シルバー・スクリーン(1)
いまい
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刊行日 2026/05/22 | 掲載終了日 2026/06/12
ハッシュタグ:#シルバースクリーン1 #NetGalleyJP
内容紹介
現代日本のミニシアターを舞台に、迷える青年が自分と、映画に向き合う。
「どうしようもなく眠れず、耐えられない夜がある」
白梅町商店街3番地。嵐の夜にやってきた訳あり青年・有坂楓を迎え入れたのは、下町のミニシアター”キネマ長夜座”だった。
自分の感情を言語化できず、人生を投げ出しかけていた楓だったが、支配人代理の壇や映写技師の老人との出会い、そして1本の映画に触れたことで、自分自身に向き合う決意を固める。
35mmフィルムが放つ光は、傷ついた魂を静かに照らし出していく。
キネマ長夜座――ここは、孤独を「幸福なひとりぼっち」に変える場所。
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著者/いまい
岐阜県在住。講談社コミックDAYSにて『シルバー・スクリーン』で商業初連載を飾る。好きな映画は『コードネーム U.N.C.L.E.』。
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おすすめコメント
≪担当編集者コメント≫
今、ミニシアターに限らず映画館は多くの危機に直面しています。コロナ禍の余波、設備老朽化、配信サービスの台頭...。
それでも、あえてミニシアターと言う場所を選んで、映画を観にくる方々がいます。そして、その場所を守っている方々がいます。多くの人を魅了する、その「場所」には一体何があるのか?
ぜひ、皆様の目で確かめていただけますと幸いです。
≪担当編集者コメント≫
今、ミニシアターに限らず映画館は多くの危機に直面しています。コロナ禍の余波、設備老朽化、配信サービスの台頭...。
それでも、あえてミニシアターと言う場所を選んで、映画を観にくる方々がいます。そして、その場所を守っている方々がいます。多くの人を魅了する、その「場所」には一体何があるのか?
ぜひ、皆様の目で確かめていただけますと幸いです。
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★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065435397 |
| 本体価格 | ¥720 (JPY) |
| ページ数 | 106 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 781279
嵐の夜に楓がやって来たのは、ミニシアター“キネマ長夜座”だった。そこで楓は働くことに。
かつて住んでいた街で通い詰めていたミニシアターに外観や内装がそっくりで、懐かしい思い出が込み上げてきた。
単館のミニシアター、フィルム映画。そこはいつでも私を受け入れてくれるまさに、「幸福なひとりぼっち」を味わう空間だった。今の時代のように座席指定でも、入れ替え制でもなく、客が私だけというときもたまにあり、まさに「幸福なひとりぼっち」の時間を味わうことができた。
ミニシアターの閉館のニュースを時々SNSで知ることがあります。私が通い詰めていたミニシアターも閉館しています。
配信されて家で見る映画も気楽でいいですよね。
だけど、やはり映画館に行きたくなります。
超大作が上映されるシネコンもいい。
だけどミニシアター系の映画が好きなのは、映画の内容だけでなく、私がかつて味わった「幸福なひとりぼっち」の空間が宝物となっているからだと思います。
“キネマ長夜座”の人たち、そして楓が映画と出会いどう変わっていくのか続きが読んでみたいです。
この漫画に出会い、ミニシアターに足を運ぶきっかけになってくれたらと思います。
書店関係者 681228
丁寧にしっかりと描かれたその光景、見入る青年、大好きな映画『ニュー・シネマ・パラダイス』を思い出しながら味わいました。
平穏を壊すようなあまりにも荒々しい青年の登場に『なんだ、こいつは』から始まるこの作品の行先を知りたくなります。
レビュアー 1469440
その流通量の膨大さに立ちすくんでしまい、どれか、を選べない。
「マンガ大賞」といえども、マンガ実読みのハードルは高い。私には。
「シルバー・スクリーン(1)」を読んだ。
たまたま目に入ったし、気分を変えようと読んだ。
「これは映画がなくては生きられない人のお話し」
冒頭の一行が惹きつける。
たまたま、と都合いい言葉で先を進めた自分の短絡を反省。
手間をかけることでしか
自分の正解を見いだせない人間たちの物語だった。
著者どれだけ人が好きか。
映画館という劇場が好きか。
際立つのは、横顔。
図星を言い当てられた、旨そうに食む、
映写機に見入る、過去と今とを繋ぐ場所と語る、
重さ、を識る人の横顔は雄弁だった。
物語の展開に、著者の力量に、期待しかない。
ねえねえ知ってる?
映画館には神さまが棲んでいるんだよ。
レビュアー 1582019
映画好きがうっとり浸って幸せになれる世界です。
キネマ長夜座の雰囲気がすごく好き。ちょっとレトロでこじんまりしててあったかい。
ワケアリの有坂楓くんがでかくて不器用なゴリラワンコ兄ちゃんみたいなキャラで萌える。
初めてのアルバイトの初々しさにほっこり。
ページが美麗で見せ方が巧み。漫画なのに洋画を見てる気分になれる美しさがある。
ストーリーや作品トーンは落ち着いていて、ヒューマンドラマ的な深みがあってとても素敵。
たとえば『本なら売るほど』って漫画が話題だけど、読んでいるときに味わえる心地よい空気感、ジーンとくる感じがあの雰囲気に近くて、ああいう漫画を読んで「こういうのいいよね」となっている方々にぜひこちらの漫画もおすすめしたい。
「ああ、これは良いものだ」としみじみと呟き、大切な一冊として誰かに紹介したくなることでしょう。
図書館関係者 601014
お話としてはまだ序盤すぎて登場人物の背景もつかみきれないのですが、
こういう昔ながらの映画館が残っていたらいいのにな、と思いながら読みました。
都内ではほぼ消滅してしまった2本立てとかの映画館が懐かしくなりました。
いろんな過去を抱えていそうな主人公が今後どう変わっていくのか、
そこにこの映画館がどんな魅力を見せていくのかたのしみです。
メディア/ジャーナリスト 2102146
私自身が学生時代に、よくミニシアターに通っていたので非常に懐かしく拝読させていただきました。
いまい先生の温かみのある絵のタッチが、楓くんを優しく包み込む映画館の面々の雰囲気によく合っていて、心がほっこりいたしました。
レビュアー 944833
面白かったです。特に、映写機まわりのディティールが印象的でした。こういった細部はもう見られることの少ない光景だと思うので、ストーリー漫画の中で活きて動いているのが楽しく。かつてあった、そしてやがてなくなってしまうのかもしれない、映画と映画館という文化をできる限り記録してほしいと思いました。