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可能性を信じて(10分後にココロに効く アオハル ショート ストーリーズ) 表紙

可能性を信じて(10分後にココロに効く アオハル ショート ストーリーズ)

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10分後にココロに効く アオハル ショート ストーリーズ 第3巻

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刊行日 2026/06/12 | 掲載終了日 2026/06/26


ハッシュタグ:#可能性を信じて10分後にココロに効くアオハルショートストーリーズ #NetGalleyJP


内容紹介

【本文一部抜粋版】※収録短編9作のうち3作のゲラを公開!

多感なYA世代の等身大の青春を 9 人の作家が描く、アンソロジーシリーズの第3弾!

登場人物たちの葛藤や成長を通して、YA 世代の多感なココロに深い共感を届け、1話 10 分で楽しめる「10 分後にココロに効く」9篇の短編読みものです。

YA 層の読者を得意とするベテランから現在注目を集める児童書作家、さらに、青春小説で定評のある人気と実力を兼ね備えた文芸作家の9作品が、YA 世代を読書の世界へと誘います。

シリーズ第3弾は、6月刊『可能性を信じて』。

不安も葛藤も焦燥も、すべては未来への布石! 未来を信じる心を鼓舞する、9つのショートストーリー。

参加執筆者/蒼沼洋人、佐原ひかり、天川栄人、戸森しるこ、松素めぐり、村上しいこ、望月麻衣、安田夏菜、山本省三(敬称略)

今回公開するのは、戸森しるこ作「金曜日のやきそばフォカッチャ」、安田夏菜作「愛され顔になりたい」、天川栄人作「ディア・ダンデライオン」の3作品です。

【本文一部抜粋版】※収録短編9作のうち3作のゲラを公開!

多感なYA世代の等身大の青春を 9 人の作家が描く、アンソロジーシリーズの第3弾!

登場人物たちの葛藤や成長を通して、YA 世代の多感なココロに深い共感を届け、1話 10 分で楽しめる「10 分後にココロに効く」9篇の短編読みものです。

YA 層の読者を得意とするベテランから現在注目を集める児童書作家、さらに、青春小説で定評のある人気と実力を兼ね...


出版社からの備考・コメント

*校了前のデータを元に作成しております。刊行時には表現など異なる場合がございますので、ご了承ください。

発売前の大切なゲラを公開させていただいております。作品と著者を応援してくださる方のリクエストをお待ちしております。

なお、これから楽しみにされる読者の方のために、ネタバレのないレビューをお待ちしております!

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なお、これから楽しみにされる読者の方のために、ネタバレのないレビューをお待ちしております!


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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784577054741
本体価格 ¥1,400 (JPY)
ページ数 224

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《悩みは尽きなくても、可能性も尽きない》

『金曜日のやきそばフォカッチャ』 戸森しるこ

気持ちと言葉なんて、いつもちぐはぐだ。
言葉には裏がある。けれどそれは、ときに関係を保つためでもある。

でも、裏のない言葉の直撃で、明華と歩南の気持ちは粉々になった。
2人と雨音との関係が、それで揺らぐ。

裏が表になってしまったなら、もうそこにはいられない。
自分に自信が持てなかった明華と歩南は、雨音からそっと離れていくしかなかったのだろう。

けれど、だれか一人が悪いわけではない。
あの言葉を放った男の子も幼く、まだこの世代の痛みの中には踏み込んでいなかったのだから。

雨音の謝罪の言葉にも、裏があったのかもしれない。
そう思ってしまったからこそ、明華の心はまた傷ついたのか。

それでも、その言葉は確かに優しかった。
裏を感じながらも、その言葉そのものを受け入れられた明華は、もう避け続けなくてもいいのだと思う。
互いが別の世界を生きていることを、きちんと受け止められたのだから。

今はまだ無理でも、大人になって、自分に少し自信を持てたなら。
雨音とまた仲良くできる日が来るのかもしれない。
どうか、その可能性を信じてほしい。

だって、「金曜日のやきそばフォカッチャ」を卒業できる日が来るのだから。



『愛され顔になりたい』 安田夏菜

小学生の頃の友だちとは同じクラスになれず、新しい友だちをつくらなければならなかった紬。
その状況が、自分の顔へのコンプレックスを再び強く意識させたのだろうか。

そこへ、ようやく入れたグループの凛から、上がり気味の目尻についての一撃。
それは、確かに効いたはずだ。
だからこそ、母の「見た目より中身」という言葉も、紬には空虚に響いてしまったのかもしれない。

紬が憧れる風花の悩みが、合わせ鏡のように重なったとき、紬がかけた慰めの言葉もまた、母と同じものだった。

でも、そのことを恥じる必要はないはずだ。
それはきっと、きれいごとではなく真理なのだと思うから。

同じ悩みを抱える友だちがいるのは心強い。
けれど、それだけで悩みが消えるわけではない。

それでも紬は、自分の中にある力に気づくことができた。
悩みを一瞬で消し去る魔法のような力ではない。
けれど、これからを変えていけるかもしれない、自由な可能性の力だ。

だから、きっと大丈夫。
紬も、風花も、大丈夫。



『ディア・ダンデライオン』 天川栄人

ちえりは父のことを何も知らない。
だからこそ、どんな想像をしてもいい。そこには夢がある。
なんとも、ちえりらしい猪突猛進ぶりだ。

でも、それは寂しかったからなのかもしれない。
そして、その寂しさが悲しみを運んでくるからこそ、ちえりは肝心なところで怖気づいてしまう。
これもまた、あと先を考えないちえりらしさの延長にあるのだろう。

そんなちえりに、ずっと付き合うシンバ。
わかっていても、気づいていても、黙って寄り添い続けるシンバ。

未来は大きく開いている。
可能性は、ちえりが思うよりずっと広い。
しかもそれは、ちえり一人分ではなく、二人分の可能性だ。

けれど、ちえりには一つだけ決めていることがある。
それをあえて口にしないのも、またちえりらしいなぁ。



この《10分後にココロに効く アオハル ショート ストーリーズ》アンソロジーも、ついに最後の第3弾となった。

第1弾『自分だけの秘密』では、まだ方向を定めきれないYA世代の力強さが描かれていた。
第2弾『気になるあの子』では、YA世代の繊細さが生む人間関係が描かれていた。

そして、この第3弾『可能性を信じて』で描かれていたのは、悩みながらも前に進んでいくYA世代が、なお信じてよいはずの「可能性」だった。

力強さ。
繊細さ。
そして、可能性。

それらはすべて、YA世代の中に確かにあるものなのだと思う。
このアンソロジーでは、それを9人の作家が、それぞれの持ち味を生かしながら描いていた。
どの物語からも伝わってきたのは、書き手たちがYA世代を信じている、ということだった。

だからこそ、この世代にぜひ読んでほしい。
もちろん、この世代の子どもを持つ親にも。
そして、もう少し上の世代にも。

悩みは尽きなくても、可能性まで失われるわけではない。
シリーズ最終巻にふさわしい、希望を手渡してくれる一冊だった。

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優先課題:他人と比べること。
興味の矛先:同じクラスになるひと。なんの部活に入るか。
絶対願望:二重まぶた
学習効果:「今」そばにいる人を大切にする。
未完成だらけがほとばしる。可能性が溢れでる。
あなたに会えてよかった。

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10分で読める珠玉のショートストーリー集。
すらすらと読めてしまうボリューム感なのに、短時間であざやかな物語世界に誘ってくれる。
書き手それぞれの魅力は味わい深く、なにより小説を読むという体験を存分に味わえる一冊だ。

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「10分後にココロに効く アオハル ショート ストーリーズ」の第三弾。
多くのYAアンソロジーが出ている中で、「可能性を信じて」というテーマがいいと思った。
友だちに引け目を感じたり、見た目のコンプレックスを抱えたり、家族の形態だったり、自分の力ではどうにもならないことでも、ちょっとしたことに気が付くことで、どこか今よりもいいところに落ち着けるかも、という可能性を感じられる話が詰まっていた。

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思春期特有の繊細な悩みや葛藤、そしてそこから一歩踏み出す瞬間をみずみずしく描いた、とても心温まる短編集でした。
これはもう全員分読みたいですね。
誰もが一度は経験したことのあるようなリアルな感情が丁寧にすくい上げられており、登場人物たちの痛みに深く共感しながら読み進めました。
多感な時期を過ごす若い世代はもちろん、大人の心にも優しく響く、清々しい読後感の素敵な作品集だと思いました。

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どの作品もおもしろかったです。
中でも一番よかったのが、「ディア ダンデライオン」でした。ちえりは自分の父のことを何もしりません。何という名前なのか、どういう人なのか、生きているのか死んでしまったのか。そんな時、一枚の手紙が届き、ちえりは親友のシンバとともに父親探しに出かけます。
テンポがよく、楽しく読めました。大切な人は誰かということに気づかせてくれた小津稔さんの存在が良かったです。天川栄人さんの作品は、読み終わったあと優しい気持ちになれます。

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《悩みは尽きなくても、可能性も尽きない》

《10分後にココロに効く アオハル ショート ストーリーズ》アンソロジーをはじめて読んだ。第3弾とのこと。第1弾も第2弾も読んでみようと思う。

NetGalleyでは、戸森しるこさん、安田夏菜さん、天川栄人さん、3人の作品を紹介。

はじめて読む天川栄人さんの作品が『ディア・ダンデライオン』。自分が好きなタイプの物語を書く作家さんに出会えてうれしい。

------

『金曜日のやきそばフォカッチャ』 戸森しるこ

「美しい」雨音と仲良くなった明華と歩南。何気なく発したであろう幼い男の子の言葉がきっかけで、明華と歩南は雨音と距離をおくようになる。
明華の考え方や感じ方を、良い悪い、正しい間違っている、と言うことはできない。彼女は確かに傷ついているのだから。他人からの外見の評価を自分ではどうすることもできない。評価されてしまうされてしまう辛さは、本人にしかわからない。

最後の雨音の「ごめんね」の意味を、明華は、いつかまた思い出し、違うことを思うかもしれない。そうであってほしいと願っている。

------

『愛され顔になりたい』 安田夏菜

整形なんて……と反対したくなるけれど、自分の顔が嫌いな風花にとっては整形にかける希望は切実だ。

親に反対され、思った以上に費用がかかることがわかり落ち込んでいるといに、かわいい風花が整形したいと思っていると知り、紬は驚く。

風花へかける言葉を探しているうちに、バスの広告の女の子の愛され顔を思い出せないことに気づく。「愛され顔って……、どんな顔だっけ?」

深刻な悩みだと思う。この物語が、自分とうまく付き合っていヒントになれば良いなあ。




『ディア・ダンデライオン』 天川栄人

見たことがない父親探しに行くことを話すシンバに話すちえり。ちえりに何も聞かずに付き合うシンバ。2人の関係がうらやましい。

ちえりは、旅先で出会った人から言われたことをきっかけに大切なことに気づく。

この2人がどうなっていくのか、先が読みたくなる。

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抜粋された三作、とても良かったです!ほかの作品もぜひ読みたいと思いました。
思春期に限らず今しかないと思ってしまうことはよくあって、そういうときにこの本は、肩の力を抜くきっかけになるような気がします。現状に不安や不満を覚えたとき、開いてみてほしい一冊です。

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「可能性を信じて」
中学時代にこう言われても、私は自分の可能性を信じられなかったと思う。
自分の顔がもっとこうだったらいいのに、あの子と友達になりたいけれど怖気づいてしまう。悩みは時代を経ても変わらない。
リアルな悩みばかりだからこそ、大人が読んでも心に響くのだろう。
同じように悩んだ大人として、自分の可能性を信じられない学生さんたちに読んでほしいと思う。学校のこと、外見のこと、家族のことなどなど悩みは尽きない。大人だって自分の周囲の人との関係、外見について、悩んでいる。

あなただけが悩んでいるのではないのだよ。悩みを口に出したら聞いてくれる人がいる。一緒に悩んでくれる人がいる。それだけでも青春時代のかけがえのない宝物になる日がきっと来ると信じてくれたらいいなと思う。

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ままならない現実への苦悩が
まるで自分事のように響いてきました!

さらに、細やかな友人関係の機微に
吸い寄せられるうぅぅ。

なんて揺さぶって来るんでしょう。

『金曜日のやきそばフォカッチャ』では
悪い方へ膨らむ想像、妄想、暴走に
共感しっぱなしでしたよ。

この悪循環は身に覚えがありすぎて。

煮詰まっていた主人公に声掛けしてくる
意外なキャラはまるで著者の分身のようでニンマリ。

感謝を伝えることの意味が、
好循環のきざしが、沁みる作品でした。

『愛され顔になりたい』は
大人も子どもも、多くの人が抱えるだろう
コンプレックスを白日の下に晒します。

友だちの意外な言葉からの気づきと、
芽生える想いが清々しいですね。

パパのうざったい優しさにほっこり。

イギリスで「かわいい」は
子どもっぽくて残念って意味みたいに
どこかで使えそうなネタもあってラッキー!

『ディア・ダンデライオン』は
向う見ずな少女のちょっとした冒険。

彼女のことをわかってくれる友人の
ピンチにしゃしゃり出る瞬間が最高すぎる!

いい人との出会いも心に効く~。

終幕に向けてじわじわ口角が上がる物語でしたよ。

この作品集に共通するのは
いつまでも浸っていたい後味、ですね?

(対象年齢は10歳半以上かな?)

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これは、、綺麗事抜きだから、子どもの心に真っ直ぐささるだろうなとおもう。骨を削りたい、人中が長いなど、容姿を表す言葉と宣伝だけが前を走っていって子どもたちを振り回す。「学割」が背中を押す、という表現は的確に今の世の中を表していると思った。それに対して、自分がどういうスタンスでいるか、在り方。それを考える一助になる。みんなちがって、みんなかわいいんだけどなー。気休めにしか聞こえないかもだけど、ほんとにそれぞれのキレイを見つけていけるって、この本を読んだ子と話したい。

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YA向けの小説を多く書かれている印象のある作家さんたちのアンソロジー。
初めましての方は試読に入っていなかったのでわかりませんが、
知っている作家さんたちはそれぞれに「痛み」に寄り添う作品を書かれていました。

「愛され顔」とか「世間一般的な美しい顔面」とか、
周りの評価にどうしたって踊らされやすいお年頃なのは、
中学生くらいの行動範囲的にも仕方がない部分があり、
本人の意識だけでどうこうできるものではないのだし、
「愛され顔」とか「モテメイク」みたいな、
1つの解があるわけでもないものに踊らされる子を作らないよう、
社会のほうで変えるべき部分は変えていっておかないと、
正論だけを振りかざしても心が納得しないだろうなと思わされました。

ただ、人に言われても納得できないことでも、
人に伝えたいと思ったときにはじめて、
その納得できなさの根拠の不確実性に気付くことはあるから、
本の中ででもいろんな見方や意見に触れることは、
自分の見えていなさに気付くきっかけにもなるんじゃないかと思う。

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