オカルトにごちそう
異端退魔師の絶品お祓いごはん
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刊行日 2026/10/20 | 掲載終了日 2026/10/10
ハッシュタグ:#オカルトにごちそう #NetGalleyJP
内容紹介
怖くて、切なくて、――なんだか無性に、お腹がすく。
『わが家は幽世の貸本屋さん』著者の最新作!
怖いけれど温かい、ごちそうで祓う“優しい”ホラー。
Terrifying cases, poignant endings?and an exorcist who's just hopelessly hungry.
Brand-new from the author of Our Home Is a Kakuriyo Bookshop!
A chilling yet heartwarming "gentle horror" where hauntings are cleansed through comforting feasts.
☆ ☆ ☆
【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】
・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。
・レビューなどでのネタバレ行為はネットギャリーのみならず、外部サイトやSNS等の多くの方が目にする場でもお控えください。
・自分には合わない作品だった場合、今後のためにも建設的なご意見をよろしくお願いします。
※今作は作者のご厚意によって提供いただいた校了前の大切なゲラを公開をしています。
※今作にこれから出会うであろう多くの読者のためにも、ご理解の上、素敵なレビューによる応援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
☆ ☆ ☆
【あらすじ】
新宿の祓い屋街『幽明町1番街』。
悪夢に悩まされ、この街を訪れた女子大生・双海が出会ったのは、食を愛する異端の退魔師・倫太郎だった。
彼に連れられて向かったのは、人ならざる者も集う町中華『冥々軒』。
サクサクのコロッケ、出汁の染みたけんちん汁――怪異の未練を温かな料理に変え、ともに味わい、哀しみを昇華していく奇跡に安らぎを覚える双海。
だが、倫太郎の瞳は、彼女の首に絡みつく故郷の禁忌――「呪いの糸」を静かに捉えていた。
喰らって満たす、最期の未練。
新宿の片隅で異端の退魔師と呪われし少女が織りなす、美味しくて優しいオカルトファンタジー!
【目次】
プロローグ 女子大生に変人退魔師
第一話 人面犬に飲めるコロッケ
第二話 “つめをくれ”に活力のけんちん汁
第三話 テケテケおじさんにお祭り小豆ほうとう
第四話 隙間女に約束の夜鳴きそば
最終話 生き人形にじゃっぱ汁
【contents】
Prologue: The College Student and the Eccentric Exorcist
Chapter 1: The Human-Faced Dog and Drinkable Croquettes
Chapter 2: “Give Me Your Nails” and Energizing Kenchin Soup
Chapter 3: The Teke-Teke Man and Festive Azuki Hoto
Chapter 4: The Gap Woman and the Promised Yonaki Soba
Final Chapter: The Living Doll and Jappa-jiru Stew
◆著者について
忍丸(しのぶまる)
あやかしや怪異、日常に潜む「不思議」をテーマに、味わい深い人間ドラマを描く。
テンポの良い掛け合いと情景描写、思わずお腹が空く豊かな「食」の表現に定評がある。
本作『オカルトにごちそう』では、怖さと温かみが同居する新たなあやかしミステリーの境地を拓く。
◆イラストレーターについて
クレタ(くれた)
フリーランスのイラストレーター。
主にソーシャルゲームやアーケードTCGのイラストのほか、ライトノベルの挿絵なども手掛ける。
出版社からの備考・コメント
◎拡材や新刊配本のお申込みにつきましては、
【マイクロマガジン社 販売営業部】までお問い合わせいただけますと幸いです。
件名に「ことのは文庫 10月新刊の注文」と明記の上、
「番線 or 番線情報」「書店名」「ご発注者様名」をご記載いただき
【hanbai-bceigyou@microgroup.co.jp】までメールにてご連絡くださいませ。
※受注状況によってはご希望数より調整が入る可能性がございます。予めご了承ください。
※価格は予価です。
◎こちらの新刊タイトルのお申し込み締め切りは2026年9月4日迄承っております。
おすすめコメント
●斬新な退魔ロジック「神人共食」×「絶品グルメ」
怪異を力で倒すのではなく、その執着や切ない想いを「美味しいごちそう」へと昇華させ、依頼人と共に味わい尽くす――古代神道の儀式「神人共食」をベースにした、優しくも切ない退魔のドラマ。
卵味噌やけんちん汁など、物語の感情に寄り添う郷土料理の描写が、食欲と感動を深く刺激します。
●本格Jホラーの恐怖から一転! 心を解きほぐす「優しい救済」
磨りガラス越しの影や隙間からの視線など、本格的なJホラーの緊張感で一気に引き込みつつ、最後は怪異と人間の言葉にならなかった愛や誤解を解き明かします。
恐怖の果てに待つ「誰も傷つかない優しい結末」が、切なくも温かい最高の読後感をもたらします。
●愛嬌あふれる「人外&人間チーム」が織りなす、賑やかな会話劇!
超マイペースなイケメン退魔師の倫太郎を筆頭に、関西弁で喋る人体模型、愛くるしくあざといコックリさん、ツンデレなライバル退魔師など、個性的で愛すべきキャラクターが勢揃い!
恐怖と隣り合わせの中で繰り広げられるテンポの良い掛け合いが、物語を軽快かつ賑やかに彩ります。
販促プラン
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拡材に使わせていただきます!
①応援レビューを拡材(帯またはPOP)やECサイトに使用させていただきます!
期間内にいただい応援レビューを、拡材に使用させていただく場合があります。
掲載文字数に制限がありますので、一部抜粋の上、整理した文面になります。
書籍オビに採用された方にはサイン本を1冊進呈します。
※掲載時には事前にご連絡・確認をいたします。
※サイン本の発送は国内に限らせていただきます。
※出版社にメールアドレスを開示設定されていない場合は、送付先の確認のご連絡ができかねますのでご注意ください。
《拡材用の応援レビュー募集期間》
~2026年9月7日(月)午前10時
②応援レビューを特設サイトで紹介します!
期間内にいただいた応援レビューは、刊行時に公開する予定の作品特設サイトのレビュー紹介欄にて掲載する場合がございます。
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《特設サイト応援レビュー募集期間》
~2026年9月7日(月)午前10時
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は、恐れ入りますが『マイクロマガジン社 営業部』まで直接お問合せをお願い致します。
出版情報
| 発行形態 | 文庫・新書 |
| ISBN | 9784825000520 |
| 本体価格 | ¥730 (JPY) |
| ページ数 | 320 |
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NetGalley会員レビュー
レビュアー 781279
「優しい結末を見せてくれませんか」
女子大生の双海は退魔師の倫太郎とともに、怪異たちの思い残しに触れていく。その方法がまさに優しい結末の連続でした。
退魔師の倫太郎は思い出の味を共に食べて怪異たちの思い残しを昇華していく。しかもどの料理も美味しそう!それは無理だろうということまで成し遂げてしまう倫太郎。
低身長がコンプレックスの双海と、190センチ近い身長の倫太郎。身長差のある二人のやり取りが可愛すぎました。
双海、倫太郎、超イケメンなのに人ならざる田中、倫太郎の父の津田助さん、金色の毛並みを持ったタロ。町中華の「冥々軒」の掛け合いも最高でした。
日常系のオカルト×ごちそうという異色な組み合わせがいいです。懐かしい味、大切な人と食べた味は忘れられないものですよね。だからこそ思い残しとしてこの世に留まってしまうのかもしれません。
その味を食べて昇華していくなんて優しい結末しか予感させません。だけど最後にまさかの展開が待っていて、倫太郎がそれまで口にしてきたことが繋がり温かい気持ちになりました。
「冥々軒」のメンバーでもっと色んなオカルト事件を扱ってほしいしです。そして倫太郎に全国各地の美味しいものを食べて欲しいです。
できれば世界中のオカルト事件を解決しながら、世界中の美味しいものを双海と倫太郎が食べる姿も読みたいです。
書店関係者 1068733
素朴で純粋そうな双海ちゃん。こんな退魔師や陰陽師に祓い屋さんが跋扈する街にやってきて大丈夫なのかしら?とハラハラしました。
食べる事で怪異を祓うという変わった退魔師の倫太郎さんいる冥々軒にたどり着いたときはホッとしました。
とれだけ食べるのだ、この人は、と驚きましたが、倫太郎さんの過去を知ると、食べられるということは倫太郎さんにとって幸せの証なのかな、と思いました。だから心残りを抱えて怪異になってしまった人も幸せな気持ちになってお別れできるんじゃないかと。優しいですね。
呪いを受けた双海ちゃんがお祓いをしてもらうのに故郷に帰って、その双海ちゃんの秘密がわかったときにはびっくりしました。
そんな双海ちゃんが倫太郎さんのいる冥々軒という居場所ができて良かったな、と思います。いい仲間です。
レビュアー 1469380
ごちそうの匂いと味が伝わってくる描写にお腹の虫が鳴き、怪異に寄り添う倫太郎と双海の優しさに涙が止まりませんでした。ごちそうとして怪異の心残りや後悔を消化することで想いが昇華され、怪異も人間も幸せな未来に導くような心温まる物語。
当たり前に街中に怪異がいて、退魔師や霊媒師が公務員として存在する世界は一見ファンタジー要素しかないにも関わらず、新宿という実在する土地のおかげで『幽明町1番街』のイメージが湧きやすく、すぐに世界観に入り込むことができました。
双海の小動物のような愛らしさ、倫太郎の天然さと、田中の鋭いツッコミとタロウのあざとい可愛さ。どの登場人物も味があり魅力満載で、漫才のようなやりとりが面白いです。
双海と倫太郎のキュンとするやり取りも可愛らしく、読んでいてニヤニヤしてしまいました。
そんな甘い展開と同時に、徐々に明らかになる冥々軒のメンバーの秘密や、双海の怪異問題の真相でほんわかした空気が一転。張り詰めたホラー満載の展開にページを捲る手が止まりませんでした。
双海と倫太郎の強い願いで手にした明るい未来と甘い結末。疲れた体に染みわたる、甘くて繊細で美味しい砂糖菓子を食べたあとのような幸せな読後に、ふたりから「ごちそう」をもらった気分です。ふたりが今後歩む道、怪異と人間の未来がどうなっていくのか知りたいので続編が出ることを願います。
レビュアー 513020
悪夢に悩まされていた上京したばかりの大学生・双海は祓い屋街を訪れ、大柄な退魔師・倫太郎と出会う。倫太郎の退魔法は一風変わっており・・・
生命輪廻の理から外れている「怪異」と生命輪廻の基ともいえる「食事」の組み合わせがなんとも絶妙だ。反するものと思われながらも両者とも「想い」に大きく関わるという点で妙に納得してしまう。
また幾つか退魔を繰り返しながら、自身の怪異を紐解いていく展開かと思えど、予想外に導かれのめり込んでしまう感覚を味わえる。
謎犬や美青年と妖異らしさをふんだんに盛り込みつつも、存在を消す「祓う」を前提としない優しく寄り添うしかもなぜか空腹感をも覚える退魔ファンタジー。
レビュアー 594938
わが家は幽世の貸本屋さんの作者、忍丸先生ワールド炸裂の1冊でした。
退魔師の倫太郎と助けを求めに来た女子大生双葉海、なんでなんで、なんで怪異でこんなに困ってるのに助けてくれないの?双海の悲痛な叫びから、始まり、ご飯で怪異を助ける不思議な大男の倫太郎、イケメン田中とタロの怪異コンビ、不思議な不思議な物語です。
途中から、あれ、もしかして双海ってと思っていたらそのとおりで切なくて泣けてきました。
誰よりも怪異に優しい男と、怪異に言われる倫太郎、生きたいと願った優しい双海。
オカルトにごちそう、優しい人間と優しい怪異と見守る人間と怪異と、切なくもあたかく、優しいそんな物語です。幸せは近くて遠いけど、手を伸ばせば掴めるものなのだと教えられました。
教育関係者 645139
《祓うのではなく、満たして去ってもらう》
この本のタイトルに首をひねった。
『オカルトにごちそう』だなんて。
やるべきことはもてなしではなく、その真逆じゃないか?
ということで、興味津々で読み始めた。
こんな深さが待っていたとは、予想もせずに。
⸻
『プロローグ 女子大生に変人退魔師』
110番をかけると「事故ですか、事件ですか、怪異ですか」と返ってくるほど、怪異なんて当たり前の、とんでもない世の中。
悪夢に悩む双海の相談を、なぜか退魔師たちは皆断っていく。
結局引き受けたのは、巨漢の退魔師・倫太郎。しかも、ご飯で祓うという謎の退魔法の使い手だった。
この世界観以上に、その退魔の方法に思わずクラッときてしまった。
⸻
『第1話 人面犬に飲めるコロッケ』
このタイトルを見ると、確かに食べ物で祓うらしい。
でも、「飲めるコロッケ」とは何もの??
そして読み進めるうち、物語の中にさりげなく置かれた、ハッとするような言葉に引き込まれていった。
人の思いが、何もないところに存在を見いだし、怪異を生む。
ならば怪異とは、人の負の内面が外在化したものなのか。
そして怪異がこれほど巷にあふれているのも、仕方のないことなのか?
退魔とは、怪異を痛めつけて祓うこと。
でも、人から生まれた存在にそんなことをしていいのだろうか?
だから倫太郎は、依頼人にふさわしい食べ物を振る舞い、その心をほどくことで、怪異にも自ら去ってもらうのか。
どちらも根はひとつなのだから。
倫太郎の優しさに感じ入りながら、なぜ彼がそんな考えに至ったのかを知りたくなった。
⸻
『第2話 〝つめをくれ〟に活力のけんちん汁』
次は「活力のけんちん汁」ときたか。
まだ自分の怪異が解決しないため、倫太郎の退魔に付き添うことになった双海。
その中で、倫太郎と共に歩む怪異がいることを知った。
日頃の彼らの漫才級のやりとりには頭を抱えたくもなるが、それも互いに分かり合っているからなのか。
人と、怪異が。
そんな倫太郎だからこそ、人が自分の苦しみや悲しみを怪異に押しつけている姿を見ると、むしろ怪異の方が痛めつけられていると感じてしまうのか。
怪異の気持ちが分かるから、人の側に違和感を覚えてしまうのか。
でも料理は、手をかけた分だけ応えてくれる。
そうやって丁寧に作ることで、人の心も、怪異の心も救うことができる。
倫太郎がこの退魔法にこだわる理由が、少しずつ分かってきた気がした。
⸻
『第3話 テケテケおじさんにお祭り小豆ほうとう』
テケテケおじさんはともかく、それに対して「お祭り小豆ほうとう」とは?
怪異の多くは、亡くなった者がなる。
でも、その理由はさまざまだ。負の気持ちとは限らない。
でも人が怪異をむやみに恐れるのは、自分の負の感情をそこに投影しているからなのかもしれない。
それを幼少期のつらい経験から実感しているからこそ、倫太郎は人と怪異の心を、美味しさで救おうとするのか。
でも、それは単なる「美味しさ」ではない。
怪異が本当に求めているのは、自分が生きていた頃の思い出の味。
今回、テケテケおじさんに対して周囲の人々は敵意や恐れをを抱いていなかった。
逆に、祓うことに反対だった。祓うとは強制であり、暴力だから。
そうではないことを示すために、倫太郎と我修院らは横浜の街中で故郷の火祭りを再現するところまでやったのか。
消防車を何台も待機させ、事情を知らない人々まで楽しんで参加していく。そのスケールの大きさに息を飲んだ。
そして、テケテケおじさんの故郷の小豆ほうとうが振る舞われる。
タイトルの意味が、ようやく分かった。
そして、双海の前に現れた老人の美味しそうな笑顔が、倫太郎の信じる道の正しさを示していた。
怪異とは、怪異なのではなく、心残りなのかもしれない。
⸻
『第4話 隙間女に約束の夜泣きそば』
双海は悪夢によってミミズ腫れを起こすまでになる。
それでも、悪夢の由来は分からない。
気遣う倫太郎を押して、彼を手伝う双海。
倫太郎は、なぜそこまで双海を庇護する?
倫太郎の親友である我修院は、なぜそこまで双海を嫌う?
そして双海が思い出した、生まれ故郷の東北の山村での記憶。
それは、今までの大前提をひっくり返すものだった。
いやな予感を抱くのを、もう抑えられなかった。
⸻
『最終話 生き人形にじゃっぱ汁』
すべてのことが繋がっていく。
倫太郎の退魔法の原点となった幼少期の体験と、彼の双海へのこだわり。
双海の依頼を他の退魔師が断り、我修院まで彼女を嫌っている理由。
そして、怪異とは心残りなのかもしれない、ということ。
この最終話のために、今までのすべてがあったのか。
ここまで読み進んでようやくそのことに気づき、ただただ唖然としていた。
そして、倫太郎の調理が始まる。
怪異だって感情がある。
過去がある。
願いがある。
だからこそ、こんな事態を引き起こしてしまった。
そして人間はわがままだ。
怪異を生み出しておきながら、それを恐れ、排除しようとする。
これは、その両方へ手を差し伸べ、最後には互いの手を握らせることで、ようやく〝優しい結末〟へたどり着いた物語だった。