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国境なき衣食住 表紙

国境なき衣食住

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刊行日 2026/10/30 | 掲載終了日 2026/10/28


ハッシュタグ:#国境なき衣食住 #NetGalleyJP


内容紹介

「国境なき医師団」の手術室看護師として、数々の紛争地で医療活動に取り組んできた看護師・白川優子さんが、「医療」ではなく「暮らし」について綴ったエッセイ。
様々な国から派遣されてきたスタッフたちとの共同生活の模様と、現地で出会った食べ物や洋服、動物たち……。
笑いあり涙ありの今までにないエッセイです。

「国境なき医師団」の手術室看護師として、数々の紛争地で医療活動に取り組んできた看護師・白川優子さんが、「医療」ではなく「暮らし」について綴ったエッセイ。
様々な国から派遣されてきたスタッフたちとの共同生活の模様と、現地で出会った食べ物や洋服、動物たち……。
笑いあり涙ありの今までにないエッセイです。


おすすめコメント

「まえがき」より(著者)

私はこれまで、何度となく紛争地の最前線での医療現場の話を書き、話してきた。
だけど、この本では、その視点を少しずらしている。医療ではなく、衣食住。
なぜ衣食住? それは、紛争地の現場を、医療とは別の角度から伝えてみたかったからだ。現場で働くということは、そこで暮らすということでもある。
私たち海外派遣スタッフは、どんな環境で、どんな場所に泊まり、どのように暮らしているのか。
食べ物や日用品は手に入るのか。どんな文化の土地に溶け込み生活しているのか。

「まえがき」より(著者)

私はこれまで、何度となく紛争地の最前線での医療現場の話を書き、話してきた。
だけど、この本では、その視点を少しずらしている。医療ではなく、衣食住。
なぜ衣食住? それは、紛争地の現場を、医療とは別の角度から伝えてみたかったからだ。現場で働くということは、そこで暮らすということでもある。
私たち海外派遣スタッフは、どんな環境で、どんな場所に泊まり、どのように暮らしているのか。
食べ物...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784041161661
本体価格 ¥1,900 (JPY)
ページ数 234

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NetGalley会員レビュー

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まえがきを読んだだけで「この本を読みたい!これは絶対面白い!」と確信した。
語り口が飄々としているので、戦争と隣り合わせの緊迫した状況を息をのみながら読む感じではなく、ゆったりと他国を知る感じに気楽に読める。
想像もつかないほど過酷な状況下でも様々な国の人々がチームになり活動を行っている姿を見ると、衣食住のありがたさがよくわかる。
高校の課題図書にしたいくらい。
現地の服装をしてその土地に馴染む。現地の方との心の垣根を超えていく。そんな著者に希望をもらう。
でもやっぱり日本が安心・安全。
帰ってくる場所があるから頑張れるのかな

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著者は「国境なき医師団」の手術室を担当する看護師。何度も派遣されて紛争地での医療活動を行なって来られたが、本書は医療活動そのものではなく、派遣されたメンバーの「衣食住」に焦点をあてている。

深刻な問題や辛いことも多いだろうに、筆致は軽妙。雰囲気が伝わる写真も多数あって、とても読みやすい。
多文化のメンバーが出会いと別れを繰り返し、でも「さようなら」ではなくて「またどこかで」と言い合うところなど、なるほどと思った。
「国境なき医師団」は、純粋に医療の必要性だけでちり用の優先順位を決めるために寄付だけで運営されているという。
いつになるかわからないが、派遣の必要がない、紛争の犠牲者が出ない世界が到来することを願いたい。

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国境なき医師団の手術室看護師として医療現場に立ち、数々の著作を通してその体験を伝えてきた白川優子さん。本書は派遣先での「生活」に焦点があてられており、紛争地のリアルを描いてきた既刊の読者はもちろん、これまで白川さんの著書を読んだことがない方にも入門としてお勧めしたい。

国境なき医師団といえば、紛争地で医療活動に携わるスペリャリストであり、助けを必要とする人のため危険も顧みず人道支援を行う人格者ーーいわば、特別な人、というイメージがあるのではないか。私自身、敬意の念と共にそう思っている側面がある。けれど、本書を読むと、国境なき医師団のスタッフも私達と変わらぬ人間くささを持っているのだと実感できる。虫が怖かったり、誰が料理を担当するか様子を伺い合ったり、同室のメンバーのいびきに悩まされたり、早い者勝ちのシャワー室で他のスタッフの着替え中に出くわすハプニングがあったり、イベントを企画してスタッフ間のコミュニケーションを計ったり…。そんなエピソードの数々に、スタッフの方々の日々の暮らしやご苦労が偲ばれると共に、彼らへの親しみの思いが込み上げてくる。そして、この魅力的な方々が、心を痛め、時には命を危険にさらしながら、今も誰かを救うために紛争地で活動を続けているのだという事実にハッとさせられるのだ。

暴力に晒されて傷ついた人を救おうとするのも人である一方、人を傷つける暴力を行使するのもまた人である事に、なんとも言えないやりきれなさを感じる。暴力が連鎖し、拡大し、力によって世界を書き換える行為が罷り通る事にも、それによって感覚が麻痺していく事にも。
けれど、本書は気付かせてくれる。言葉も文化も異なる人々が、戦地という極限状態の中で、見ず知らずの人間を救うために力を合わせ、過酷な医療活動を行う事ができるのだ。だったら、私達にだって、できないはずがないじゃないか。言葉も文化も国境も超えて、互いに助け合い、共に生きる事がーー。
昨今の世界情勢を見るに、残念ながら私達の生きているうちにその願いが叶う事は難しそうだ。けれど、望みを捨てずに繋いでいけば、いつかーーこの世界の人々が、国境にとらわれる事なく衣食住を共にし、共に生きる事のできる日が来るかもしれない。そんな希望を与えてくれる1冊。

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