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風車と巨人 表紙

風車と巨人

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刊行日 2026/07/06 | 掲載終了日 2026/07/20


ハッシュタグ:#風車と巨人 #NetGalleyJP


内容紹介

彼女は、真実を撮っているつもりだった。

「不老因子」の発見で脚光を浴びるがん研究者・嘉山宗弘。 彼を追う人気ドキュメンタリー番組「十一時の肖像」の撮影を始めた三田紗矢子は、やがて嘉山の成果の根幹を揺るがす研究不正疑惑に辿り着く。 否定する大学と告発する医師で証言は食い違う。 それでもカメラを回し続けるなかで、疑いは次第に“真実”の輪郭を帯びていく。 疑いを抱いたまま切り取られた世界は、どこまで現実なのか。

記録と虚構の境界が静かに崩れていく――。

【著者略歴】
岩井圭也 いわい・けいや
1987年生まれ、大阪府出身。北海道大学大学院農学院終了。2018年『永遠についての証明』で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞してデビュー。多彩なジャンルの作品を発表しており、近著に『サバイブ!』『真珠配列』『あしたの肖像』『拳の声が聞こえるか』がある。

彼女は、真実を撮っているつもりだった。

「不老因子」の発見で脚光を浴びるがん研究者・嘉山宗弘。 彼を追う人気ドキュメンタリー番組「十一時の肖像」の撮影を始めた三田紗矢子は、やがて嘉山の成果の根幹を揺るがす研究不正疑惑に辿り着く。 否定する大学と告発する医師で証言は食い違う。 それでもカメラを回し続けるなかで、疑いは次第に“真実”の輪郭を帯びていく。 疑いを抱いたまま切り取られた世界は、ど...

出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784087700640
本体価格 ¥2,400 (JPY)
ページ数 400

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誰かの心にも大小に関わらず存在する正義感の炎。彼女の心に灯った疑惑が、その炎を煽り私の心を揺らしていくようでした。
いいの?ほんとうに?と。
真実を暴くために使われる正義の剣が、別のものに手を染める術にもなり得る危うさに手に汗握ってしまった。

人は嘘をつく生き者だ。
相手を思っての優しい嘘、自己防衛の嘘、その場しのぎの嘘。彼と彼女のそれは何の為か。そこには一点の曇りも躊躇いもなかったのだろうか。
両者の胸の裡を行き来しながら、それは私にもないとは決して言えない恐ろしさを感じてしまった。
自分が見えている世界こそが真実、人の数だけあるのだ。
ああ、もう岩井さん凄いぞ!!

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