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会員のレビュー

カバー画像: 記憶の対位法

記憶の対位法

刊行日:

レビュー投稿者

書店関係者 940038

主人公をはじめとする、個性の強い登場人物たちがお互いの個性を認め合い、お互いの良き理解者であるという関係性がとても素敵で、友人によって心が救われること、共に悩んでくれる人たちがいるだけで過去も未来も違った見え方がすることに、友のありがたみを痛感した。
対位法という言葉も作曲技法も知らなかったが、読み終えて「なるほど」と唸った。言い難いことを背負って生きている人間の変容を表した、見事なタイトルだ。

ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。