自分の頭で考える
世界をもっとおもしろくする方法
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刊行日 2026/07/14 | 掲載終了日 2026/07/16
ハッシュタグ:#自分の頭で考える #NetGalleyJP
内容紹介
「自分自身の思考」を大切にし、日々研ぎ澄ませている次世代の発信者30名によるアンソロジー書籍。
最近、自分の頭で考えてますか?
・AIに相談しないと、物事を決められなくなっている。
・タイムラインのおすすめ動画を、ただ受動的に見続けてしまう。
・「あなたはどう思う?」と聞かれるのが、一番怖い。
タイパ(タイムパフォーマンス)が重視される現代。しかし「効率」を求めるだけでは、予想を上回る答えやアイデアは見つけられません。AIやアルゴリズムに依存せず、自分自身の力で納得のいく決断を下すために、今一度「思考」に立ち返ってみませんか。
次世代のトップランナー30名が「考える」ことを本気で考えた思考のヒント集。
【執筆者一覧・50音順】
蒼井ブルー(文筆家・写真家)、浅見めい(くれいじーまぐねっと)、一力遼(囲碁棋士)、岩尾俊兵(経営学者)、鬱先生(まじめにヤバシティ)、梅原裕一郎(声優)、榎本紀子(デザイナー)、大瀬戸陸(漫画家)、カンザキイオリ(ボカロP)、篠原かをり(文化昆虫学者)、柴田聡子(シンガーソングライター)、shu3(ゲーム実況者)、スマイル(ゲーム実況者)、背筋(作家)、武田紘樹(理論物理学者)、谷川嘉浩(哲学者)、Chilla's Art(ゲームクリエイター)、角田夏実(柔道家)、ところにょり(ゲームクリエイター)、浪岡真太郎(Penthouse)、難波優輝(美学者)、長谷川あかり(料理家)、林田洋平(ザ・マミィ)、密か(ライター)、的野美青(櫻坂46)、むつー(TRPG配信者)、邑田(漫画家)、安田現象(アニメーション作家)、山野弘樹(哲学者)、ロウアイキュー(動画クリエイター)
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★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065441183 |
| 本体価格 | ¥1,200 (JPY) |
| ページ数 | 127 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
書店関係者 472079
自分で考えるってどういうことなのか。
そもそも、自身の思考方法は正しいのか。
そんな難しく固まった心を解きほぐしてくれる、
知的好奇心がきらめくエッセイ・アンソロジー。
各業界で活躍される30名の視点と行動に、
「そんな発想があったんだ!」と鮮やかに開眼するようです。
AIに聞く時代だからこそ見つめ直したい、思考のエッセンスがぎゅっと詰まっています。
自分の心で想いをめぐらせた過程における発見や認識が、
各執筆者の言葉を通じて静かに伝わってきました。
それぞれのエピソードにふれるたびに、新たな何かが開かれていく感覚が込み上げます。
時にシンプルに、時にカジュアルに、そしてポジティブに、考えることへの楽しさがあふれています。
苦しく難解だと構えず、自分のペースで思案を深めていく中で、
世界がもっとおもしろくなる秘密が隠れているのだと気づかされました!
レビュアー 1469440
2026年を象徴する一冊になるだろう。
寄せられた書き手の多くを私は知らなかった。
タイトルと著者名を一瞥し本文に向かう。
一度や二度ならず、言葉に射られた。
文末のプロフィールで出所を知る。
泥臭くてかっこいい。
「面白いものは狂気を感じるほどの非効率から生まれる」
これこれ、こんな言葉に出会える。
理論物理学研究者さん
しんどいって言ってくれてありがとう。
ゲーム実況者の石磨き。
欅坂三期生の地図を広げるための唯一無二。
長谷川あかりさんの、かつてタレントだったからこそ。
柴田聡子さんの、なんとしてでもやりたいという
夢の熱情の根源。
わたしは、ティラノサウルスの香りをまだ知らない。
明神水産のわら焼きかつおの塩たたきを
食べたことがない。
彼等の思考回路は、人生のやめどきを見失わせる。
考えるという至福を
AIに奪われるところだった。
手間ひまかける至福を
タイパにかすめ取られるところだった。
とりあえず、掃除機をかけようじゃないか。
それからだ。
レビュアー 1604179
何かをやるには自分で考えるしかなかった時代はついに終わり、質問すれば大抵のことはすぐに解決できるようになった。質問力を磨けばさらに便利になるだろうが、どこへ行くにも何をするにもスマホが傍らにあるように、今までの苦労を人間は忘れてしまうもの。個性は失われつつある。思考を研ぎ澄ますことがどれほど大事か試されている。次世代の発信者30人は何を考えているのか、各人数頁で語られている。あえて不便さを求め歩くこと、流れてきた情報ではなく自身から生み出た疑問を探求することが大切。思考することの面白みを忘れてはいけない。
レビュアー 530109
AIって便利だよね、質問すれば何でも答えてくれるし、キーワードさえ与えれば文章も書いてくれるし、今日の献立も考えてくれるし、時には恋愛相談にも乗ってくれる。その程度のつき合い方ならいいんだけど、かなり大事なことまで頼ってしまう人が増えてるらしい。「チャッピーは親友です」なんてセリフを本気で言う人がいるってことは、「AIしか頼れる相手がいないないのか?」ってことなのよね。
この本に登場している人たちは、みんな若い人だけど、AIがどんなものなのかをちゃんと考えていて、「適当に利用する」だったり「自分にはいらない」だったりしています。
知識というのは、単に知ってるのではなく、理解する、自分のものにするというところが大事なんだということを、ちゃんとわかってるから。
こんな風にちゃんと考えている人たちがいる一方、なぁんにも考えないでAIの言うなりになってしまう人の方が多いんだろうなぁと思うのです。だって、日本人って空気読むし、はやり物が好きだし、疑うことを知らないんだもの。
レビュアー 529296
このタイトルを見ると、思考のコツといったようなことを教えてくれるものかと思ったが、ちょっと違う。色々な分野の人が「自分の頭で考える」というテーマで書いたエッセイ集だと思った方がいい。とはいえ、同じテーマでその人のバックグラウンドにより、色々書くことがこんなに違うというのも面白い。AIの話が多いのはいかにも今風といったところか。
レビュアー 445470
本書のように、複数の方が一つのテーマについて語る本をはじめて読みました。
もちろん、知っている書き手もいれば、まったく知らない書き手の人もいました。
一つのテーマであっても、誰一人として同じ話はないことを改めて認識させられた。内容もさることながら、文体といいますか、語り口も実に様々。
「私だったら、”自分の頭で考える”について何て書くかな?」なんてふと思ったけれど、短い文章だとしても、自分の考えを文章として目に見える形にするということは、とても難しい作業だと感じる。言うなれば、頭の中にある、まだ言語化されていない”ナニカ”を、他の人が分かるように言語に「翻訳」してあげること。これが「考える」の一側面ではないかと感じました。
最後に、私が気に入って手帳に書き写した言葉を紹介します。
「途中式が書き残されているからこそ、何度でも自分の思考を検算できる」(P.61)
⇒「検算」という言葉選びに共感できました。
「正解に近づくこと以上に、自分がどう考え、どこで迷ったのかを可視化して、一歩先へ進むことが大切」(P.61)
⇒結果ではなく「プロセス」ことが大事という指摘に激しく同意。
「考えるとは《中略》すでに自分のなかにあったものに気づく行為である《中略》私はよく自分の知らなかった自分に出会うことがある」(P.62)
⇒私にも思い当たることがあります。昔の手帳を振り返ってみると、”自分の知らなかった自分”に出会えることがあります。
「考えるということは、対象を言語化することではない。言語化という道具を使って、「それ」としか呼べないような言語化不可能な領域を探り、『問い』を立てること」(P.14)
「自分の中に生まれた問いを簡単に手放さずに抱え続け、その問いと向き合いながら、自分自身との関係を少しずつ構築することにこそ意味がある」(P.62)
⇒まさしく私も常々思っていたけれどなんて言ったらいいかわからなかったことを、「見事に言語化してくれてありがとう」と言いたい。
レビュアー 1564344
生成AIありきの社会で「自分の頭で考える」というテーマで今をときめく各界の若手が独自の考えを語る。宇宙物理学者、ゲーム開発者、囲碁棋士、アニメ作家、デザイナー、歌手、哲学者、アイドル、ゲーム実況者、漫画家、芸人、声優など錚々たるメンバーだ。料理研究家の長谷川あかりさん、柔道家の角田夏実さんなど思いもよらぬ人の文章を読めるのも楽しい。ティラノサウルスの香水、散歩、頭だけではなく手も動かす、ネガティブケイパビリティ、タイパの真逆である非効率行為。各種モバイルの便利さに依存し雁字搦めになっている現状から距離を置いて少し立ち止まり、自分だけの思索に耽るきっかけやヒントが随所に織り込まれている。果たして、自分はどうかと振り返る。こうして読書して感想を書く作業で『自分の頭で考える』良いきっかけになっていそうだ。
図書館関係者 831903
気が付かなくてはいけないことなのに、
この本を読むまで、ぼーっとしていました。
ぼーっとしていることさえ、気が付いていなかった。
各方面、色々な人たちの視点から、
”考える”を考えさせてくれる。
この本に出会えていなかったら、
まだ、質問やリクエストを打ち込むだけで、
ぼーっとコンピューターや携帯の画面を眺めていたんだろうなぁ。
”自分の頭で考える、感じる”という大切なことを思い出させてくれた1冊。
書店関係者 814855
わたしもよくAIに質問するのですが、答はもう、人の答えと違いはないのではと思ってしまいます。
ところが、人間と見分けがつかないような高度な出力をするAIは、実際には思考を行っているわけではないというのです。それらは統計的に単語を並べているだけであって、その推論能力には限界があり単なる模倣や演技であると。
しかし、思えば、これは、とても便利な相談相手。世間解を習得した相談役です。高度な知識と、常識的な判断を身に着けた相談相手なのではないでしょうか。
それに、人間の思考だって、同じようなものです。生まれてからたくさんの経験値を得て、学校で世界の基本を学び、そのなかで、統計的に正しい結びつきのものを自分でまとめて、口にしたり、文章を書いたりしているのですから。これは、AIの出力と同じです。
だとしたら、私達は、日常それほど自分で思考を行わずとも、世界の中で生きて行けているわけです。自分しか考えつかないことや、自分しか言わないようなことって、本当を言うとそんなにあるように思えないのです。でも、生きていくことはできるし、これといった、疑問も困りごともない。
何か、切ない、結論のようですが、実は、ここから先がこの『自分の頭で考える』のメインテーマになるようです!
本書の中では、様々な立場をまとって生きる人たちの意見が述べられています。それは沢山の人の意見。角度も温度も違う「自分の頭で考えるとは」が短い文章ながら、次々に私達に話しかけてくる展開にはじめは、圧倒されます。「なるほど」もあれば、「えっ」もある。「う〜ん」もある。「これはない」もある。でも、そこが本書の狙いめなのではないでしょうか?
あなたは、この本の中の論客立ちとは違うのです。ユーチューバーでなければ、アイドルでも、作家でも、哲学者でも、料理家でもない。あなたはあなたなのです。
そう、自分の頭で考えるとは、あなたの頭で考えるということ。他の人と同じ答えになっても、ならなくても。あなたが自分の経験値、学びを通して自らのアルゴリズムを駆使して自らの答を出力すること。これを教えてくれているのが本書のようです。
自分が何者かを見つけたものが、世界に自分の個性を味わってもらえるのです。
自分のものさしをもつこと。そのものさし、判断基準を研ぎ澄ませ、自分の個性を世界へ提供していくこと。
アイドルにはアイドルのものさし、作家には作家のものさし、料理家には料理家のものさし・・・
自分には自分のものさしなしには、AIに相談するにも、どの方向でAIの膨大な知識から自分に必要な素材を集めてもらうかを決めなければならないのです。よく知っている相談役は、良い意味にも悪い意味にもあなたに迎合します。あなたの望むものを統計的に提示してくれます。あなたが何者で、何をどのようにしたいのか、そのための情報をほしいと言わない限り、AIも残念ながら、当たり障りのない答しか出してはくれないのです。
AIを使えるのは、自分が何者か知ったものです。物理学者や、地理学者には地球は扁平が答えかもしれませんが、わたしには「球」でよいのです。その情報量と、自分の取捨選択の基準の篩にかけて、必要なものを見つけること。それが、大切。AIはそれが得意。これは、ラッキーな時代です!
昔から変わらず、これからも、人は生まれ、生きていきます。AIの時代になっても、AIにあなたが取って代わられることはないのです。あなたが、自分を何者か知る努力を続ける限り。人生の「自分の頭で考える」という主導権をやすやすとひとにゆだねないかぎり。
ありがとうございました。
レビュアー 1114213
作家や芸人など各界のクリエイター30名による『考える』ためのチップス集。
映画業界における三幕構成について語るホラー作家の背筋
「理解とは、単に情報を所有することではなく、全体を構成すること」と喝破する武田紘樹さん
など思わず線を引いてしまいたくなるような箴言に満ちた一冊。
レビュアー 750665
WEB社会となり情報が溢れている、また生成AIであっという間に調べものが解決する、挨拶文もできる、WEBやXに少し疑問を呟くと、瞬く間に親切な方が答えを書き込んでくれる…。世の中、便利になりすぎて自分で考えることが極端に減ってきた。それよりも如何に効率よく仕事をするか、答えに辿り着くか等そのスキルを磨くことに懸命になる兆候にある。実生活ではそれで困ることはない。脳味噌だって極端に退化することはないだろう。でも、それで良いのだろうか?というのが本書のコンセプト。デザイナー、哲学者、漫画家、五輪の金メダリスト、はたまたアイドルまで…等各界で現に活躍されている方々の想いを詰め込んだ一冊です。「そんな考え方あったんだ」という発見もあります。