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塔のなかの魔女 表紙

塔のなかの魔女

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刊行日 2026/09/25 | 掲載終了日 2026/09/30


ハッシュタグ:#塔のなかの魔女 #NetGalleyJP


内容紹介

「ヒキガエルの目ん玉、ヤギの黒目、いまにも泣きそうな女の子!

ちょうどいいときにやってきた」

魔女はそう言って、カルメラを塔のなかへ招き入れました。


そこは、なにもかもがはじめての魔法の世界。

カルメラは、魔女に言われるがまま、塔の上へ、上へとのぼっていきます。

墓場のコケをまぜこんで薬をつくる台所。夜の動物たちが集まる音楽室。虫たちがドレスをつむぐ仕立て屋。足音がついてくる鏡の迷路。

そして、その先には――。


さあ、あなたも一緒に魔女の塔をのぼってみませんか。

「ヒキガエルの目ん玉、ヤギの黒目、いまにも泣きそうな女の子!

ちょうどいいときにやってきた」

魔女はそう言って、カルメラを塔のなかへ招き入れました。


そこは、なにもかもがはじめての魔法の世界。

カルメラは、魔女に言われるがまま、塔の上へ、上へとのぼっていきます。

墓場のコケをまぜこんで薬をつくる台所。夜の動物たちが集まる音楽室。虫たちがドレスをつむぐ仕立て屋。足音がついてくる鏡の迷路。

そして、その先には――...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784759824483
本体価格 ¥2,300 (JPY)
ページ数 64

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《不気味な塔で、少女は自分のなかの宇宙に出会う》

ジュリア・サルダといえば、あの『洞窟のなかの女王』の絵本作家。
だから、今度はどのような不可思議な物語が広がっていくのだろうと、期待を込めて読み始めた。

黒や赤など、目を引く色を配していく独特の絵。
まさにジュリア・サルダのもの。

そして登場するのは、フランカ、カルメラ、トマシーナの三姉妹。
やっぱり『洞窟のなかの女王』の続編だった。

長女フランカはあの体験のあと、妹たちとではなく、友だちとばかり遊んでいるようだ。
それも、二人にはわからない言葉で。

だから今度は、次女カルメラの番なのか。

独り寂しく、ひたすら歩いていくカルメラ。
そして、たどり着いたのが「魔女の塔」。

まるで前から知っていたかのように手伝い、魔女と一緒につくったのは魔法の薬。
それが、カルメラのためのものだったとは。

何のためらいもなく飲んだカルメラの目が変わる。
憂いを帯びていた目が、すっきりと澄んでいく。

あぁ、フランカに続いて、今度はカルメラの番なのだ。

魔女に塔の中を案内され、その不気味なすばらしさに大喜びするカルメラ。
その表情は、どこまでも素直だ。

「思ったことは、なんでもかなう」
そう目を丸くするカルメラに、魔女が言った言葉が心に残った。

「この世には理解できないこともあるけれど、なんとかやっていく方法を学ぶんだ」

だから魔女は、塔のすばらしさをカルメラと分かち合っていくのだろう。

不思議なことは、楽しいこと。
怖いことも、楽しいこと。

塔の天井で、二人できらびやかな満天の星を見上げながら、魔女は再び語る。

「あんたは小さな宇宙なんだ。じぶんのなかに太陽があって、月があって、星がある」

そのとき、魔女の顔色がきれいになっていることに気づいた。
さっきまでは薄汚れていたのに。

それから、魔女たちの歓迎会。

幸せに満ちたカルメラを待っていたのは、姉と妹。
フランカは、妹が自分とは違う道を進むとわかっているはずだ。
それでも、三人はうれしそうにふざけ合っている。

これからカルメラは、どんな子どものために、どのような塔をつくっていくのだろう。

そして次は、トマシーナの番だね。

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さびしかった。つまらなかった。たのしくなかった。
仕方なく辿り着いた先で
「ここに来たくてきたんだよ」なんて予言めいた台詞、
魔女以外、言わないでしょ。
はい、魔女でした。
魔女って「魔女なんでも百科」のなかだけ
じゃなかったのでした。
見つけてしまった。ヒキガエルの目ん玉。
悲しみをぜんぶ吐き出して泣きながら飲んだ薬。
思ったことはなんでもかなう図書館。

頁をめくるたび、まさかに会える。
魔女に付いていく。
どういうこと?いったい次はなにが起こるの?
次はなにが出てくるの?

「飛びました」その一語に託された頁を見ていたら
「なにをしたいんだろう?」答えを見出したくなって
やりたいことリスト100個が直ぐに埋まった。

吸い込まれそうな透明感と、色の軽快、
興味の四方八方の絵たちは
軽快で陽気で、前へ前へと気持ちを運ぶ。
翻訳されたことばたちは、
ひとり読みなのに声にだして読みたくなる。
わたしにはできない、
文字の並びの鮮烈にすてきすてきを繰り返す。

こどもたちは、怖いもの知らずを獲得し
おとなたちは、失いかけた想像力を手に入れる。

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カルメラは、姉と妹がいる女の子です。でも姉は友達とばかり遊んで、自分はいつも妹と二人きりです。もう妹とばかり遊ぶのはまっぴらとばかり、一人で出かけました。ある日、一人で出かけて、体力が尽きるまで歩きました。すると魔女の塔にたどりつきました。魔女というと、なんだか悪い人を連想しがちですが、この魔女は違います。カルメラはすっかり心を癒され家に帰ります。そして姉妹のきづなも取り戻せたようです。でもカルメラも魔女になったようです。果たしてこの後彼女はどうなるのでしょうか?

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絵がPOPな感じでとても素晴らしかったと思います。緻密に描かれていて絵本の範疇を超えていました、とても満足なのですが、魔女と少女の遭遇というホラー設定なのに怖くない展開がずっと続きました。少しだけ期待はずれな内容だったと思います。

3 stars
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人間関係が上手くいかないときは、ずっとそのことばかり気にしてしまうけど、生きる道を見つけることができたなら、小さな悲しみを包み込むほどの幸福に満たされることだろう。「のけ者にこそきれいな心がある」この言葉が底から響いてくる。染まらないからこそ感じられる世界があり、そんな生き方は不安が多いものだけど、魔女として見上げた夜空を忘れない限り、安心して深く眠りにつけるだろう。カルメラが感じたものは、永遠。星屑は手の届かないところにあるけれど、心の奥をも灯してくれる。自分の内にあるたくさんの希望が輝きを放つために。

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