女の子未満
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刊行日 2026/06/23 | 掲載終了日 2026/06/24
ハッシュタグ:#女の子未満 #NetGalleyJP
内容紹介
桃の天然水、『姫ちゃんのリボン』、PHS、ルーズソックス。
昭和、平成の不安定な時代を生き延びて、私たちは大人になった――。
当時の空気感がひりひりと痛く懐かしい、共感度100%の居場所探しの自伝的エッセイ集。
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著者/鈴木涼美(すずき・すずみ)
1983年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学卒。東京大学大学院修士課程修了。小説第一作『ギフテッド』が第167回芥川賞、第二作『グレイスレス』が第168回芥川賞候補。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』『愛と子宮に花束を 夜のオネエサンの母娘論』『おじさんメモリアル』『ニッポンのおじさん』『往復書簡 限界から始まる』(共著)『娼婦の本棚』『8cmヒールのニュースショー』『「AV女優」の社会学 増補新版』『典雅な調べに色は娘』などがある。
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★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065437384 |
| 本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
| ページ数 | 171 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
書店関係者 1060763
昭和の、今では見られなくなった文化を垣間見ているようで、ノスタルジックな世界がヒリヒリと感じられました。若い人にもそうでない人にも読んでほしいです。はじめて著者の本を読みましたが、他の作品もぜひ読んでみたくなりました。
人生いろいろ、男も色々。女だって色々♪何がすごいって本人も去ることながらご両親。イギリスに駐在するくらいの所謂エリートさんが娘にここまで寛容なんてすごい。自分の娘だったら首根っこ捕まえてもちゃんとした仕事につかせそう。でもその経験をもとに本を出版する。結局人生は色々経験したもん勝ちなんだろう。
書店関係者 1034604
鈴木涼美さんの小説が好きで、エッセイにも興味を持った。同世代のため共感出来る部分も多いからこそ、全く違う環境、経験したことのない世界の話が興味深かった。私なら人生を三回やり直したとしても成し遂げないような濃密な人生が、流麗な文章で紡がれている。
教育関係者 468529
自分の人生を自分の意思で生きること。著者はこれを体現している。
私学の小学校で「マリア様のこころ」などを歌い、シスターやクラスメートの「良き心からいずる偽善」に触れ
また、父親のサバティカルで滞在したロンドンで、人間の感情は国籍は関係ないことを体得。
おそらくそのあたりから、現在にいたるまでの道が生まれたのではないか?
平成の懐かしい空気と、あの頃から発生しはじめた多様なものの見方。
それらが渦巻くなかで、自分の人生を歩んでいる著者は、文章を書くことでその視点を私たちに共有してくれている。
おそらく「書きたかったことってこれだけじゃない」部分がたくさんあるのではないかな?などと穿った見方をしつつ
今後の著者の著作にもさらに期待が高まる。このエッセイをきっかけに、著者から出てくる文章、言葉に触れていきたいと
感じた。
メディア/ジャーナリスト 448563
大学院まで通い、日経新聞の記者として活躍、一方ではAV女優として活躍していた。そして今、作家としてさまざまな作品を手掛けている。
そんな作者はどう醸成されてきたのか。その生活を知りたくてこの本を読ませてもらった。
この本を読んで思い出したのは、前に話を聞いたある舞台女優のことだ。
彼女は割と裕福な家庭に生まれ、誰もがその名を知る高貴なお嬢様学校に幼稚園から通った。父親の仕事の関係で、中学生の頃に一家でイギリスに移り、日本に戻ったのちに、独立して仕事を始めた父親が事業に失敗。一気に貧乏生活になったという。高校卒業後は大学には行かず、ある劇団に所属。夜のバイト生活をしながら板の上に立ち続け、テレビやCMにも出るようになったが、若くして病気で亡くなった。
その女性も、どこか人生を達観し、覚めた感じだった。同じ匂いがこの本からも漂う。
人生は、多様であればあるほど素晴らしい。いろいろあった人の方が絶対的に魅力的。
そんなことを考えた。