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レビュアー 781279
この作品が与えてくれた読後感を誰かと語りたいと思える作品と出会えた。人類滅亡へとすすむ世界を描きながら、絶望に浸るのではなく希望へと繋がる物語だった。
この世界は百年後に小惑星衝突により、終わりへと近づいていた。
百年という猶予は人々の心を徐々に蝕み、出生率は下がり、生産性も下がっていく。
徐々にカウントダウンされながらすすむ連作短編集。全く関係ないようにみえても人々の繋がりがわずかにでも重なることで、途切れることなく世界は続いているのだという景色が見えるようだった。
今年に入ってから2032年に小惑星が地球に衝突する確率が3%とニュースで報じられた。しかしその可能性は今ではほぼゼロにすぎないと言われている。
3%という数字を見たとき衝突したらどうなるのだろうと漠然とした不安を抱いていた。
それがこの物語のようにほぼ100%の確率で衝突するのだとしたら、やはり絶望に苛まれるのだろうか。
私はそれでも未来に希望を託して日々を過ごしていきたい。
この世界は百年後に小惑星衝突により、終わりへと近づいていた。
百年という猶予は人々の心を徐々に蝕み、出生率は下がり、生産性も下がっていく。
徐々にカウントダウンされながらすすむ連作短編集。全く関係ないようにみえても人々の繋がりがわずかにでも重なることで、途切れることなく世界は続いているのだという景色が見えるようだった。
今年に入ってから2032年に小惑星が地球に衝突する確率が3%とニュースで報じられた。しかしその可能性は今ではほぼゼロにすぎないと言われている。
3%という数字を見たとき衝突したらどうなるのだろうと漠然とした不安を抱いていた。
それがこの物語のようにほぼ100%の確率で衝突するのだとしたら、やはり絶望に苛まれるのだろうか。
私はそれでも未来に希望を託して日々を過ごしていきたい。