ふくろうハイムの扉をひらけば
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刊行日 2026/10/26 | 掲載終了日 2026/11/30
ハッシュタグ:#ふくろうハイムの扉をひらけば #NetGalleyJP
内容紹介
ある挫折をきっかけに大学を中退。マンション管理員のアルバイトをはじめた央次郎は、海に近い高台に建つ、総戸数わずか6戸、築古の個性的なマンション「ふくろうハイム」の担当になる。
央次郎にはある悩みがあり、極力、住人と顔を合わせないようにしていたが、ある日、『小さなスプーンおばさん』にそっくりな202号室に住む上田千依から声をかけられる。管理人補佐に立候補してきた千依とともに、"〈ふくろうハイム〉に女の幽霊が出る"という噂の真相を探り始めるが……。
やがて、千依のおせっかいで、央次郎と他の部屋の住人との間でも少しずつ交流が始まっていく。201号室に住む高齢の父と息子、302号室に住む母を亡くしたばかりの双子の姉妹、301号室に住む同性カップル、401号室に住む謎の女性、402号室に住むシングルマザーと三きょうだい。
扉の向こうに広がっていた、それぞれの家庭の事情、それぞれが抱えて生きてきた傷に触れた央次郎の心にも変化の兆しが……。
「金曜日の本屋さん」シリーズ&『銀河の図書室』著者が贈る、"もう一度、人生を愛したくなる"ハートウォーミング・ストーリー!
販促プラン
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初回指定ご希望の場合、こちらのフォームから承ります。
締切は9/30(水)です。
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出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784087700756 |
| 本体価格 | ¥2,000 (JPY) |
| ページ数 | 304 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
図書館関係者 1038994
千依さんは何者だ!?
この女性のバイタリティが周りを巻き込んでいく。
それぞれの暮らし、悩みをそっと後押ししていい方向に持っていく。
カルチャースクールってなんでもやっててすごいなぁと驚愕するくらい、あれもこれも身に付けているスーパーおばあさん。
人の為にこんなに動いてくれる絶滅危惧種。
人と関わりたくない主人公も、どんどん彼女のペースに巻き込まれて変わっていく。
それぞれの家庭の再生が胸を打つ。
児童書・YAに入るのかは疑問
書店関係者 1816442
総戸数わずか6戸のちょっと変わったマンション「ふくろうハイム」を舞台にした、優しくてあたたかい物語でした!
最初は「女の幽霊が出る」という噂から始まるので、ちょっと怖いお話なのかな?と思ったのですが、読み進めていくほど住人たち一人ひとりの人生が見えてきて、どんどん惹き込まれました。
何より『小さなスプーンおばさん』みたいな千依さんがとっても魅力的!
人との関わりを避けていた央次郎のところへグイグイ入ってきて、勝手に管理人補佐に立候補しちゃうおせっかいっぷりが可愛くて大好きでした!
そして千依さんをきっかけに、ずっと閉じていた「扉」が少しずつ開いていくように、央次郎と住人たちが繋がっていくところがすごく素敵です。
高齢の父と息子、母を亡くしたばかりの双子、同性カップル、謎めいた女性、シングルマザーと三きょうだい。
同じマンションで暮らしていても、扉を一枚隔てた向こう側には、それぞれまったく違う人生があるんだなぁ……と思いました。
みんな何かしらの事情や傷を抱えていて、それでも毎日を一生懸命生きている姿に胸がぎゅっとなります。
央次郎自身も挫折や悩みを抱えて人との関わりを避けていたのに、住人たちの人生に触れることで少しずつ変わっていくのが本当に良かったです!
誰かのおせっかいが少し面倒だったり、それでもそのおせっかいに救われたり。
人と関わることって大変だけど、やっぱり人だからこそ救える心もあるんだなと思えて、すごくあたたかい気持ちになりました。
「ふくろうハイム」という小さなマンションだからこそ生まれる距離感も大好きです!
最初はただの隣人だった人たちが少しずつお互いを知って、それぞれの傷や寂しさにそっと寄り添っていく姿が優しくて、気づけば住人みんなに愛着が湧いていました。
幽霊の噂の真相も気になるし、それ以上に「この人たちはこれからどうなるの!?」と住人たちのことが気になって仕方なくなる物語でした!
傷を抱えた人たちが誰かとの出会いによって少しずつ前を向いていく。
そんな優しさがぎゅっと詰まった「ふくろうハイム」がとっても素敵で、私もちょっとだけこのマンションの住人になってみたいなぁと思ってしまいました!
読み終わったあとに心がふわっとあたたかくなる、大好きな一冊です!!
メディア/ジャーナリスト 448563
人は欠点があっても、それは個性なんだ。そんなことを感じさせてくれるあったかストーリー。
主人公には吃音があり、それが原因で大学を中退して、マンションの管理人の仕事をしている。
欠点が個性というのは綺麗事ではある。しかしそんな綺麗事をファンタジーとして物語にしてくれると、ちょっと信じてもいいよなという気持ちになってくる。それがこの本のマジックだ。
人と同じでいることは簡単だ。人と違っていることは難しい。
でも人と違っていることは、時に素晴らしく輝くことがある。常にメガティブでばかりあるわけではない。
ふくろうハイムの住人だって、みんなどこかに欠点がある。だから愛することができる。
こんなところに住めたらいい。マンションの隣に誰が住んでいるかもよくわからない時代。集合住宅が一つのコミュニティに慣れれば、それは素晴らしいことなのだろう。