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ヤナギ 表紙

ヤナギ

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刊行日 2026/06/10 | 掲載終了日 2026/05/31


ハッシュタグ:#ヤナギ #NetGalleyJP


内容紹介

「一本のヤナギの木が、深く根を張って、すっくと立っていました . . .」

しなやかな手足を伸ばし、緑の髪がたなびくヤナギを、ある夜、嵐が襲う。ヤナギは打ち負かされるが、ゆっくりと時間をかけて立ち上がる。

母親でもある二人の女性作家が手を組んで創作した、心のこもった物語。レジリエンスとは何か、端的なことばとダイナミックな絵が語りかけてきます。自分の子供を最初の読者に、子供たちのこれからの人生を応援したいという二人の願いが伝わります。いつかきっと、ちからになる本です。

文 エリザベス・ソフィア 絵本作家、詩人。看護師として10年務めたのち、母をがんで亡くしたことをきっかけに絵本を作り始める。最愛の二人の息子、一人娘、夫と共にオーストラリア在住。
絵 アニータ・バグディハンガリー生まれ、イギリス在住のデジタル・イラストレーター、ビジュアル作家。独学でイラストレーションを学ぶ。発達障害のある二人のすばらしい娘たちを育てながら、日々、ストーリーテリングの持つポジティブな力を体感している。

「一本のヤナギの木が、深く根を張って、すっくと立っていました . . .」

しなやかな手足を伸ばし、緑の髪がたなびくヤナギを、ある夜、嵐が襲う。ヤナギは打ち負かされるが、ゆっくりと時間をかけて立ち上がる。

母親でもある二人の女性作家が手を組んで創作した、心のこもった物語。レジリエンスとは何か、端的なことばとダイナミックな絵が語りかけてきます。自分の子供を最初の読者に、子供たちのこれからの人...

出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784991279553
本体価格 ¥2,800 (JPY)
ページ数 32

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NetGalley会員レビュー

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絵本の世界に「R指定」があるのなら
「R15+ 天歩艱難 櫛風沐雨 表現あり」と示したい。
安易に踏み込む、と強靭な形相におののく。
自然の猛威に、足がすくむ。
闇に光る眼力に、己を見透かされ、凌駕され、硬直する。
いまこの瞬間、試されているひとへ
歩みを止めることをしない貴方へ
堅忍不抜。

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詩人が生み出す絵本は沁み入るよう。太い幹から幾重にも伸ばす梢に芽吹く葉は、季節の移ろいに合わせて装いを変えていく。大雪や大嵐がやってきたとしても、しなやかにかわす術を備えている。たとえ失われたものが多かったとしても、ここに築いてきた強さで乗り越えることができる。たとえ泥だらけになったとしても。植物が私たちに教えてくれることは多い。擬人化したヤナギの瞳から、苦しみと希望、そして再生への強い意志が感じられる。生命の永続と儚さ。見上げよう光を。さらなる高みを目指して。立ち上がる若葉に諦めという言葉は存在しない。

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嵐に倒れ、ぼろぼろになったヤナギの木。それでも彼女は、ゆっくりと根を張り直し、再び立ち上がる——。詩人エリザベス・ソフィアの言葉と、アニータ・バグディの情感あふれる絵が、喪失と再生の物語を静かに紡ぐ絵本です。抑えた色彩とリズミカルな文が、深い悲しみに寄り添いながら「立ち上がる力」の美しさを伝えます。子どもには生命のたくましさを、大人には人生の嵐を越える静かな励ましをくれる一冊。

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なんてしなやかで、
力強くて優しい絵本なんだろう。

大嵐のあと、
どんなにうちのめされても、
傷ついても、
同じ場所でしっかりと根を張り、
再生していくヤナギに、
私たちは勇気づけられる。

これからも大嵐は、
何度も来るに違いない。
でも、そのたびに、
ヤナギは強く優しくなっていく。

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『ヤナギ』、海外作品...
自分の思考では離れている二つが結びついた作品に興味を持った。
表紙も語り掛けるものがあった。

ヤナギを思い浮かべながら
しっかり根を張り、雨風に負けない柔軟さをもち、
しなやかで、どんな困難でも受け流すさまが、
生き方、あり方のヒントを語っている

語っている内容は力強く勇気づけられる。
今を見つめる言葉とダイナミックな絵。

子どもたちの未来を応援したいという作者の想いは
絵の力強さに飲み込まれている感じがする。

母の愛とはここまで力強いものなのかと、
心に押し寄せてきた。

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最初のページを開いた瞬間、息をのんだ。
女性の姿で描かれるヤナギが、水辺で髪をなびかせて立っている。それに対して、短い一文が添えられている。
「一本のヤナギの木が、深く根を張って、すっくと立っていました。」

絵本の構成は美しく、シンプルだ。美しい絵に、短い言葉がそっと添えられているだけ。だからこそ、いろんな嵐をくぐり抜けてきた大人の胸に刺さる。

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色々な試練に耐えて、強く生きているヤナギ。けれどある日、ひどい嵐が来て、その幹は痛めつけられ、かがみ込んだまま動けなくなります。しかし、嵐は去り、一段とたくましく、強くなったヤナギは美しく、その表情は慈愛に満ちているようで、困難を乗り越えて得たものの大きさを感じさせました。ヤナギのしなやかさと美しさが印象的です。

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巻末に記された、エリザベス・ソフィアの詩「Willow」。このわずか10行の短い詩が、絵本に添えられた言葉のすべてである。
絵を描いたアニータ・バクディが、献辞のように寄せた、「To Fiona」。Fionaとは、この二人がずっと見守り続けた、川辺にすっと立つヤナギにつけた美しい名前のことだと勝手に解釈した。春には、豊かな緑の葉を茂らせ、小鳥たちに憩いの場を惜しげもなく提供するFiona。彼女のしなやかな枝や葉が、激しい嵐の中、打ち付ける雨や風にもみくちゃにされて、無残な姿に変わる。身をかがめて、じっと耐えていたFionaが、やがて、ゆっくりと高く枝を掲げ、再び小鳥たちを暖かくむかえる。Fionaを見守り続ける二人も、ともに癒される、「再生」の物語。
訳者の佐藤澄子さんが以前翻訳した『波』(新潮社刊)を読んだことがあった。著者は2004年のスリランカ津波で、夫と二人の息子、両親を失った女性である。
「再生の物語」を翻訳することを選んだ、訳者の強い意志を感じた。

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くじけそうになるとき、もう立ち直れないと明日に希望が持てない気持ちになったとき
この本を開こう。

ヤナギの木。しなやかに水辺にたっている姿からページは始まる。
しかしある日、嵐がヤナギを襲うのだ。
自然の脅威の大きさは、一本のヤナギにとってなすすべもない。
嵐がすぎてから、少しずつ立ちあがる姿。
自分だったらここで立ち上がれるだろうか。ヤナギを応援する気持ちと、自信のない自分の気持ちが
このページを行きつ戻りつしてしまう。

しかしその後のヤナギの姿は。
美しく、強く変貌し、また鳥や虫が集う姿はまぶしい。
ラストの詩をまたじっくり読み、自分の行く末にも思いを馳せる。

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生きていく中で突然やってくる、とても辛くて大きな困難。
それに打ちのめされて深く傷つき、動けなくなってしまっても、そこからゆっくりと立ち直っていく姿。
とても力強くて優しい絵本でした。
ダイナミックな絵が、そのメッセージをより真っ直ぐに心へ届けてくれます。今の時代だからこそ。

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