祝福の鎮魂歌
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刊行日 2026/09/15 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#祝福の鎮魂歌 #NetGalleyJP
内容紹介
それは紛れもなく首吊り自殺だった
顔に無数の切り傷さえなければ──
売れない中年作家・柴田三四郎は、北海道座留津村のとある廃墟を訪れた。そこは20年前、天才ピアニスト・柳川龍之介と、彼を殺害後に自殺したピアノ教師・古賀奏人が暮らしていた因縁の場所だった。事件当時、地元紙では二人の関係をなぞらえた小説が連載されていた。それは、サリエリがモーツァルトの才能に嫉妬して毒殺したという逸話。柴田は、その小説こそがかつて謎の依頼主に頼まれて書いた自分の作品だったと知る。
警視庁捜査一課の一ノ瀬真央は、蒲田のアパートで発見された首吊り死体を捜査していた。本来は所轄が自殺として片付ける案件だが、顔の上部に無数の切り傷が刻まれた奇妙な死体だった。
歌手志望の井上香音は、恵比寿駅で路上ライブを終え、その帰宅途中にストーカーに襲われた。香音が抵抗すると、相手は足元に転がっており……。
20年前に解決済みの殺人事件、不可解な首吊り死体、ストーカーによる襲撃。それはやがて思いがけない形でつながっていく。
第4回黒猫ミステリー賞受賞! 魂を揺さぶる渾身の衝撃作!
装画:Q-TA
【著者プロフィール】
相羽 廻緒(Aiu Eo)
1984年、神奈川県小田原市生まれ。平塚市在住。趣味は飲み歩き。投稿歴18年以上のアマチュア・ベテラン勢。「モーツァルト・ハウス殺人事件」で第4回黒猫ミステリー賞を受賞。『祝福の鎮魂歌』と改題し作家デビュー。
出版社からの備考・コメント
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・いただいたコメントは各種販促活動に使用させていただく場合がございます。
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おすすめコメント
【編集者からのコメント】
第4回黒猫ミステリー賞を受賞し、鮮烈なデビューを果たす相羽廻緒さん。過去には江戸川乱歩賞最終候補にも名を連ねた実力派です。
本作は、場所も時代も異なる3つの事件が、やがてひとつの真相へと収束していく圧巻のミステリー。
ページをめくるたびに点と点がつながり、ラストではきっと、「だから、そういうことだったのか……!」
と思わず唸ってしまうはずです。
「相羽廻緒はデビュー時から追ってました」と古参ぶれるチャンスは、まさに今です!
是非とも読んでください!!!
販促プラン
・9月下旬朝日新聞、読売新聞広告出稿予定。
・雑誌『ダ・ヴィンチ』(11月号)著者インタビュー掲載予定。
・9月下旬、X広告出稿予定。
・9月下旬朝日新聞、読売新聞広告出稿予定。
・雑誌『ダ・ヴィンチ』(11月号)著者インタビュー掲載予定。
・9月下旬、X広告出稿予定。
出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784863115040 |
| 本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
| ページ数 | 356 |
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閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
人生の悪戯。交錯する今と過去。過ちだとしてもそこにある正義と守りたい人。切な過ぎる。苦し過ぎる。座留津村!もしやと思い調べてみたら期待通りで思わずニヤリ。こういう細工が緊張感と愛なり良き!
読みながら聞こえてくる音の旋律。
出版事業関係者 2014287
鎮魂歌か。聞いたことはあるし、なんとなくそんな感じの言葉かな程度に認識していたけど、物語を読んで後、非常に深みのある言葉に感じた。人が死ぬということ、またその原因については様々な小説を読むたびに考えさせられる。今回の内容は類似といっていいかどうか大雑把なものだが、共感する部分も感じられた。人の抱く感情はなくならないが、「比較」から生まれる感情に良いものは思いつかない。生存本能としてデフォルトであるが、自らの人生は自らの責任で全うしたいと心から願った、そんな思いになる物語でした。
展開は予想できず、遠い点と点が交わる様は驚きで、明快になる文章の構成がとても魅力でした。
書店関係者 1068733
第4回黒猫ミステリ受賞作。これはもう期待が高まります。
姪の付き合いで北海道の寒村に連れてこられた作家の三四郎さん。この三四郎さんが昔依頼されて書いたモーツァルトとサリエリのお話が思わぬところに絡んできたかと思うと、次の章では東京でライブ活動をしている音大生に。
読み進めると終わったかと思われた20年前の事件と今現在の事件に共通している人物が浮かび上がってきます。
最大の疑問点は切り刻まれた顔。自殺するのに必要?どうして?と考えれば考えるほどその必然性に首を傾げました。
誰のため鎮魂歌なのか、モーツァルトとサリエリの関係を示すもの、人の心の醜さが悲しいお話でした。
書店関係者 1034604
20年前の事件と現代の事件が絡み合い、真相が徐々に明らかになる展開が巧みで引き込まれた。モーツァルトとサリエリになぞらえた加害者と被害者という印象的な設定ながら、登場人物たちには実在感があり、物語に深みを与えている。哀しくも美しいラストが心に残った。
レビュアー 781279
編集者さんのコメントの
「相羽廻緒はデビュー時から追ってました」と古参ぶれるチャンスは、まさに今です!
とはパワーワードすぎます。
これは読むしかないと思い読み始めました。
サリエリとモーツアルトの話、路上ライブをしている歌手志望の女性。その周囲で起こる事件。点と点が想像もできなかった形で繋がっていき、なぜ、どうして、その疑問の行き着く先がこうなるとはと、言葉にならない感情が湧き上がりました。
一人一人の立場に立ってみれば、正しいとか間違っているとかそんな糾弾はできないとも思いました。
今後、どんな作品を書いていくのか楽しみな作家さんが増えました。私も今後の作品を読むたびに古参ぶりたいと思います。
教育関係者 645139
《人は、信じたいことを信じる。それでも、真実へ辿り着く者がいる》
ギタリストとして路上ライブや配信をしている香音。
ヴァイオリニスト兼コスプレイヤーとして配信をしている絵梨花。
警視庁捜査一課の若手刑事だが、感情に呑まれて暴走しがちな真央。
そんな3人が、20年前の殺人事件をきっかけに、それぞれの心を引きずる影と向かい合うことになるとは。
その20年前の殺人事件が、モーツァルト、サリエリ、更にはショパンの気配を帯びながら現代へと迫ってくる。
その様子は、人間関係とはいつの時代も変わらないと感じさせる以上に、人々が創り上げる「イメージ」とは何なのかを考えさせられた。
そう。人は、信じたいことを信じる。
その背中を押すものがあれば、なおさら。
それが、このミステリの根幹を成していると感じた。
でも、それに囚われない意思を持つ者、それに惑わされても立ち直った者が、迷路のような道を潜り抜け、20年の時を超えて真実をつかむことができたのだろう。
更に、その真実を支え続けたのは、人を想う気持ち。それを、身をもって示してくれた人たちがいたのを感じた。
長き時を超えるその意思に、敬意を表する。
香音が作詞作曲した、顔さえ知らぬ実の父親に捧げた曲と、絵梨花が眠る時に必ず聴いているモーツァルトの遺曲が、同じタイトル『レクイエム』であることは、偶然の一致ではないだろう。
ならば、最後に絵梨花が弾いた曲――
ホールの天井を突き抜け、高みへと響いていくその曲こそ、
この本のタイトルなのだと思った。
図書館関係者 2116230
雪国で起こったとある事件と、東京の歌手志望の少女が遭遇した悲劇。交互に探られ、進行する物語はふとした瞬間にクロスする。読んでいる途中に「おや」と感じる違和感。とても刺激的な読書体験でした。
歴史的な音楽家の逸話を現代に蘇らせる、満足度の高い一冊です。キャラクター一人一人に目的があって、それぞれが必死で生きているさまを描くのがとても巧みだと感じました。