かわりに噓
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刊行日 2026/07/21 | 掲載終了日 2026/07/22
ハッシュタグ:#かわりに噓 #NetGalleyJP
内容紹介
★★第69回メフィスト賞受賞作!!★★
私の心配事は、7割が現実になる。
スマホに700件の心配事をメモしている大学生、夏目は、
同居していた祖母が亡くなり、親戚に追われて住処を失う。
そこへ「うちくる?」と手を差しのべたのは、東京のおば、宇曽川。
背に腹はかえられないと、宇曽川と同居することにした夏目だったが、
その家には、「決して開けてはいけない扉」があって――。
読んだらきっと癖になる、
圧倒的センスの言葉の渦に巻き込まれてください。
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著者/鈴木七月(すずき・なつき)
1994年生まれ。大阪大学文学部卒業。2025年、「かわりに噓」で第69回メフィスト賞受賞。2026年7月、同作でデビュー。
出版社からの備考・コメント
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○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方
下記に該当する方のリクエストはお断りさせていただく場合がございます。
ご理解のほど、宜しくお願いいたします。
○お名前・所属などに詳細な記載がなく、プロフィールにてお人柄が伺えない方
○作品ごとに設けました外部サイトへのレビューのルールをお守りいただけない方
○フィードバック率の低い状態が長く続く方
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※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。
販促プラン
読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。
※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトやSNS等で発売前にレビューを投稿することはお控えください。(SNSにてNetGalleyレビューページのリンクをご投稿いただくことは問題ございません。)
ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。
★★★
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恐れ入りますが<講談社 書籍営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。
出版情報
| ISBN | 9784065443668 |
| 本体価格 | ¥1,650 (JPY) |
| ページ数 | 215 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
メディア/ジャーナリスト 2102938
極度の心配性な大学生が、引っ越し先の家で奇妙な現象に直面し、その謎を解明すべく、街に伝わる都市伝説の謎に迫っていく物語。文章がとても若々しく、あっという間に読み進めてしまった。平成生まれの人に刺さる懐かしいネタが多く、全体的にユーモア溢れる文章で、つい笑ってしまう場面がたくさんあった。千理の性格がすごく好きです。
書店関係者 2103841
メフィスト賞受賞作とのこと、おめでとうございます。新人作家さんと思えないほど文章が上手くておもしろく、応援したくなりました。
眼科の使い捨てのコンタクトレンズのオバケ、天井裏のカピバラなど細かいところの設定や比喩がひとつひとつすごく楽しかったです。
キャラクターにみんな個性があって、読めば読むほど愛着がわいてきました。
親戚や主人公の母親はネガティブな存在ですが、比喩やセリフがおもしろいので読んでいて嫌な気になりません。
お金を分けて去ろうとする母親を追いかけて主人公が「贈与税はかからないよね?」と確認するくだり笑ってしまいました。
本来なら「お母さん置いてかないで、私これからひとりで心細いよ」となって泣けるシーンのはずなのに、ここで笑わせてくるんだ、と楽しいビックリでした。
あと個人的に好きだったのは、メガネ紛失のくだりで店長から「できるだけ心遣いを」と言われて、
「はい。……はい、とか返事してすみません、よくわからないんですけど……」と聞き返すところです。
お客様からクレームがきてシリアスな場面なのに、困惑が伝わってきて笑ってしまいました。
ひとつ難を言えば、長編にしてはストーリーに動きがなく、小さめのネタをずっと小出しにされているように思えて、
中盤あたりで少し飽きてしまったことです。
思わせ振りな出来事がたくさん起こるので、死体を出すなりおばさんの本性を暴くなり、事件や謎解きが読めるのかなと期待していましたが、そうではなく、どこに向かって何を楽しむストーリーなのか途中で見失ってしまいました。
ラストでこれまでの嘘や伏線がすべて回収されるのかと思いきや、オチがちょっと中途半端かなと感じました。
レビュアー 1661930
「かわりに嘘」を読み終わりました。メガネの上にハズキルーペをかけて、必死に細かい字を追いかけました。途中、話の前後というか時間的流れがあれ?と思う箇所がありましたが、楽しく読めました。年代的にはもっと若い年代の方がターゲットなのでしょうが、自分もなんとなくその中にいるような、若返った感覚で読み続けました。嘘を言わずにまっすぐ思うことを伝える強さ、もっとの優しさ、そんな言葉が頭の中で浮かびました。
毎回、読ませてもらって言うのもなんですが、文字を大きくする機能が備わっていればと思います。年々視力が文字の小ささに負けてしまいそうになっています。ありがとうございました。
図書館関係者 1038994
冒頭からドン引き。心配事をメモして統計とっているだと!?なんてヤバい主人公なんだ。
一緒に暮らす人も怪しさマックスだし、C町で小学校の同級生と再会なんて宝くじに当たるくらいの確率だし、メガネ屋さんとか不動産屋さんも。もう終始まともな人が出てこないのでは?ぐらい周りもぶっ飛んだ設定。
実演販売の人との掛け合いも、ちょこちょこ出てくる懐かしい言葉も楽しかった。
終始楽しく、怪しく、読み終わりました。
心配性の主人公と飄々とした東京のおばさんとの対比も見所。
レビュアー 897572
少し不思議でポップな空気感が印象的な作品でした!
登場人物同士のテンポのよい会話や軽妙なやり取りが心地いいのと、どこか現実から少し浮遊したような世界観もあって、伊坂幸太郎作品を思わせる雰囲気を感じました。
ストーリーそのものを追いかけるというよりも、作品全体に流れる空気やテンポを味わいながら読むことで、より魅力が伝わりそうです。
レビュアー 1045834
マックにスマイル0円ってあった頃、
何かの罰ゲームで、ロッテリアに行って
「スマイルください!」ってやったのを
思い出しましたよ。
本作も学生や大人たちの
自由な遊び心が充満しているんです!
主人公は極度の心配性という女子大生。
祖母の死で住む家を失った彼女が
身を寄せた先で、怪しすぎる
「ナニカ」の存在に振り回されます。
楽しさがキャパを超えて溢れ出す!
町の変人大集合ですね。
ネガティブな妄想スイッチが一瞬で入る
主人公も相当変わっていますが、
脇役陣はさらに凄い。
特に不動産屋の営業トークが
振り切れ過ぎていたせいで大声出して
笑っちゃいましたよ。
これスピンオフもいけますって!
そして最大の謎の真相には抱腹絶倒。
笑い死にさせる気ですか?
あ、心配性がうつったかも!
さて、真面目な話、書き出しの
相続手続きに目をらんらんとさせる
異常な親族たちにグイっと引き込まれました。
どうなっちゃうの~と思わせ掴みバッチリ。
”東京のおばさん”もエピソードの宝庫で
さらに心を持っていかれます。
しっかり者すぎる小学生や
個性的なバイト先の人々も楽しさを増幅。
回想シーンではユニーク教師の話が
友人の奮闘を含め最強でしたよ。
さらにカリスマ販売員の口八丁もヤバい。
まるで面白さのデパート兼
ショッピングモールのよう。
さすがメフィスト賞受賞作。
この作品のヒットも確信しましたよ。
(対象年齢は12歳半以上かな?)
レビュアー 946550
設定がとってもいいですね。極度の心配性。スマホに書いた心配事リストの七割が現実になる? 登場する人たちがみんな個性的で、最読み進めるうちに彼らの不器用な優しさやユーモアが見えてきて、どんどん好きになってしまいます。不思議な都市伝説や、ちょっと怖い謎解きのような要素もあって、次はどうなるんだろうとワクワクしながら一気に読んでしまいました。
書店関係者 1068733
夏目さんの周りには個性が強すぎる人たちがいっぱいで毎日が刺激的ですね。
心配事の7割が起こってしまう、という心配事がありすぎて厄介事を引き寄せてしまう、なんとも不憫な性格です。
お世話ににってるお家で起こる不思議な出来事、わかってみれば、なんだ!と思うことでも心配性の夏目さんには本当に怖いものですね。
心配事0円のサービスが面白かったです。
不動産屋さんの勧める物件も珍妙なものばかりだし、これからも夏目さんの心配事メモは減ることが無いかも⋯⋯!?
レビュアー 2000432
「かわりに嘘」略したらカワウソすぎるな、と思っていたので作中で「やっぱりカワウソじゃないか」となる場面があり、思わずクスッと笑ってしまった。
こういったユーモア溢れる表現が多く、和やかな気持ちで一気に読んでしまった。
個性溢れる登場人物たちは、(一部を覗いて)みんな親切でいい人たち。錦C町、住みたい街すぎる。
軽妙な筆致で主人公の心情がいちいち面白い。
時に柔らかく、時に鋭さもある独特の比喩表現が癖になる。今後の作品も楽しみです。
図書館関係者 841977
心配事を思いつく天才の夏目。最初はファンタジーなのかと思うくらい突飛な設定がいくつも出てきて、心配事の多い夏目の妄想じゃないかとか、錦C町がパラレルワールドかなにかなのかとか思いながら読んでいましたが、終盤になるにつれて、不思議や謎が分かって来ると、それまでの緊張感が緩んで、なんだかほっこりしました。祖母が亡くなって、あまり良い人とは思えない親戚に追い出されてしまった夏目でしたが、宇曽川さんに出会えて良かった。宇曽川さんも、夏目に出会えて良かった。個性的な錦C町の人々も魅力的で、機会があればまたこの街の様子をのぞき見したいなと思いました。
レビュアー 951966
この方はこの作品がデビュー作なんですね。
なので当然ですが初読み作家さんになります。
祖母がなくなり突如東京のおばさん宇曽川ひかりと同居することになる夏目。心配症な夏目は不安になることをメモしていく。その数700超!!
心配ごとの9割は起こらないとよくいうが夏目の体感では7割は起きることらしく。
パン屋でのバイトを通じて始めた悩み事相談等、事件らしい事件は起きないが新しい家を探そうとするときに訪れる不動産仲介業者「おどろきハウス」の物件は本当にぶっ飛んだものだらけでしたね。
レビュアー 781279
夏目は同居していた祖母が亡くなり、親戚の宇曽川の家に居候することに。
登場人物たちがみんな一筋縄ではいかなくて、キャラがすごくいいです。
なんでやねんとツッコミたくなる人、どこからツッコんだらんだらいいのか分からない人。個性豊かすぎて何度笑ったか分かりません。
夏目の心配事のリストの多さや、絶対に起こらないであろうことから、起こりそうなことまでのメモも、なんだか可愛いです。
嘘って時には人を傷つけることもあるけれど、笑える嘘だったり、ありえないほどの大きな嘘だったり、そうやって人を繋げることもあるんだなとも思いました。
居候のつもりがいつのまにか、錦C町の家が自分の家のようになっていくところが好きです。錦C町のおもしろ物件も見てみたいし、個性豊かな町の人たちが最高でした。
レビュアー 1469440
あなた、どなた?
どこから来たの?これまで何してました?
それは主人公夏目さんにも、
著者鈴木七月さんにも言ってます。
ことばの奇才、ツッコミどころの多々、ノリノリ会話、
大阪から来たの?わかる気がします。
初めましての緊張を和らげる、初めの1歩は
「手の平の上へ、新しい友だちとして入ってくる」
些細な時間を
「ほんの十数秒 除夜の鐘が全部鳴り終わるぐらい」
やっぱり言葉だった..
感性の飛沫がパチパチ飛び交う。
かと思えば
暗い気持ちの表し方を国語の「少年の日の思い出」を用いる。
守備範囲 広っ。
家族構成や住まいやとか、特筆事項が多いなか、
「スマホのリマインダーに自分が思いついた心配事を
死ぬほど登録している」という習性の思い付きが、
物語を走らせる、
血縁とか地縁とか、
そんなのどうでもいいじゃんねーとでも言いたげな彼等の日々。
大事件は起こらないが、
「心配 ¥0円」と掲示するサンドイッチ屋があり
メガネ屋さんの二階は「暗闇フィットネス」がある。
ウオータースライダー付の部屋に住みたくなったら、
人生、どん底と感じたら、
是非、錦C町駅周辺へ。
味のある大人、揃えてます。
ふだん、本を読まないひとの今年の1冊に推したい。
レビュアー 545029
こんなこと、あんなことが起こってほしくないことを書き連ねて、実際に起こってしまったらチェックする。そしてその確率を分析する。ありそうで、なさそうな物語。下宿先のミステリアスなドアとつながる物語がとても新鮮で面白かったです。
レビュアー 750665
今回のメフィスト賞は異例の5作品同時受賞と話題(私の周りの極狭いサークルだけかも知れませんが…)でしたが、私はなかでも鈴木七月さんの作品が一番興味深く輝いて見えた、だから、こんなに早く読ませていただき感謝感激です。ストーリーはネタバレになるので記せませんが、不思議な感覚の世界ですね。この作品はミステリーなのか、エンターテイメントなのか?著者は主人公の夏目さんを使って巧みに遊んでいるような気がします。きっと著者ご本人は夏目さんの遠い親戚で棲家を無くした彼女を居候させることにした宇曽川女史に近いのではないかなと思ったりしています。まだ、著者の情報とか少ないので勝手な想像ばかりで申し訳ない…。次作が楽しみですね。
出版事業関係者 2014287
テーマの核心がなんであるかは、最後まで読まないと判然とせず、そこがまた面白かった。独特の読み応えで、見たことない世界を見させていただきつつ、まとまりもあって読後が良かった。人の着想は不思議さがあるが、元のルートや原点にたどり着くことは多くない。物語として読むと、こんなことが発端なのかと刺激をもらった。世の中の見方にも影響がでそうである。
物件紹介の大川という人物の話が個人的には面白かった。
よく不動産屋に思うのだが、あれだけ親しく話しかけておいて、その後、会うことも話すこともほぼ0パーセントに近い。
営業の極意のような商売だなと、言ってしまえばなんでも言えてしまう。契約がゴールになることが多い、、のに上手に乗せられてしまう。生活の核となる場所だからこそ、その技術が必要で、慎重になりすぎる人の心理上、そういうビジネスモデルなのだろう。
間違いなく潰れるが、実在してほしいと思ってしまった節であった。フィクションなのはわかっていつつも、ワクワクできるぎりぎりの設定だなと思って個人的に一番すきなキャラクターだった。
確率の逆転劇、面白かったです。
レビュアー 513020
同居していた祖母が亡くなり家をでることになった夏目。途方に暮れている中手を差し伸べてくれたのは親戚でややクセありの・・・。
呼吸をするが如く嘘を吐かれ、嘘にまみれた中での生活は、当人の必死さ、困惑度合いは別にして悲壮感が漂わないないのは新鮮だ。それは嘘の内容が他愛のないものであると同時に、夏目の心配性の滑稽さをより強調しているからであろう。まさに嘘がある意味会話の潤滑油になる側面を証しているかのようだ。さらには超個性的な面々が加わり、普段の市井の暮らしながら異世界に迷い込んだ雰囲気を醸し出し、可笑しさを助長する。
心配リストの増減に一喜一憂しながらも、自覚ない豊かな日々を送る群像劇。