみたくなった。まず、読後にすぐしたことは、作者イノウエミホコさんのインスタのフォロー。そこには、予想通りレイさんっぽい言葉が並んでた!
教育関係者 751214
大好きなおばあさんが亡くなるところから物語は始まります。
ぼくは正しい大人になりたい。
生真面目な主人公の理人。中学受験を目前に、おばあさんの節さんの願いを叶えるべく、節さんの双子のレイさんに会いにドイツに行くことにした。ぼくとは正反対のタイプの親戚のマサムネと一緒に。
海外では予定通りにいかないことばかりでした。
「いまできることをすればいいんです」という節さんの言葉が思い出されます。
人生の正解がいくつもあることを学んだ旅は、受験勉強の何倍もの有益なものを理人に与えたと思います。
レビュアー 1564344
中学受験の勉強真っ只中の理人くん。大好きだった祖母節さんのご利益ある写真を取り返しに、はるばるドイツへ!旅のお供は親戚で大学生のマサムネくん。こましゃくれた態度で旅先でも勉強したり、イレギュラー対応にすぐイライラするが、現地で自分の英語を通じると喜びのあまりマサムネくんとハイタッチをするところ、微笑ましい。ケルン大聖堂やヘルマン・ヘッセゆかりのマウルブロン修道院、そして魅力たっぷりのミュンヘン観光を挟み、レイさんとの交流の果てに頑なだった理人くんに成長の兆しが伺えるラストは爽やかな読後感をもたらす。