逆鱗
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刊行日 2026/06/22 | 掲載終了日 2026/06/23
ハッシュタグ:#逆鱗 #NetGalleyJP
内容紹介
★★第68回メフィスト賞受賞!!★★
探偵、刑事、暴力団ーー愛と怒りが東京を壊す。
息もつかせぬ暴力。胸を引き裂く純愛。
新宿区百人町の探偵・氷川凜(ひかわりん)。
彼女のもとに、やくざに追われる女子高生が逃げ込んできた。
兄の隼斗が暴力団事務所に火を放つ現場に居合わせ、その罪を着せられているという。
凜は幼なじみの元マル暴刑事・赤峰重樹(あかみねしげき)を呼び出すが、時を同じくして、河川で男性の頭部のみが見つかる連続死体遺棄事件が発生する。
東京を支配するヤクザと、中国からの復讐鬼、そして殺し屋。
「女は男に勝てないって、誰が決めたの」
「警察官は必ず犯罪者に勝たなくてはならない」
血で血を洗う極限の抗争の中、ゲキとリンは大切なものを守り抜けるのか。
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著者/在嶋 満(ありしま・みつる)
2001年生まれ。神奈川県平塚市出身。法政大学大学院理工学研究科在学中。『逆鱗』で第68回メフィスト賞を受賞しデビュー。
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★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065438787 |
| 本体価格 | ¥1,950 (JPY) |
| ページ数 | 347 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 781279
暴力団に追われているという女子高生の瀬菜が、探偵の凛のところにやってくるところから始まる。凛は幼馴染で刑事の赤峰を呼び出すところから始まる。
探偵、刑事、中国からと、物語は多視点から語られていく。
どう繋がっていくのか?どう彼らは関係していくのか?
最初は全く繋がりが見えず、少しずつ欠片が繋がっていき先が気になり読む手を止められなかった。
読み終えてこんなに辛い思いが残るとは思いもしなかった。
大切な人を思うからこそ、彼らは自分の手が汚れることも構わず暴走し、その果てに連れて行かれた。善悪では語れない彼らの愛があった。
骨太な物語で読み応えがあった。
レビュアー 513020
探偵業を営む氷川凛。偶然舞い込んできた高校生カップルから依頼。女子の兄を探して欲しいという依頼は凛をスリリングな展開に誘っていった・・。
刑事、探偵、犯人と三者三様の視点で描かれる中で、刑事、探偵はほぼ同じ目的で動き、暴力・異様な緊張感が溢れるのに対し、犯人側では激烈な暴力な同様としても哀しい現実と切ない感情までもが追加され、着地点の予測困難さを後押ししてくる。また暴力団や半グレといった裏組織、薬物、貧困と社会の闇の部分に切り込み、さらには国境を越えてでの繋がりで物語に厚みをましている。
事件の意外な構造に驚きを禁じ得ない、アクションサスペンス。
メディア/ジャーナリスト 448563
メフィスト賞というチャレンジングな賞から2000代生まれの新しい才能が生まれる。老舗の講談社が出版不況の中、新しいサバイバルを模索した成果の一つだ。
老舗には歴史と信頼というアドバンテージがある。しかし硬直化というネガティブな要素もある。それら全てを合わせ呑み、サバイバルの象徴としてメフィスト賞がある。これはラノベからハードボイルド、ファンタジー、歴史、SFなど全ての小説ジャンルをエンタテインメントというカテゴリーで統一する賞だ。だから面白い。だからヘンな才能が現れる。ちょっと前の「死んだ山田と教室」も「ゴリラ裁判」もものすごくヘンな小説だった。他に類を見ないという言葉がふさわしい孤高の作品。そんな小説を発掘できるのがいい。
今回はジャンルの異なる5作品が受賞しているとのこと。実に素晴らしい。荒削りでもいいから突出したヘンな小説が読みたい。そんな読書フェチの無謀な要求にきちんと答えてくれる。ありがたや。
他の4作品、もう発売されているものもあれば、これからのものもあるようだ。いずれにせよ全てに目を通さなければならない、読書好きとしては。
この作品はスケールの大きなハードボイルド。まだまだ荒削りで未完成なところもあるが、少なくとも次作を見たいという気持ちにさせてくれる魅力がある。昔のアクション映画みたいな不思議な魅力だ。
まだまだ25歳。将来は無限に広がっている。
レビュアー 588110
東京の街を女探偵と男刑事が駆け抜けるハードボイルド・ミステリ。目下すべての元凶と目される隼斗の目的は何なのか、予想しながら読み進めていきました。凜と重樹の地道な捜査で徐々に事件の輪郭が見えてくるじっくりとした話運びに心を掴まれます。時折派手なアクションが入るのも鮮やかで、目を惹く美貌を持ちムチをしならせ戦う凜の姿に早くも映像化を期待する自分がいました。ある社会問題とも密接に絡む重厚な世界観を書き切る筆致が達者で、若い新人のデビュー作とは思えない完成度です。クライマックスで明かされるとある真実には思わず「えっ!」と声を出してしまいました。エピローグにはシリーズものとして続きそうな気配もあり、凜たちの物語をまだまだ読んでみたいと思わされました。
書店関係者 1052272
逆鱗/在嶋満 講談社
【要約】
もんのすごいバイオレンス
猪突な刑事、重樹(ゲキ)&猛進な探偵、凛(リン)の2人がある犯罪を追っていく中、
ある悲劇が生み出した復讐心が結びついてきて…。
カーチェイス、銃撃戦、殴り合いのバトルてんこ盛り、
ハードボイルドすぎる展開に大満足。ラスト惚れた
#読了
【感想】
中国残留孤児の少年が、好きな女の子と、
奴隷のような生活から抜け出すためにもがいている
バックストーリーに心をもっていかれました。
それが、バイオレンス一直線な物語に深みが加わって
本当に読み応えがあって楽しめました。
現実味なんか、どこかに置いていったような
清々しい程のバトル!バトル!バトル!。
やるならとことんな作風に、痺れました。
こういう小説もたまには良い、スカッとしました。
ラストシーン良かったなぁ。
あのセリフには痺れたし、ハードボイルドに決めるゲキ&リンも最高
勧善懲悪ではない、信念と信念がぶつかり合う深みのある物語でした
素敵な物語をありがとうございます。
レビュアー 1446986
面白いサスペンスでミステリーだった。けど、これがメフィスト賞と言われると少しモヤモヤ。面白かったけどメフィスト賞と期待して読むと違った。新宿で探偵をしているリンと元組対で現所轄刑事のゲキが、少女を助けてその兄を探す話。中国の貧困層、残留孤児の話や東京のヤクザ、半グレの話と社会派な要素もあるし、しっかりミステリーでもあって読み応えは十分。
レビュアー 1114213
「生きてるから、覚えてるから愛なんだ」
新宿百人町の探偵事務所の所長を務める凛。
中国残留孤児を兄にもつ赤峰。
暴力団の派閥争い。
メフィスト賞にしては珍しいハードボイルド。
リーダビリティが高い快作。