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書店関係者 681228
このタイトルから、こんなにも切ない気持ちにさせられるなんて思いもしませんでした。作者はどうしてこんな世界を創り出せるのでしょう。確かに不思議なことがあるのに、彼らはまるで近所にいるありふれた人たちのような親しみもある。日常にその不思議が溶け込み、私自身すらその一部なような気持ちになれてしまう。全ての物語がそうでした、ずっと口の中で転がしておきたくなる飴玉のような作品集。この不思議は、案外すぐ近くに存在しているのではないだろうか。そして今、どうしようもなくなんの変哲もない蒸しパンを食べたい。