タイム・アフター・タイム
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刊行日 2026/05/25 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#タイムアフタータイム #NetGalleyJP
内容紹介
『国宝』の著者、待望の最新作にして、 作家デビュー30周年記念作品!
眩しい夏の初恋と、二十年後の再会——
あの日、二人は何を守り、何を手放したのか?
「取り返しのつかない間違いをした。
でも、大切な人のそばからは離れなかった」
建設会社に勤める尾崎颯は、土砂降りの雨のなか、高校の同級生だった久遠愛と再会する。二人は同じプロジェクトの担当者として再び言葉を交わすようになるが、建築家のデザイン盗用疑惑によって計画は暗転。さらに尾崎の家庭にはスキャンダルが迫り、久遠もまた、癒えない心の傷を抱えていた。
揺れ始める心はやがて、二十年数前の夏へと引き戻されていく。
青く輝く海と空に歓喜したあの頃と、眩しさを見つめ返せない今――東京と長崎、現在と過去を往還しながら、痛みも後悔も優しさも、すべてを抱きしめてあたためる長編大作。
おすすめコメント
日経新聞連載中から大きな反響を呼んだ『タイム・アフター・タイム』が、早くも書籍化!
実写邦画の興行収入記録を塗り替えた映画「国宝」の原作者・吉田修一さんによる、待望の最新作にして作家デビュー30周年記念作品です。
「純粋であることの、奇跡のような物語を自分自身が読んでみたくて書き始めた」と著者が語る本作は、眩しい夏の初恋と、それから二十数年後の再会を、東京と長崎、過去と現在を往還しながら描き出します。
500ページを超えるこの物語を読み終えたとき、あなたの胸にはどんな想いが去来するでしょうか。
痛みも後悔もやさしさも、すべてを抱きしめてあたためる長編大作です。
販促プラン
読了後は、ぜひNetGalleyにてレビューをご投稿いただけますと幸いです。著者・担当編集ともに、皆さまからのお声を楽しみにしております。
なお、本作は発売前作品のため、ネタバレを含む内容のご投稿にはご配慮をお願いいたします。ご理解・ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。
また、拡材や指定配本をご希望の書店様は、
お手数ですが
〈幻冬舎 営業部 gentosha_shoten@gentosha.co.jp〉
まで直接お問い合わせください。
出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784344045842 |
| 本体価格 | ¥2,200 (JPY) |
| ページ数 | 532 |
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NetGalley会員レビュー
書店関係者 1422952
史上最高の恋愛小説かもしれない。大ヒットした国宝の作者が紡ぐ至高のラブストーリー。若い男女が恋に落ちその後時を経て偶然再開。土砂降りの雨の中から話しは始まる。長編ではあるが読む手が止まらず、あっという間に読了。
書店関係者 2108009
読み終わった後、青い海と青い空のような清々しくて、心地よい風を感じるような、そのような気持ちになりました。オッソーも久遠も一生懸命に生きて、お互いのことが世界で1番大切な人で、何を疑うこともなく、ずっと一緒にいて、2人ならどこへ行っても大丈夫と思いつつも、心細い気持ちもあり、お互いを想い合う気持ちが、繊細で壊れそうでありながら、地にしっかり足をつけて、踏ん張って頑張っている2人を応援したくなりました。
大切な人のそばから離れない選択をした先は、未成年の2人には大変なことばかりでも、周りの優しい大人たちが2人を優しく見守ってくれていて、よかったです。
私もよく物事を考える時に、どっちを選んだら後悔しないかを考えて、選ぶことがあります。だから、久遠が選んだ選択は後悔しないし、その後の久遠も真っ直ぐと進んでいて、別れてしまう時も不安ながらも、真っ直ぐと進む久遠はかっこよかったです。
あの時に別れて、離れてしまった2人がまた奇跡的に出会えて、普通に接することができたのは、お互いを今でも大切に思っているのだなと思いました。
最後くっつくのかな…と思いつつ、その描写がありませんでしたが、生きていく上でお互いが大切な人であり続けることは変わらないんだろうなぁと思いました。
オッソーには久遠が、久遠にはオッソーがいてくれて、本当によかったです。
最後のオレンジで終わるところも、本当に甘酸っぱくてとてもよかったです。キュンキュンするというか、ただただ清々しくて、心地よくて、綺麗な海と青空が見えました。
素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。胸いっぱいです。心に残り続ける作品です。
書店関係者 1745934
読了後、むねがいっぱいで、この感情をどう言葉にすればいいかわからなかった。しばらくずっと波のように、さまざまな感情が寄せたり引いたりしていた。ただひとつ言えることは、オレンジを目にするたびこの小説を思い出すだろう。まちがいなく2026年読んでよかった小説のひとつ。
書店関係者 1077059
初恋と再会の物語というだけでなく、「時間」が人の心をどう変え、どう守るのかを丁寧に描いた小説だと感じました。オッソーと久遠の高校時代のまぶしさと、四十代の抑えた感情が交互に描かれ、私の青春の記憶も自然と呼び起こされます。東京と長崎、現在と過去を往復する構成が、取り返せない時間の重さと、それでも続いていく思いの「純粋さ」を静かに浮かび上がらせる、余韻の長い恋愛小説でした。
書店関係者 1331973
沖縄の離島の情景がとにかく美しい。
そこでの刹那の青春は同じくらい輝いて見えました。
もう戻れないあの時に胸がぎゅっとなり、でも違う人生を歩んでも同じ時間を過ごした絆は永遠なんだと昔を懐かしく思い出しました。
書店関係者 491721
くらっくらと眩しい青春時代。
ままならない事もたくさんある。
思い通りにはいかないこともある。
一緒にいたからわかること。
離れたからこそ経験できたこと。
それぞれ悔しさ、もどかしさ、全て包み込んで『オッソーも久遠もみんな大好きだーっ』と叫びたくなる。
自分のこれまでの人生も肯定されたような穏やかな幸せな気持ちを、最高の時間をありがとう!!
本当に発売が楽しみです。
初回配本たくさんあったらいいな!
書店関係者 993596
王道・真正面の恋愛小説は読んでいて楽しかったし、読み終わりたくなかった。
この小説は''別れる''がテーマだったのかと感じた。大事に想っているから離れるという発想を自分は持てる勇気があるのか自問しながら読んでいた。
久遠は尾崎を縛りつけたくないから離れて、尾崎は美南と離婚の最後の話し合いで話したいことがないと伝える、同じ''別れる''でも対照的な描かれ方に脱帽した。それぞれのシーンは苦しいのに感じ方がガラッと変わるのが面白かった。
ラストが本当に好きで、ここは鮮明に映像が浮かびました!読んでいて幸せな気持ちになる作品だった。
書店関係者 940038
本書は、忘れられない青春の痛みを抱えるすべての人に突き刺さる物語です。
読み進めるほどに胸が締めつけられ、気づけば自分の感情がフル稼働していました。
やり直せなかった人生と向き合う痛みと切実さが押し寄せ、今年一番の涙を流しました。
余裕のない日々のなかで、これほどまでに誰かの幸せを願ったことはありません。
大人になってから読んだ恋愛小説の中で、こんなにも深く共感した作品はないと言い切れます。
書店関係者 544802
久しぶりにこんな切ない恋愛小説を読んだ。
初めて人を好きになった時、その人とずっと一緒にいたいと思った時を思い出した。
もう、ずっと昔の感情なのに、まだ心のどこかに残ってた。
土砂降りの雨の日に、20年ぶりに偶然再会した、高校の同級生、尾崎颯と久遠愛。
物語は東京と長崎、現在と過去を往還しながら進む。
高校時代の2人は、たわいもない話でいつまでも笑っている。
一緒にいればそれだけで良かった。
だが、受験を控え、家族の問題を抱え、2人には現実の壁が立ちはだかる。
そんな2人が現実から逃れ、沖縄の離島で暮らし始める。
美しい自然の中で、2人の生活は少しずつ落ち着いていくが長くは続かない。
別れは突然訪れ、別々の人生を歩んでいく。
そして、20年後。
偶然にも同じプロジェクトで働くこととなり、距離が近くなっていく。
とにかく、構成が上手い。
当事者でなく、周囲の人達の視点から描くことで彼らの人物像を浮き上がらせる。
味方もいれば、厄介な奴もいる。どう対応するかで、性格や人となりが伝わってくる。
横道世之介は善良、尾崎颯は健全。
言葉は違えど、絶対にいい奴。
過去を美化するわけでなく、痛みも後悔も失敗も、全てを抱えて生きてきた2人が、また人生を重ねていくかもしれない。
何度も胸が熱くなる場面があり、さすが吉田修一。
「横道世之介」シリーズ、「国宝」を超えて私の中では最高傑作。
書店関係者 413556
私はこんなに激しい恋を知らない。
二人で生きていけると思うほど夢中になってしまう恋を。
引き裂かれるような痛みで手放した最愛の手のぬくもりを。
私は何も知らなかった。
だから物語にのめり込んだ。
若すぎる二人の恋は沖縄の真っ青な空に置いてきた。
灰色にくすむ空、どしゃぶりの再会は二人を過去に引き戻した。
なのに、だから、笑ってばかりだった二人の姿がこんなにも鮮明に浮かぶ。
あの時、二人が手にしたオレンジが瑞々しいまま香ることを、馬鹿みたいに願ってしまう。
手放した過去と手に入れた今の潮流が、やがて大海原に変わる未来。
二人の代わりに、私が願い祈るから。
書店関係者 1816442
眩しい夏の初恋と、二十数年後の再会を描いた、とても美しくて胸がいっぱいになる恋愛小説でした。500ページを超える長編ですが、読み始めると本当に手が止まらなくて、気づけばあっという間に最後まで読んでいました。
物語は、建設会社に勤める尾崎颯、通称オッソーが、土砂降りの雨のなかで高校時代の同級生・久遠愛と再会するところから始まります。二人は同じプロジェクトの担当として再び関わるようになりますが、デザイン盗用の疑惑や家庭の問題など、大人になった今の二人にはそれぞれ抱えているものがありました。
現在の二人の姿と、二十数年前の沖縄の離島で過ごした高校時代が交互に描かれていく構成がとても印象的でした。青い海、青い空、まぶしい太陽。その場所で過ごした二人の時間は、ただただきれいで、読んでいるこちらまで海風を感じるようでした。若い二人が恋に落ちて、お互いのことを世界で一番大切に思っているのが伝わってきて、すごく愛おしかったです。
オッソーと久遠は、純粋だからこそ不安になったり、心細くなったりしながらも、「二人ならどこへ行っても大丈夫」と信じようとしていました。その気持ちは繊細で、少しのことで壊れてしまいそうなのに、二人は自分たちなりに踏ん張って一生懸命生きていて、ずっと応援したくなりました。
未成年の二人が「大切な人のそばから離れない」と選んだ先には、もちろん簡単ではない現実が待っています。それでも、周りにいる大人たちが二人をただ否定するのではなく、優しく見守ってくれていたことに救われました。大変なことばかりの中でも、二人がひとりぼっちではなかったことが本当によかったです。
私自身も、何かを選ぶときには「どちらを選んだら後悔しないかな」と考えることがあります。だからこそ、久遠が自分で選んだ道を、迷いながらもまっすぐ進んでいく姿がすごく心に残りました。大切だからこそ相手を縛りつけず、離れるという選択をする強さは、簡単にできることではないと思います。久遠は不安を抱えながらも前を向いていて、とてもかっこよかったです。
一方で、「別れる」という出来事の描き方にも深く考えさせられました。久遠がオッソーのために離れることと、オッソーが美南との関係に向き合う場面では、同じ別れでも意味も温度もまったく違って見えました。どちらも苦しいのに、そこにある気持ちが違うだけで、こんなにも受け取る印象が変わるのだなと驚きました。
二人はあの夏に別れ、別々の人生を生きてきました。それでも奇跡のように再会し、普通に言葉を交わせることができたのは、お互いをずっと大切に思っていたからなのだと思います。最後に分かりやすく「結ばれた」と描かれるわけではありませんでしたが、オッソーにとって久遠が、久遠にとってオッソーが、これからもずっと特別で大切な人であり続けるのだろうなと感じました。二人にお互いがいてくれて、本当によかったです。
ラストのオレンジ色に包まれるような場面も、本当に大好きでした。甘酸っぱくて、キュンキュンするというより、胸の奥がすっと晴れるような清々しさがありました。読後には、青い海と青空、心地よい風が目の前に広がっているような気持ちになりました。
これはただの初恋と再会の物語ではなく、時間が人の心をどう変えて、どう守っていくのかを丁寧に描いた作品だと思います。もう戻れない時間があるからこそ胸がぎゅっとなりますが、同じ時間を過ごした絆や、誰かを大切に思う気持ちは、簡単には消えないのだと感じました。
読み進めるほどに感情が揺さぶられて、やり直せなかった人生と向き合う痛みには、今年一番というくらい涙が出ました。忙しい毎日のなかで、こんなにも登場人物たちの幸せを願ったことはなかったかもしれません。大人になってから読んだ恋愛小説の中でも、こんなに深く心に残った作品はありませんでした。
素敵な物語を読ませていただき、ありがとうございました。胸がいっぱいで、これからもずっと心に残り続ける一冊です。