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蜘蛛の巣のネズミ 表紙

蜘蛛の巣のネズミ

OSINT記者

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刊行日 2026/09/28 | 掲載終了日 2026/09/29


ハッシュタグ:#蜘蛛の巣のネズミ #NetGalleyJP


内容紹介

権力は、不都合な個人を生贄にする——。
守り抜け、家族と信念を。中年新聞記者の逆襲劇、開幕!!

OSINT(オープン・ソース・インテリジェンス)=公開情報を収集・分析し、独自の情報とする手法。

コロナ禍のある夜、新聞記者・那緒輝(なおあきら)はニュース番組の何気ない一言に違和感を覚える。「夜の街の人々の東京から地方への移動が確認された」なぜ当局は、そこまで正確に人々の行動を把握できるのか。疑問に思った那緒は、ネットに溢れる情報を駆使して真実を突き止めるOSINT(オシント)という調査方法を知る。自らそれを駆使し、家出少女の居場所を突き止めた那緒はネットの世界で時の人となった。ところが、国民の位置情報を捜査に活かそうという警察の不穏な動きを知り、調べ始めると権力の逆鱗に触れ、陰謀に巻き込まれてしまう……。当局の監視網を抜け出し、真実を掴むことはできるのか!?

サイバー空間で繰り広げられる、知的興奮とスリル!


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著者/西村 健(にしむら・けん)
1965年福岡県福岡市生まれ。6歳より同県大牟田市で育つ。東京大学工学部卒業。労働省(現・厚生労働省)に入省後、フリーライターになる。1996年に『ビンゴ』で作家デビュー。その後、ノンフィクションやエンタテインメント小説を次々と発表する。
2005年『劫火』、2010年『残火』で日本冒険小説協会大賞を受賞。2011年『地の底のヤマ』で第30回日本冒険小説協会大賞、翌年、同作で第33回吉川英治文学新人賞、2014年『ヤマの疾風』で第16回大藪春彦賞を受賞する。著書に『光陰の刃』『目撃』『激震』、「博多ラーメン探偵シリーズ」など。

権力は、不都合な個人を生贄にする——。
守り抜け、家族と信念を。中年新聞記者の逆襲劇、開幕!!

OSINT(オープン・ソース・インテリジェンス)=公開情報を収集・分析し、独自の情報とする手法。

コロナ禍のある夜、新聞記者・那緒輝(なおあきら)はニュース番組の何気ない一言に違和感を覚える。「夜の街の人々の東京から地方への移動が確認された」なぜ当局は、そこまで正確に人々の行動を把握できるのか。...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
 空白ページは削除して公開しております。<br>
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著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。
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出版情報

ISBN 9784065430934
本体価格 ¥2,300 (JPY)
ページ数 329

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NetGalley会員レビュー

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物語はコロナ禍当初から始まる。大手新聞社記者の主人公は自宅で仕事をしている。ある日、テレビ中継の男性アナウンサーの言葉が気になる。夜の商売の人々が東京から移動が「確認」された。この確認は何を意味するのか?調べると国家のある会議にたどり着く。そこで接触を試みるとスマホの位置情報・GPSを捜査に使えないか?そして国家・警察からマークされフェイク動画で境地に。運がいいのか?悪いのか?国民が何気と使っているスマホ。便利だけど危険がいっぱい。見えないところで国は動いている。考えさせられました。結末は、ああ、そうですか?

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公開情報を収集・分析して真実を解き明かす調査手法「OSINT」まったくの初めてきく手法だったので、興味津々に読み進めました。日常の何気ない情報から大きな違和感を抱き、そこから見えない巨大な力に追い詰められていく展開にはハラハラさせられっぱなしでした。専門的な難しい知識がなくてもすんなりと理解できる丁寧な語り口で、ネット社会の怖さと人の温もりの両方を深く実感できる、非常に面白い傑作サスペンスです。タイトルがちょっともったいなかったかも……。

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大手新聞記者那緒輝は、コロナ禍のなか糖尿病があり、自宅勤務を余儀なくされていた。友人の依頼で家出した中学生を、在宅のまま僅かな手がかりを、根気よく手繰り見つけ出した。オシント記者として大いにバズった。
今の時代皆んなスマホを持ち、片時も離さず依存状態にある。警察庁の一部署サイバー戦略局は、GPSの位置情報を個人に知らせず犯罪捜査に利用しようとして画策していた。それを知らされた那緒は手がかりを求めて、覚えたばかりのオシント能力をふり絞る。
日本の警察がまさかねと思いながらも、ひょっとしたらあるかもと考えさせられた。引き込まれて捲る手が止まらなかった。

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「OSINT」という言葉を初めて知りましたが、公開されている情報だけを集めて分析し、真実に近づいていくという方法がめちゃくちゃ面白かったです!
ニュース番組の「移動が確認された」という、普通なら聞き流してしまいそうな一言から、「どうやって確認したの?」と疑問を持つ主人公。
そこから少しずつ大きな問題へ繋がっていく展開に、最初からぐいぐい引き込まれました!
特に怖かったのが、私たちが毎日のように使っているスマホの位置情報。
便利だから当たり前のように持ち歩いているけれど、その情報を自分の知らないところで利用されたら……と考えると、一気に身近な恐怖に感じます。
しかも、真実を追いかける彼が権力に目をつけられ、フェイク動画まで使って追い詰められていく展開にはゾッとしました。
「さすがにこんなことないよね」と思いたいのに、「でも絶対にないと言い切れる……?」とも思ってしまうのが怖い!
専門的な題材なのに説明が分かりやすく、難しさを感じずに夢中で読めたのも良かったです。
わずかな情報を繋ぎ合わせて答えに辿り着くOSINTの面白さと、ネット社会ならではの恐ろしさが合わさって、ページをめくる手が止まりませんでした!
便利なものほど、使い方次第では怖いものにもなる。
普段何気なく使っているスマホやネットとの付き合い方についても、改めて考えさせられました。
知的な面白さもハラハラするサスペンスもたっぷりで、「この先どうなるの!?」と最後まで夢中になれる一冊でした!

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読み終わった時に、普通の生活に戻れた安心とこれからも気が抜けない緊張の溜め息が出た。
蜘蛛の巣は、おそらく引っ掛かった生き物は引っ掛かっていることに気付かずに入り込んでいるんだろうなと、蜘蛛が糸を巡らせているのを、ぼーっと見たことがあったことを思い出した。
この小説を読む前から、歩数でポイントをゲットできるようなアプリの動画を見て、良くこんなのするよなーと冷めた目で見ていた人間だったので、この話のように無意識のうちに個人情報をばら撒く危険性も含んでいることを知るきっかけになるお話として、面白かった。
ただ、表と裏を考えないような人は、手に取らない小説なんじゃ…とも思ってしまった。
現実、こんな上手くいくとは思えないけれど、話の世界でこそ、家族がバラバラになることもなく、ネットとリアルの生活の差があって良いなと感じた。

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新聞記者・那緒輝はニュース番組のあるコメントに引っかかりを覚える。そのニュースはコロナ禍での人の移動についての考察だったのだが・・・。
新聞記者として周囲にアンテナを張り巡らせ、そこに引っ掛かったネタを追求しただけなのに、大きな渦に巻き込まれある意味追い詰められていく模様はまさに当たり事故のようで、悲惨さとともに誰もがあり得ることだという恐怖心まで植え付けてくるようだ。また実態として法整備が追い付いていなく線引きや脱出法が難しいネット社会での闇が、AIの進化が加速度的に速まっている昨今、より深まっていくようで怖い。さらには権力の暴走や同調圧力のむごさと約90年前WWⅡ前夜のような雰囲気をしだしていることも危うさを強調してくるようだ。
自身で真実を見極める大切さと誤情報に流されない芯を持つ大切さを改めて実感させる現代の情報サスペンス。

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コロナ禍と持病が重なって大幅に行動が制限されてしまった敏腕新聞記者・那緒輝は、ある日ニュースで読み上げられたアナウンサーの言葉に疑問を持つ。《夜の街の人々》が《東京から地方へ移動している》ことが《確認された》というのである。なぜ、ここまで詳細に人の動きを掴むことができるのか。そのことに疑問を持った那緒は、さまざまな伝手を駆使してOSINT(オープン・ソース・インテリジェンス)という言葉に行き着く。たまたま知ることとなったこのOSINTという手法を使って、家出少女の居場所を突き止め、突然時の人となった那緒は、ある筋から「スマホから得られる位置情報を警察の捜査に活かそうという動きがある」ことを聞かされ、秘密裏にその調査に乗り出すのだが……というのがあらすじ。

「そんなことあるはずがないよ」と国民の誰もが思っているような事柄が、実は現実におこなわれているとしたら、と想像しながら読むと、これは実に怖い話だなと。中盤以降に那緒が陥る極めて重大な事態も、これまで多くの人々がこのような問題に悩まされてきたことを思えば、まったく他人事ではないと感じる。自分は平和に暮らしていると思っていても、那緒のようにいつなんどき最悪の事態に巻き込まれているかわからないような現代を、私たちは生きているのだということを改めて実感させられた。

パソコンと言えばメールや検索くらいしか扱えない「アナクロ人間」として描かれているはずの那緒が、MMORPGらしきオンラインゲームを割とかんたんにこなしているという点とか、そもそも自分でもアナクロと称するような人間が、MMORPGをプレイ可能なPCをそもそも持ってたりするのだろうか、とか細かい点がちょっと気になったくらいで、専門用語が並ぶ割に読みやすく、話もスムーズに入ってくるので読む人を選ばないのではないかと思う。

終盤の描き方からすると、続編が予定されているのかなと思うので、ぜひ続きも期待したい。

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コロナ禍、夜のニュースの一言に違和感を覚える新聞記者。
その一言から、ネットを駆使してオシントという調査方法を駆使し事件に関わり時の人となる。それをきっかけに、彼は警察に監視されることになってしまう。

ニュースので、断言された一言が胸に引っ掛かるなんて、さすが新聞記者だなと思う。
当たり前のように毎日スマホを使い、決済したりポイントを貯めたり。そうやって私の情報も収集されている。
Cookieだってよく読まずに同意してWebサイトを利用し、私のスマホやタブレットにオススメの動画や音楽、広告が表示される。
専門用語が分かりやすく書かれているので読みやすく、さくさく読める。アプリやWeb上で同意したことが、こう使われたらどうなるだろうか?というifの物語で面白かった。

コロナ禍の閉塞感や、仮想空間のゲームにハマった日々を思い出した。
ー羨ましい限りですね。自分はそこまで正しい、とそこまでの信念をお持ちになれるというのはー
この言葉がとても心に残った。一度出回った情報はデジタルタトゥーとして消えることはない。ネット上の陰謀論やフェイクニュースを信じる人もいる。
自分が何を信じるのか?同意していない情報で監視されるようになったら?そんなことを考えながら、新聞記者と警察との対決や、巧妙な心理戦を楽しんだ。

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一番ひやっとしたのは、警察の動きを知ったときではなく、その少し前でした。

那緒は、ネットに落ちている情報をつなぎ合わせて家出少女の居場所を見つけ出し、一躍注目を浴びます。人助けですし、読んでいても素直に「すごいな」と思いました。ただ、後から振り返ると、やっていることは「本人の知らないところで、本人の居場所を割り出す」ことです。その技術を手にした同じ人が、今度は国による位置情報の利用を追う側に回る。この並びが、読み終えてからじわじわ効いてきました。善意で調べるのと、権力が調べるのと、どこで線が引けるのか。

主人公が若いハッカーではなく、在宅勤務を強いられた中年の新聞記者というのもいいところです。新しい手法をおっかなびっくり覚えながら、記者として引っかかった一言を手放さない。冒険小説を書いてきた著者らしく、画面の前に座っているだけの場面でも、どこか追う者と追われる者の体温があります。

タイトルの「ネズミ」が誰のことなのか、最初と最後で見え方が変わりました。読後、自分のネットでの足跡を少しだけ確かめたくなります。

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西村さん初読み。

新聞記者の那緒がネット環境での見えないものからの攻撃を受け
フェイク動画を作成さらされてしまう。
誰に出し抜かれたか探していくところがスリルもあり、引き込まれていった。

公開情報を収集・分析し、独自の情報とする手法「OSINT」もさることながら、警視庁のサイバー戦略課なる組織に
国民のスマホの位置情報をを収集されることが事実であるなら恐ろしすぎる。

#蜘蛛の巣のネズミ
#NetGalleyJP

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