推定冤罪
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刊行日 2026/11/09 | 掲載終了日 2026/11/05
ハッシュタグ:#推定冤罪 #NetGalleyJP
内容紹介
冤罪だったら、人生が滅茶苦茶になっちゃうし。
――そうやって隠されてきたもう一つの問題はなにか?
2018年4月、刑法学者の灰原法雄が痴漢容疑で逮捕された。起訴されるも無罪判決を勝ち取った灰原は、記者会見で、冤罪によって社会的に殺されるかと思うと怖くてたまらなかったと涙を流す。一方、被害を訴えた女子学生には誹謗中傷が殺到し、判決の翌月に自殺してしまう。しかし2026年6月、灰原は再び痴漢容疑で逮捕される。8年前は本当に冤罪だったのか? 再び灰原の弁護を担当することになった弁護士・乃木知美と、自殺した女性の友人でもある新聞記者・本間湊、事件の目撃者・桜井栞の3人が見た「真実」とは。
出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784041179307 |
| 本体価格 | ¥2,000 (JPY) |
| ページ数 | 376 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
書店関係者 1816442
冤罪で人生を壊されてしまう怖さはもちろんですが、その一方で「被害を訴えた人はどうなるんだろう?」と考えさせられるお話でした。
無罪判決が出たことで灰原は「冤罪の被害者」として注目されますが、その裏で女子学生には誹謗中傷が殺到し、命まで失ってしまう。
どちらか一方だけを見て簡単に「被害者」「加害者」と決めつけてはいけないんだな……と、すごく怖くなりました。
そして8年後、灰原が再び痴漢容疑で逮捕されたことで、「じゃあ8年前の事件は本当に冤罪だったの?」という疑問が生まれる展開にも一気に引き込まれました!
弁護士、新聞記者、目撃者と、それぞれ違う立場から事件を追っていくのも面白かったです。
同じ出来事でも立場が変われば見えるものが全然違っていて、何を信じればいいのか分からなくなっていく感覚がリアルでした。
冤罪によって人生を壊される人もいる。
でも、勇気を出して被害を訴えた人が疑われ、傷つけられることもある。
「冤罪だったらどうするの?」という言葉の陰で、見えなくなってしまった問題について深く考えさせられました。
真実を知りたい気持ちでどんどん読み進めてしまう、重くて苦しいけれど、とても印象に残る作品でした。