死んだ石井の大群(1)
原作/金子玲介 漫画/朝比奈りいむ
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刊行日 2026/04/23 | 掲載終了日 2026/05/15
ハッシュタグ:#死んだ石井の大群1 #NetGalleyJP
内容紹介
死にたがり女子が強制参加させられたのは、333人の『石井』たちのデス・ゲーム!
14歳の石井唯が目覚めると、広い部屋に333人の「石井」姓の人達が集められていた。
一方、探偵・伏見のもとに「石井有一」という失踪した舞台俳優の捜索依頼が来た。
有一もまた、唯と同じデスゲームに参加させられていて……。
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原作/金子玲介(かねこ・れいすけ)
1993年神奈川県生まれ。慶應義塾大学卒業。『死んだ山田と教室』で第65回メフィスト賞受賞。同作で本屋大賞2025ノミネート。著作に『死んだ石井の大群』『死んだ木村を上演』『流星と吐き気』『クイーンと殺人とアリス』がある。
漫画/朝比奈りいむ(あさひな・りいむ)
漫画家。著作に「激おもラバーズ」「天使のアプリ」「ダブルステップ」などがある。
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おすすめコメント
≪担当編集者コメント≫
生きることに後ろ向きな唯。
そんな彼女が、「アウト」になれば首につけられた爆弾が即、爆発のデスゲームに放り込まれるところから、物語は始まります。
同い年の友達・灯莉ができ、「生きたい」と思うようになる唯。
生死を賭けた3つのゲームで試されるのは運か執着心か――。
まさしく“爆弾のような衝撃”が仕掛けられている金子玲介さんの原作小説を、朝比奈りいむさんが若手漫画家らしいイキオイを感じさせる筆致で描きます。
漫画化にあたりさらに深掘りされたキャラクター達の人間ドラマも、読んだ人に様々な感情を呼び起こすことと思います。よろしくお願いいたします。
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★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065433300 |
| 本体価格 | ¥720 (JPY) |
| ページ数 | 123 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 781279
333人の「石井」たちのデスゲーム。
死にたがりの中学生「石井唯」も参加者の一人だ。
探偵が探す「石井有一」とは一体何者なのか?
いきなりドッジボールが始まり、かなりグロいしスピード感を上げてゲームは進んでいく。
小説の衝撃が大きくて、何を書いてもネタバレになりそうなのが怖いですが、ぜひ真相まで追ってほしいです。
書店関係者 1923028
展開が早くサクサク読めました。バトルロワイヤルといえばの「運営側の謎」がどういう展開になるのか、333人の石井さんは選ばれなかった石井さんと何が違ったのか、とても気になります。がんばって唯ちゃん!!がんばって灯莉ちゃん!!!
教育関係者 454232
うわ!これはマンガになるとすごくリアルでグロくなるなと思いました。
首がポンポン飛ぶシーンなんてなかなかすごい!
絵柄は好みですが逆に子供や人の前では読みづらい(笑)
でもこの作品も面白いので漫画化すごくいいなと思います。
みんなが金子さんの作品のとりこになればいい!
書店関係者 1746232
漫画になると原作を読んでぼんやり想像していたような場面が視覚的にあらわされるので、石井たちが死んでいく様子がより、恐ろしく感じられました。おびえる石井たちの表情や、名前が一覧に見えるシーンも圧巻でした。あらためて、みんなの名前考えたのすごいと思います。内容的に、コミカライズとの親和性がとても高いように感じます。これにより、より読者が増えるといいなと思います。
レビュアー 1542197
驚くべき設定のデスゲーム漫画です。物語が進むにつれ、次々と登場人物が命を落としていく展開に、強い緊張感を覚えます。原作小説は未読ですが、コミカライズ版では残酷な描写がダイレクトに伝わりつつも、緊張感や心理描写が作画によって効果的に視覚化されています。その結果、先がどうなるのかという強い興味が自然と湧き上がり、ページをめくる手が止まらなくなるほど一気に読み進めてしまいました。
物語の主人公は、自殺願望を抱える少女・石井唯です。彼女が生きたいと強く願った直後、333人もの「石井」という名字を持つ老若男女が集められた白い部屋へと連れ去られます。首に爆弾リングを付けられ、失敗すれば即座に命を失う過酷なゲームが始まるのです。
テンポの良い展開と、すべての出来事が不可解に絡み合うミステリー要素が秀逸で、他の「死んだ」シリーズよりもさらに引き込まれる作品だと感じました。コミカライズならではの視覚的なインパクトと、原作のブラックユーモアや心理戦の魅力を損なうことなく再現した点が特に優れており、原作未読の方にも強くおすすめできる第1巻です。
#読了
教育関係者 645139
《見せられる地獄は、こんなにも苦しい》
『第1話 デッド・ドッジ・ボール』
オープニングからきつい。
頬や服に返り血を浴びた唯が、こちらを見上げている1ページ丸ごとの場面に、息を呑んだ。
そして気づいた。
辛いのは唯だけではない。
この物語を、傍観者として外側から「見せられる」こと自体が辛いのだと。
自傷行為でしか安心を得られない唯の苦しさは、小説ではその内側から迫ってきた。
けれどコミカライズでは、それが外側から、目に見える形で迫ってくる。
その違いが生む切迫感に、何度も息を止められるようだった。
見開きいっぱいに、333人の「石井」が記された名簿が現れる場面も圧巻だった。
その数の異様さ、その状況の逃れようのなさが、一瞬で目に飛び込んでくる。
そして始まる「デッド・ドッジ・ボール」。
アウトになった「石井」たちの末路。
生き残ろうとする足掻き。
それが絵として示されたとき、ここまで苛烈になるのかと思った。
まさに地獄“絵図”だった。
ただ同じ苗字であるというだけの、老若男女。
それぞれに異なる性格と人生があるはずなのに、運と偶然だけで、あまりにも簡単に生と死が分かれていく。
その理不尽さが、コミカライズによって目に映るかたちで押し寄せてくる。
怒りも無力感も湧く。
けれど、それをどこにも向けることができない。
読み手は、ただ見せつけられるしかない傍観者となる。
そんな中で、灯莉の笑顔だけが眩しすぎる。
そして「死にたい」と願っていた唯が、「殺されたくない」という意思に目覚めていく。
けれど読み手は、この先に続くものを、やはり傍観者として見続けるしかない。
「死んだ」三部作の中でも、とりわけ辛い展開を。
その結末を、しっかりと確かめるために。