檻の中のルフィ
闇バイトを生んだ者たち
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刊行日 2026/06/22 | 掲載終了日 2026/06/23
ハッシュタグ:#檻の中のルフィ #NetGalleyJP
内容紹介
\\本書プレゼント企画!//
「闇バイトを生んだのは私たちです」
東京拘置所の静まり返った一室で、犯罪集団の最高幹部の一人は著者に打ち明けた。
SNS上の「闇バイト」で集めた実行犯たちにフィリピンの収容所内から指示を飛ばし、自らの手を汚すことなく特殊詐欺と強盗を繰り返した「ルフィグループ」。
マスコミ各社がこぞって取り上げる重大事件を引き起こしながら、メンバーたちは巨額の犯罪収益で得たカネを原資に、異国の地で我が世の春を謳歌する。
家賃数百万のコンドミニアムで暮らしながら数千万円の高級車を乗り回し、警察を買収することで摘発から逃れ続けてきた。
だが、死者を産んだ凄惨な「狛江強盗致死事件」の発生を期に、「ルフィ」を名乗る主犯格を含む4人の指示役の存在が捜査線上に浮かび上がっていく。
仲間内での裏切り、拷問。
捜査当局への億単位の賄賂に、敵対組織との過激な抗争。
組織の最高幹部らが初めて明かした、「ルフィグループ事件」の全真相!
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★★本書プレゼント企画★★
『檻の中のルフィ 闇バイトを生んだ者たち』にレビューを投稿してくださった方の中から抽選で3名様に本書をプレゼントいたします!!
詳細は販促情報をご確認ください。
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著者/栗田シメイ(くりた・しめい)
ノンフィクションライター。1987年、兵庫県生まれ。広告代理店勤務、ノンフィクション作家への師事、週刊誌記者勤務などを経て現職。スポーツや政治、経済、事件、海外情勢などを幅広く取材する。著書に『コロナ禍を生き抜く タクシー業界サバイバル』(扶桑社)、『ルポ 秀和幡ヶ谷レジデンス』(毎日新聞出版)など。
出版社からの備考・コメント
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おすすめコメント
≪担当編集者コメント≫
「ルフィグループ」の名前が広く知れ渡った一方で、彼らが特殊詐欺組織から凶暴な強盗団へ変質していった過程など、事件の詳細はこれまで明らかになっていませんでした。
本書は「1社1人にしか話さない」という条件のもと獄中から独占取材に応じた最高幹部の証言や、事件に関する裁判の記録などを基に構成されています。
著者は昨年刊行の『ルポ 秀和幡ヶ谷レジデンス』が大反響を呼んだ栗田シメイ氏。
気鋭の書き手による怒涛の「クライム系」ノンフィクションに、ぜひご注目ください。
販促プラン
★★本書プレゼント企画★★
『檻の中のルフィ 闇バイトを生んだ者たち』にレビューを投稿してくださった方の中から抽選で3名様に本書をプレゼントいたします!!
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みなさまのレビューを楽しみにお待ちしております。
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・応募期間終了後、当選者へはメールにてご連絡いたします。
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著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
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★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065412954 |
| 本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
| ページ数 | 277 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 781279
最近のニュースでは「トクリュウ」関連の事件が連日報道されています。
そのたびに普通に暮らしている人が、なぜこんな被害に合わなければならないのかという感情が湧き上がります。
それと同時に逮捕される犯人グループのなかに、多くの若い世代が加担していることにも驚きます。
今、報道されるトクリュウ事件の数年前に、日本中を震撼させたルフィ関連事件。
かけ子の「山田」と幹部の「小島」との面会や手紙を通じてルフィグループと、事件の真相に迫るノンフィクション。二人の言葉はあまりにも生々しく、嘘と真相が巧みに混ざり、聞く立場を変えればもしかしたら私も被害にあっていたかも?と思えるほどの内容でした。
なぜ闇バイトの応募者が途切れないのか小島が語る「興味のある情報以外は目に入らない人が応募してくる。今の社会を反映するように、自分に都合の良いことしか知ろうとしないわけ。(28ページより引用、以下略)」という言葉がとくに印象的でした。
なぜトクリュウ事件が続くのか、なぜ闇バイトがなくならないのか、憤りながらニュースを見ている私にとって納得する言葉でした。
なぜフィリピンに拠点を移したのか?
フィリピンでの暮らしも詳細に語られています。
ルフィという名前ばかりが先走り、報道は過熱していたのにその人物たちの役割を知りませんでした。
幹部やかけ子たちの役割や、犯罪の手口が詳細に描かれています。
被害にあった方の言葉は辛く胸が裂かれそうでした。
かけ子の言葉に誘導され情報を話してしまえば、誰もが被害者になり得るでしょう
闇バイトだと知らずにSNSの求人に応募したら、加害者にもなり得るかもしれません。
誰もが被害者にも加害者にもなる時代だからこそ、彼らの巧妙な手口を知り自分と家族の身を守るためにも読んでほしいです。
闇バイトを生み、被害総額60億円の凶悪事件を数々と起こした、『ルフィグループ』の戦慄ルポルタージュ。
正に、事実は小説より奇なり。
令和のツールであるSNS等を駆使したやり口は、驚異であり、軽い気持ちで初めてしまい、巻き込まれる若輩者たちへの危機感管理意識が、早急な課題と感じさせられた。
明日は、我が身である。
レビュアー 1114213
「やっぱり社会は人を差別するものなのだ。最初からこの世から、消えろ、と私達は言われている」
自らをルフィと自称し、詐欺や強盗を繰り返しフィリピンで豪遊していたグループの生い立ちや実態を追ったノンフィクション。
恵まれない環境から社会に適応できず、認知の歪みも見られる彼らの罪の本質とは。
レビュアー 483617
老後の貯えをまるでルーチンワークをこなすがの如くむしり取って行く特殊詐欺グループ。その内幕の全容を知る事ができた。人はこんなにもモラルが麻痺して行き非道になれるものなのか。ただ一人ひとりを見ると何もかもがはちゃめちゃな人間ではない。リーダーとなる者の人心掌握、コミュニケーション力は相当なもの。また資金管理をする者は簿記やパソコンの資格取得にも精を出している。つまりどんな悪事であっても目的達成にはそれなりの学びをしているのだ。
カジノの豪遊、複数の高級車取得など、欲望を満たすなら。強盗も辞さない。金になるならなんでもやる。もう感情が完全に麻痺している。「個人の人としての能力、他使えなかったのか」は最後裁判官の言葉。
レビュアー 1604179
強欲の果て、ルフィ広域強盗の後も止まない事件。一つの集団を崩壊させたとして、数多ある組織犯罪のほんの一部である。事件は頻発し続けており、日本は既に詐欺大国になってしまっている。高額報酬だけで飛びつく若者が多く、いくらでも駒は増やせるという。情けもなく騙し合い、潰し合う世界。育ちから海外へ渡るまで、詐欺や窃盗が強盗致傷に変化する過程までが克明に記録されており、現状把握ができる。裏社会に容易に足を踏み入れる若者を踏みとどまらせるため、犯罪者の心理を詳細に描写した記者に頭が下がる。被害者の苦しみは計り知れない。
図書館関係者 603863
世間を震撼させた「ルフィ」と名乗る人物を中心とした犯罪グループの実態を、当事者たちへの取材で明らかにしようとしたノンフィクション。
関係者それぞれの性格や考え方、関係性なども詳しく描かれている。
まさにビジネス感覚で犯罪が行われていたことに、改めて恐怖を感じた。
「ボス」たちの豪遊ぶり、国をまたいだ組織運営にも驚いた。
現在も残党が多く暗躍を続けており、被害はとどまるところを知らない状況。
一筋縄では行かない捜査の難しさも痛感し、さまざまなことを考えさせられるドキュメントだった。
書店関係者 1907254
『檻の中のルフィ』を読んで、まず驚いたのは「ルフィグループ」と呼ばれた特殊詐欺組織の実態が想像以上に具体的かつ詳細に描かれていたことだった。
私はこれまで、特殊詐欺が社会問題になっていることや、警察官などを装った詐欺が多発していることは知っていた。しかし、どこか自分とは無縁の世界の出来事のように感じていた。本作は、その遠い存在だった詐欺師たちを一気に現実の人間として感じさせる力を持っていた。
作品では、SNSを利用して特殊詐欺や強盗を繰り返した「ルフィグループ」の全貌だけでなく、組織内部の人間関係や運営方針、デジタル化された犯罪システム、詳細な犯行手口、さらにはメンバーの訓練方法にまで踏み込んで描かれている。
特に印象的だったのは、詐欺師たちの能力の高さである。彼らは単なる犯罪者ではなく、「話術に長ける」「異常なまでの記憶力を持つ」など、高い能力を犯罪に利用していた。読めば読むほど、詐欺師たちが現実に存在する人間として立ち上がってくる感覚があった。
なかでも「清々しいまでの詐欺師」という表現が強く心に残った。一般的に詐欺師には胡散臭いイメージを抱きがちだが、本作に登場する人物たちはむしろ不自然なほど自然である。だからこそ恐ろしい。「これは騙されるかもしれない」と感じさせる説得力があった。
また、犯罪に加担する若者たちの心理についても考えさせられた。金銭目的だけではなく、ゲームの攻略やミッション達成のような感覚で犯罪を繰り返している者もいる。被害者の人生を壊しているという実感よりも、達成感や刺激を優先してしまう感覚が描かれており、その危うさが印象的だった。
本作は、闇バイトに興味を持つ可能性のある若い世代にこそ読んでほしいと思った。SNS上では「簡単に稼げる仕事」のように見えても、その先には逮捕や実刑だけでなく、人生そのものを失うような結末が待っている。本書はその現実を具体的に伝えてくれる作品であり、犯罪への入り口に立った人が踏みとどまるきっかけになり得ると感じた。
さらに私は、この作品を読みながら自分自身についても考えた。詐欺グループのメンバーの中には、家庭環境や生育歴に問題を抱えていた人も多く、子ども時代の環境だけを見れば、自分と共通する部分も少なくなかったように思う。
しかし、私は彼らと同じ道を選ばなかった。
もちろん、私にも怒りや競争心はある。逆境への反発や「見返したい」という気持ちもあった。しかし私が望んだのは、人を支配したり騙したりすることで勝つことではなかった。
暴力や支配によって自分の価値を確かめる人たち。私は子どもの頃から、そのやり方だけは絶対に真似したくないと思っていた。勝つならば、まったく違う方法で勝ちたいと思っていた。
そのため本作を読んで感じたのは、「環境が悪かったから犯罪者になった」という単純な話ではないということだ。同じような苦しみや怒りを抱えていても、どの道を選ぶかは人によって違う。
私が闇バイトや詐欺に加担する人間にならなかった理由を考えると、最終的には人間性の問題に行き着く。環境の影響は確かに大きい。しかし、それだけでは人生は決まらない。傷ついた経験を、人を騙すための力に変えるのか、それとも自分を高めるための力に変えるのか。その選択の積み重ねが、その後の人生を大きく分けるのだと感じた。
#檻の中のルフィ
#NetGalleyJP
図書館関係者 831903
今まで、新聞やオンラインなどで記事を読み、
バラバラと、漠然と知っていたつもりになっていたこの事件が、
この本を読むことによってつながった。
こんなモンスターたちが生まれてしまったのは家庭環境のせいなのか?
社会のせいなのか?
時代のせいなのか?
何の罪の意識もなく、お年寄りの大切な貯えを、
一瞬にして奪うことができる気持ちが理解できない。
巧みに多くの人たちを騙しながら、
”ルフィ”を名乗る子供じみたところに、
得体のしれないとんでもない恐怖を感じる。
多くのことを考えさせられる1冊だった。
書店関係者 1414892
世間を震撼させた特殊詐欺グループ。主犯格が世界的人気マンガの主人公の名前を利用していたとの報道を見て、作品への冒涜であると嫌悪感を覚えた人も多いだろう。そのネーミングが災いしてメディアの報道が加熱し、世間からの注目を集め、詐欺グループの仲間内からも責められていた、との本誌の記述には、なんとも言えない皮肉を感じる。
詐欺によって得た巨万の富と豪遊の日々。詐欺が立ちいかなくなれば、強盗に手を染める。犯罪、暴力、金銭感覚、倫理観…全てにおいてタガの外れた振る舞いに、言葉を失った。そもそも世間に受けられてこなかったという認識ゆえ、他者を慮るという思考がなく、むしろ世間に復讐してやろうという意識さえ持っている。だから、はなから罪悪感もない。犯罪をするのが当たり前の環境、裏切った際のグロテスクな報復、莫大な成功報酬。その中で感覚が麻痺し、エスカレートしていくのは自明だろう。
つくづく、同質性が高く閉鎖的な集団というものは恐ろしい。外部から見ればどれほど異常だとしても、内部ではそれが罷り通ってしまう。全く規模も性質も異なるため引き比べるのも憚られるが、その本質的な側面については、著者の前作とも通じるものを感じた。
殺人にまで発展した事件。犯人たちが罪を償う事は当然として、そもそもこのような事件が起きないよう、未然に防ぐ手立てはないのだろうか。簡単な事ではない事は分かっている。だからこそ、社会全体で考えなくてはならないと思う。
ある中心メンバーは、10代の頃にバイト面接で「ウチは普通の人しか雇えません。あなたは努力ができなかったダメ人間ではないですか」と言われ絶望したという。多数派に属する経歴でないとしても、スムーズに順応できないとしても、その人を否定せず、社会に包摂していくにはどうしたらいいのだろう。誰かを爪弾きにする事は、その人の人権を踏みにじるのみならず、いつか社会に跳ね返り、他の誰かの人権をも傷付けるだろう。有罪判決を受けたあるメンバーは、「できる事なら、私達が作った組織が破滅する事を望みます。これ以上被害者を作らないために」と語ったという。このような犯罪を繰り返させないために、私たちは何から始めたらいいだろう。
レビュアー 1497848
特殊詐欺事件のひとつであり凶悪化したグループのノンフィクション。既にグループの幹部たちは逮捕されているが彼らが何をしてここまでに至ったのかが記されている。読んでみて呆れるやら憤るやら。明らかに暴力や殺人に対しての境界線が軽く超えられてしまっている。若者たちも闇バイトに手を染め犯罪を易々とこなしてしまう。犯罪への意識が低下している。カネさえ手に出来れば!を合い言葉に名前も知らない者同志が家を襲い強盗事件を起こす。後先を考えることすら出来ない馬鹿が増えている。もはやファッションの一部なのか!?最近の事件には更正など有り得ない所まで来てしまっていると思わずにはいられない。有期刑の判決には承服しかねる事件が増えつつあることを司法の世界の人間は知るべきである。世間の感覚の方がアップデートは早い。司法改革は遅れてる。オレオレ詐欺が生まれて四半世紀。この国の司法は対策の遅れをどう言い訳するのか?遅れがこんな形で進化し強盗殺人事件にまで発展してしまった。司法は亡くなった人の墓前に問いかけてみて欲しい。無期懲役または死刑。この法廷刑が作られた目的を今一度話し合うべきだ。検察官は無難な刑期を求刑し、裁判官は安全な位置から判決を言い渡す。もっと自分ごととして仕事をして欲しい。自分の身内が強盗殺人の被害者になる未来を。出所した首謀者たちが再び世に放たれる世界を想像せよ!この事件から学ぶことは多々あるだろう。これからの四半世紀をどうするのか、我々は自主防衛の手段さえ突破され身の危険を感じながら生きていくことだろう。明日は我が身…この言葉が身にしみる。