東京魔法少女
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刊行日 2026/09/28 | 掲載終了日 2026/09/28
ハッシュタグ:#東京魔法少女 #NetGalleyJP
内容紹介
再開発に揺れる東京。
24歳の魔法少女ナナは、凄惨な災厄を前に再起。後輩を、そして未来を守るため「不完全な救済」の連鎖を断つ。
抗え。
あなたの声は無力じゃない。
妬みや悲しみ、絶望から生まれる〈妖鬼〉に立ち向かうのは、
家での居場所をなくした少女たち。
家庭で、組織で、社会で傷つけられた痛みを『仕方ない』と諦めなかった、魔法少女の物語。
追いかけるなら、今!
ブレイク必須の注目作家が放つメンタル最強小説、爆誕!
明日を、自分を信じるために。
♢
「迎撃討伐が終わったら、アフタヌーンティーに行こうよ」
都市開発事業に揺れる東京。人々の絶望が〈妖鬼〉となる世界で街を守るのは、国家の秘密組織に管理された「魔法少女」たちだった。
15歳で組織に拾われ、10年。天才魔法少女・深見ナナは大学へ進学し、命を削る戦場からの「セカンドキャリア」を切り開こうともがいていた。
そんな中、規格外の力を持つ妖鬼が出現。組織は、少女らを無慈悲に最前線へと送り込む。
誰かの犠牲で回る狂ったシステム。連鎖する負の感情。
大切な人たちの“痛み”を救うため、ナナは巨大な組織と絶望に抗う戦いへ身を投じる――。
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著者/実石沙枝子(じついし・さえこ)
1996年生まれ 、静岡県出身 。「 別冊文藝春秋 」新人発掘プロジェクト1期生 。第11回ポプラ社小説新人賞奨励賞受賞 。2022年 、『きみが忘れた世界のおわり 』(『 リメンバー・マイ・エモーション 』から改題 )で第16回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し デビュー 。2025年、第13回静岡書店大賞小説部門で『扇谷家の不思議な家じまい』、映像化したい文庫賞で『踊れ、かっぽれ』を初のW受賞。
その他の著書に『17歳のサリーダ』『物語を継ぐ者は』『マッドのイカれた青春』などがある。
出版社からの備考・コメント
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★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065445891 |
| 本体価格 | ¥2,100 (JPY) |
| ページ数 | 251 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
書店関係者 940038
「魔法少女」と聞いて、キラキラしたファンタジーを想像したなら、いい意味で裏切られるはずです。
家庭で傷つき、組織で傷つき、社会で傷ついた少女たち。仕方ないで終わらせず、自分たちが受けた痛みを次の誰かに連鎖させないために抗う。その姿に、身震いします。
傷つきながらも、それでも明日を選び取ろうとする人々の反撃。「自分なんて」と思ってしまう人にこそ読んでほしい一冊です。
書店関係者 1414892
魔法少女に憧れながら育ち、成長するにつれ、この世界は魔法では解決できない問題で溢れ返っている事に気付かされる…。
そうやって現実に打ちのめされてきた、全ての人へ。
私たちは、こんなヒロインを待っていた!!
陰陽寮に所属する魔法少女たちが妖鬼を倒していくバトルアクションものであり、弱者を切り捨て搾取する世の中に真っ向から挑戦状を叩きつける社会派エンタメ小説、ここに見参!!
ピンクのボブヘアをなびかせて果敢に敵へと立ち向かうナナは、「18年ぶりの逸材」と呼ばれる優秀な魔法少女にして、コスメやファッションだって意識する24歳女子。飄々とした言動とは裏腹に、組織の圧力にも屈さず自分の生き方を貫く力強さ、面倒見が良く友達や後輩を思いやる優しさ、ふとした時に見え隠れする繊細さと辛い過去、それでも絶望から立ち上がるタフさを持つ、魅力的なヒロインだ。
彼女が戦うのは、歪みや絶望から生まれる妖鬼、そして…。
難題が山積する現実を前に、「全てうまくいく魔法があれば」と虚しくも願ってしまう事がある。そんな時こそ、魔法少女であるナナが支えとしたもの、選んだ道が、私達の未来を照らす希望の光になるはず。
行き場のない少女達を犠牲に成り立つシステム、上意下達・男尊女卑・旧態依然の組織、生まれ次第で決まるやり直しの効かない人生、そんなのはもう、まっぴらごめんだ!!
痛みや苦悩を抱えながら力強く闇を切り拓いていくナナと、彼女を取り巻く個性豊かな登場人物達(可愛いうさぎ型の式神ちゃん含む!)が織りなす、最高の人間ドラマを見逃すな!!
書店関係者 1480369
「魔法少女」という言葉のもつ可愛くてキラキラしたイメージとはかけ離れた、ブラックで危険な「討伐」に命を賭けて戦ってきた24歳のナナ。
平安時代から続く「陰陽寮」。自然災害や人々の負の感情から生まれる「妖鬼」といったスケールの大きなファンタジー設定と、自分ではどうすることもできない過酷な環境に生きざるを得ない現代の少女たちのリアルな苦しみが重なって、とても引きつけられました。
ようやく自分で自分の人生を切り拓き始めた矢先、規格外の強い妖鬼が出現。大切な人を守るために立ち上がったナナの勇気、友情、優しさ、怒りに心が熱く震えました。後輩魔法少女ルリや式神使いの青年の伊月といったキャラクターたちとの関係性も素敵です。
誰だって自分の人生を選ぶ権利がある、その力があると信じさせてくれる希望の物語。大好きです!!
書店関係者 1816442
「魔法少女」と聞いて、可愛くてキラキラした女の子たちが魔法で悪者を倒すお話を想像していたら、いい意味で思いっきり裏切られました!!
めちゃくちゃ好きです!!!
ピンクのボブヘアに、コスメやファッションも好きな24歳のナナ。
見た目だけなら私が想像していた「魔法少女」そのものなのに、彼女が生きている世界は全然キラキラしていない。
人々の妬みや悲しみ、絶望から生まれる〈妖鬼〉と命懸けで戦い、その魔法少女たちを管理しているのは国家の秘密組織。
しかも魔法少女になるのは、家庭に居場所がなく、傷ついてきた少女たちです。
行き場のない子どもたちを「保護する」という形で迎え入れながら、その力を戦いに使わせる。
最初は「魔法少女ものだ〜!」とワクワクしていたのに、知れば知るほど「待って、それって本当に救済なの……?」という気持ちになりました。
15歳から10年も戦ってきたナナが、大学へ進学して自分の人生を歩こうとしているところもすごく好きです。
命懸けで街を守ってきたんだから、その後くらい好きに生きたっていいじゃん!!
誰かを守るための「魔法少女」ではなく、ひとりの24歳の女の子として、勉強して、おしゃれして、友達と遊んで、アフタヌーンティーに行って、自分の未来を選んだっていい。
そんな当たり前のことすら簡単には許してくれない世界なのが苦しかったです。
そしてナナがめちゃくちゃ格好良い!!
「18年ぶりの逸材」と呼ばれるほど強いのに、ナナの魅力って魔法の強さだけじゃないんですよね。
飄々としているように見えて、友達や後輩のことをちゃんと見ていて、優しくて、面倒見が良くて、自分自身もたくさん傷ついてきたからこそ他人の痛みに気づける。
それでも理不尽なものには「仕方ない」で済ませず、ちゃんと怒って抗おうとする。
そこが本当に大好きでした!!
この物語でナナたちが戦っているのは〈妖鬼〉だけじゃない。
誰かの犠牲によって成り立っているシステムや、古い価値観を押しつける組織、生まれ育った環境によって人生の選択肢まで奪われてしまう現実。
魔法でも簡単には解決できないものばかりです。
子どもの頃は「魔法があったら何でも解決できるのに」なんて思っていたけれど、大人になると、現実には魔法でもどうにもならないような問題がたくさんあることを知ってしまう。
だからこそ、この物語の「魔法少女」がそんな現実に立ち向かっていることに、めちゃくちゃ胸が熱くなりました。
傷つけられた人が、その痛みをまた別の誰かにぶつけてしまう。
そんな「不完全な救済」の連鎖を、「私は傷つけられたんだから仕方ない」で終わらせず、自分のところで断ち切ろうとする。
これって妖鬼を倒すよりずっと難しい戦いなんじゃないかなと思います。
自分も苦しいのに、それでも後輩や大切な人の未来を守ろうと立ち上がるナナが本当に格好良かったです。
ルリや伊月との関係性も大好き!
そして、うさぎ型の式神ちゃんが可愛い!!
こんなに重くて苦しい世界だからこそ、キャラクターたちの何気ないやり取りや優しさが余計に愛おしく感じました。
「迎撃討伐が終わったら、アフタヌーンティーに行こうよ」という言葉もすごく好きです。
世界を救うとか、巨大な組織を変えるとか、そんな大きなことだけじゃなくて、「戦いが終わったら一緒にお茶しよう」という小さな約束だって、生きて帰ってくるための立派な希望なんですよね。
そして何より、
「あなたの声は無力じゃない」
というメッセージがものすごく刺さりました。
どれだけ大きな組織や社会を前にしても、「自分ひとりが何か言ったところで変わらない」と諦めてしまったら、何も変わらない。
ナナたちは傷ついて、それでも声を上げて、自分たちの未来を自分たちで選ぼうとする。
全部を綺麗に救ってくれる魔法なんてなくても、声を上げること、誰かの手を取ること、間違っているものに抗うことはできる。
それこそが、この物語にとっての本当の「魔法」なのかもしれないと思いました。
可愛い魔法少女ものだと思って読み始めたら、バトルは熱いし、世界観は壮大だし、社会の理不尽さには腹が立つし、女の子たちの抱えている痛みには苦しくなるし、それでも最後にはちゃんと希望がある。
こんな魔法少女が読みたかった!!!
傷ついても、絶望しても、それで人生が終わるわけじゃない。
誰だって自分の人生を自分で選んでいいし、未来を変えようとする力を持っている。
そんなことを力強く信じさせてくれる物語でした。
ナナ、めちゃくちゃ格好良かった!!
大好きです!!!
書店関係者 1052272
9/30発売 東京魔法少女/実石沙枝子 講談社
【要約】
人の怨念が生み出す危険な妖魔を退治するため、
政府と陰陽師一族が組織したのが「魔法少女」。
戦いで死ぬか、大怪我して引退かの過酷な魔法少女達の中で、
最前線で生き残った少女が運命に抗い動き始める…。
ドラマありバトルありで面白い。シリアス展開もあり大満足。
【感想】
身寄りのない少女達で組織された魔法少女は、
戦って死ぬか、大怪我で生き残っても組織内で飼われるように生きるのみ
15歳で魔法少女になって、10年間最前線で生き抜いた少女は
その運命に抗うためにセカンドライフの道を切り開こうとする
魔法少女が、現代社会で政府が率いる組織になっている
ファンタジーだけど、どこかリアル寄りな設定が面白い。
(なんで、魔法少女って名前にしたんだwww)
単純な妖魔とのバトルだけではなくて、組織内の陰謀や確執など
深みのあるドラマに、めっちゃ読み応えを感じました。
自分を変えようと前を向く、でも責任感もある
後輩たちのために、親友の為に、全てを引き受ける。
主人公の熱さに胸が熱くなりました。
思った以上にシリアスでいい話でした。教授ええ味だしてるわぁ
リアル社会の魔法少女もの、面白さに加えて、とても感動いたしました。
素敵な物語をありがとうございます。
出版事業関係者 1720651
魔法少女…少女と言い切ってしまうにはビミョーな年齢のナナちゃんと、仲間たちとの会話がテンポよく展開されていきます。
特A級の強大な敵の発生源は、読んでいる誰しもがすぐにピンとくるはずなんですが、わかっていながらハラハラさせられました。
救いがあってよかった!
書店関係者 673506
15歳で国家の秘密組織に拾われ10年。過酷な戦場を生き延びて大学でセカンドキャリアを切り開こうともがく深見ナナ。面倒見のよい彼女が挑む、少女らを無慈悲に最前線へと送り込む組織や、誰かの犠牲で回る狂ったシステム、連鎖する負の感情、国家組織による使い捨ての搾取構造と絶望に抗う戦い。ピンク色のボブヘアでコスメやファッションも好きな大学生として、日常の描写を重ねることで普通の女性としての一面も垣間見せる一方で、不条理な連鎖を自分の代で断ち切ろうとする彼女の精神的タフさも際立っていて、ささやかな約束を掲げて災厄と巨大な組織に挑んでいく姿はカッコよかったです。