棚のタナカちゃん
作/戸森しるこ 絵/死後くん
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刊行日 2026/07/23 | 掲載終了日 2026/06/19
ハッシュタグ:#棚のタナカちゃん #NetGalleyJP
内容紹介
「私を買うなら物語もセットです」
しゃべる棚が語る雑貨の過去たち。それはやがて、わたしの運命とまじわる……!
夕暮れの路地裏、怪しげな「古道具屋小西」。
そこで家具を探す青年を待ち受けていたのは、人間の言葉を喋る奇妙な棚・タナカちゃんだった。
「私を買うなら、上の雑貨もセットです。ただし――彼らの《身の上話》を聞くことが条件」
泣き虫なクマの写真立て、二重人格の手さげ、姉妹の赤い帽子。
彼らが語る切ない「記憶」は、単なる昔話ではなかった。
青年の封印された過去と家族の運命があぶりだされたのは、単なる偶然だったのか、必然だったのかーー!?
数奇で優しい運命の物語。
●このユニークな童話は、こんな人におすすめです!
・悲しい過去を背負う友人を救いたい!
・小さいころの大切な記憶を思い出したい!
・自分をもっと愛したい!
・大事な人の願いをかなえたい!
・運命の出会いを待っている……!
●戸森しるこのイキモノガタリ・シリーズ、好評発売中!
『ねぎのねぎしくん』(絵:伊野孝行)
『窓のまどかさん』(絵:クリハラタカシ)
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作/戸森しるこ(ともり・しるこ)
1984年、埼玉県生まれ。武蔵大学経済学部経営学科卒業。東京都在住。『ぼくたちのリアル』で第56回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。同作は児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。2017年度青少年読書感想文全国コンクール小学校高学年の部の課題図書に選定された。『ゆかいな床井くん』で第57回野間児童文芸賞を受賞。その他の作品に『十一月のマーブル』『理科準備室のヴィーナス』『レインボールームのエマ』『すし屋のすてきな春原さん』『ぼくらは星を見つけた』『ひなまつりの夜の秘密』 (以上、講談社)、『トリコロールをさがして』(ポプラ社)、『しかくいまち』(理論社)、『れんこちゃんのさがしもの』(福音館書店)、『ジャノメ』(静山社)などがある。
絵/死後くん(しごくん)
イラストレーター/1977年生まれ東京在住
雑誌『POPEYE』(マガジンハウス)、書籍『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』(大野正人著/文響社)、絵本『ごろうのおみせ』(ごろう作/岩崎書店)、『いれかえことばクイズショー』(おおなり修司作/偕成社)、NHK総合『おやすみ日本』他、紙媒体をはじめとした様々な媒体でイラストや漫画を手がける。著書に漫画『I My モコちゃん』(玄光社)。絵本『ぽんちうた』(ブロンズ新社)。
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おすすめコメント
≪担当編集者コメント≫
面白い生き方を知りたい人、モノにも実は心があるんじゃないかと信じたい人にぜひ読んでもらいたい、子どもも大人もワクワクするおはなしです!
≪担当編集者コメント≫
面白い生き方を知りたい人、モノにも実は心があるんじゃないかと信じたい人にぜひ読んでもらいたい、子どもも大人もワクワクするおはなしです!
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★★★
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恐れ入りますが<講談社 児童書営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。
出版情報
| ISBN | 9784065432648 |
| 本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
| ページ数 | 79 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 1469440
ルビがない児童書。
もし私が書店員なら、井本千秋さんの隣に
本の表紙を見せて置く。
金曜夜19時の貴方に寄り添う。
その佇まいに、その声に、その存在に、
AIよりも知っていて、語らないのに通じて、見えないのにわかる。
久しぶりにオルゴールの音色が聞きたくなった。
運命、に出会える気がしてならない。
書店関係者 413556
児童書という枠に収まりきらない面白さがある。
古道具屋で出会ったしゃべる「タナカちゃん」。
物がしゃべる設定は、既出の二作でおなじみになった。
けれど、けれどだ。
今作はそこからさらに飛躍して「運命」にまで物語は進んだ。
森羅万象にやどる命。
大げさかもしれないが、この世の理を見せてもらったように思う。
子ども時代に手に取ったとして、人生とともに味わい深くなる一冊だ。
レビュアー 2090447
子どもの頃、モノには心があると思っていた。お気に入りのキーホルダーを落とした日は、「ごめんね」と本気で悲しくなったのを覚えている。
でも大人になるにつれて、モノはただの道具になった。思い出はあっても、心があるとは考えなくなっていた。
この本を読んで、そんな感覚が少し戻ってきた気がする。モノを“持つ”というより、“一緒に過ごしてきた存在”として見る感覚だ。
この気持ちを大切にしたい。
書店関係者 571250
会社帰りに偶然見つけた路地裏にある古道具屋。引っ越したばかりということもあってふらりと足を踏み入れた“わたし”を待っていたのは、しゃべる棚のタナカちゃんとその棚に陳列されているセット売りされている品々。タナカちゃんを買う条件として彼らの話を聞く“わたし”はそのうち語られる身の上話の方が気になっていき…。
各々の古道具屋へ辿り着いたエピソードが面白いのはもちろんなんですが、明らかになっていくタナカちゃんの出自や“わたし”との運命とあらわしたくなる関係。出会うべくして出会った感がとてもロマンチックで、まさか棚の話でこんなにときめくとは思ってもいませんでした!
図書館関係者 1038994
前作と同じ系統かと思ったら、いい意味で裏切られました。
強引なタナカちゃんと、押しに弱い主人公。
静かに深く受け止めてくれる主人公の優しさが読み手の心も穏やかにする。
大人が読んでもホッとする話。
それぞれのエピソードも、まさかのまさか。
買う運命でしたね。
レビュアー 503042
どんな物にもモノガタリがある
思い出のアルバムをめくり過去を振り返ると
切なさや悲しみに触れ
喜びや温もりを抱き
幸福や祝福に満ちている
心に深く染み渡り、多くの子供達に読んでほしい
オススメの作品です
深い名言の数々は人生において
とても大切に胸にしまっておきたいもので
自分も誰かに伝えていきたい
ラストは自然と表情が揺れた
レビュアー 946550
しゃべる家具や雑貨たちがそれぞれに抱えているちょっと切ない過去のお話。おもしろかったです。
ただの古い物だと思っていたアイテムたちに、実はこんなドラマがあったなんて。ホロリとさせられ、それがだんだんと主人公自身の人生や思い出とも不思議な縁で繋がっていく展開が素晴らしかった。自分の家にある古いモノたちも、何かおしゃべりしてくれるんじゃないかと思えるくらい。
あと、独特でちょっとレトロな挿絵もよかった。不思議な、でも、忘れられなくなる一冊でした。
レビュアー 781279
青年が「古道具小西」で見つけた手頃な値段の棚。
なんとその棚は人間の言葉を話し、しかもその棚に置かれている雑貨もセットだと言う。そして雑貨たちの身の上話を一つ一つ聞くことに。
雑貨たちの切ない記憶。
しかも、その棚と棚の雑貨たちは青年と出会う運命だったとしか思えない話だった。
自分の大切なものを手放すのは切ない。
もらっても趣味に合わないからと手放すモノもある。
あれ?私が手放したモノたちもこんな思いを抱えていたのかも?そんな思いになりました。
手放したモノが必要な人に届いていたらいいなという気持ちと、自分が本当に気にいって日々使っているモノを大切にしたいと思いました。
これから何かを買うときも、自分が気に入ったモノ、自分が本当に欲しいと思ったもモノを買いたいなとも思います。だって雑貨たちが語るような切ない思いをさせたくないですからね。
そしてラストのページで、棚の横の袋の中のものはもちろん、このシリーズのあの方ですよね?
雑貨たちの記憶は切ないけれど、身の回りの人や、身の回りのモノを大切にしたいと思える、とっても素敵なお話でした。
レビュアー 838317
児童書ジャンルの本だけれど、これは夜ドラで話題になった「ひらやすみ」が好きな人は刺さる。と、思う。
とある町に引っ越してきた男性が、帰り道にふと気が向いて古道具屋さんに立ち寄る。ここまではいたってふつうの設定。
そうしたら、エブリデイマジックの扉が開いたのです。違和感なく入り込める、非日常の空間の心地よさ。
子どもも大人もこういうのはたまりません。語られる物語のあちこちに、外国の香りもただよい、大人の私はちょっと子ども時代にタイムスリップした感覚で、知らない外の世界の雰囲気にあこがれながら読んでしまう。それでいて、挿絵が純日本的で、ぶたの貯金箱のファンになりました。
うちにもタナカちゃん、来てほしい。
レビュアー 1937833
ユーモアのセンスと、ちょっと不思議な雰囲気が好き。しんみりする話がありつつ、主人公が優しくてほっとする。
帽子の話で、好きな物は似合う似合わないじゃなくて、ただ自分の所にあるだけで幸せになれるのは、確かにそうだなあと思う。素敵な考え方。
出版事業関係者 2037568
心がすっごく癒されました。SNSの写真や動画が活動的な時代の中で、お話を読んで文字に癒された!という感覚が久しぶりにありました。
読んでみたくなる表紙と表紙に負けない温かくてユニークな内容。
気づいたら本の世界に引き込まれて、大切な感覚をそっと思い出させてくれるような、気づかせてもらえるような時間になりました。
素敵な一冊です!
レビュアー 752611
シリーズ3。これまでとはぐっと趣を変えてきました。「小道具屋小西」の鄙びた、いかにも訳ありの佇まい。そこに閑かに置かれていた棚のタナカちゃん。タナカちゃんの棚に載っていたものたちの来歴。ひとつひとつ知っていくにつれ、聞き役の青年と読み手のわたしが重なっていくような感慨に襲われた。古いもの、人と関わったものには記憶がある。切々と語られる思い出にのっぴきならない定めが見える。青年タナカちゃんとの奇跡のような邂逅は「夕焼け色の帽子」で決定的になった。ラスト2ページでイラストでその後をみごとに描き切っているのも好ましかった。出会いは必然だったのでしょう。青年の新しい暮らしが幸せそうでほっと胸をなでおろしました。