星の子

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刊行日 2017/06/07 | 掲載終了日 2018/03/09

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内容紹介

主人公・林ちひろは中学3年生。出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族を崩壊させていく。前作『あひる』に続き芥川賞候補となった著者の新たなる代表作。

主人公・林ちひろは中学3年生。出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族を崩壊させていく。前作『あひる』に続き芥川賞候補となった著者の新たなる代表作。


おすすめコメント

2018年本屋大賞ノミネート作品!!

野間文芸新人賞受賞作。

第157回芥川賞候補作。

熱い応援ありがとうございます。

おかげ様で7刷です!

2018年本屋大賞ノミネート作品!!

野間文芸新人賞受賞作。

第157回芥川賞候補作。

熱い応援ありがとうございます。

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販促プラン

大増刷:1/24出来!

ノミネート帯:1/22出来予定

朝日新聞半五段広告:1/21予定

大増刷:1/24出来!

ノミネート帯:1/22出来予定

朝日新聞半五段広告:1/21予定


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784022514745
本体価格 ¥1,400 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

「中学三年生」という子供と大人の境目の時期に気付いた家庭の違和感。 可愛い我が子の為にと怪しい宗教にのめりこんだ両親。 家庭の常識と世間の常識で揺れるちひろ。 与えられるのは歪んだ愛か、それとも真実の愛か。 子供と大人の境目を生きるちひろの苦悩と葛藤が見事に表現された作品。 自身も一人の子を持つ母親である為、両親の気持ちがわからないでもない。 同時に母親から生まれた娘でもある。 両親の期待を裏切らないようにと世間との折り合いをつけながら生きていく様が切なかった

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読み終えてすぐ、「…これで終わり!?」と驚きました。話の半ばにあった、ちーちゃんを宗教から離れさせたい人達との間の話がもっとまとまるまで話があると期待したから。南先生があれ以上の過剰な反応・行動を起こすと期待したから。でも、お話の終わり数ページの書き方、温かい家庭の後ろに待ち構える冷たい漠然とした恐怖に、読後しばらく尾を引いています。私が抱いた希望や憶測は、その両者に抑えられ、収められ、それ以上を蛇足と言えるものにしたのだと、理解させられました。

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波瀾万丈の日々が描かれ、結末はどうなってしまうのか、ハラハラしながら読み進めると、温かく切ないラストが待っていた。歯がゆく、やるせない。けれど後味が悪くないのは、このラストシーンのおかげなのだろうか。 純粋で優しい心を持った主人公ちひろ。心の奥に葛藤を抱きながらも、無意識に押し殺し、受け入れていこうとする姿が健気で切ない。 幸せの定義は人それぞれ。自分では幸せと思っていても、他者からすればそうではなかったり。本当の幸せとは何なのか、自分にとっての幸せとは何なのか、考えさせられる1冊。

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信じる者は救われる。 例え信じたものが偽物だったとしても。 だが、この先にこの親子の幸せはあるのだろうか。 結末を見せないラストに心を揺さぶられる。

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軽いタッチながら凄く苦しい物語だと思う。主人公が素直だから余計に引き立つのか、誰が悪いわけでもないのに苦しい。それが作中に滲みでているのに最後のあの終わりは何だろう?彼らはどうなっていくのだろうか?

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ストーリーは、楽しく面白い部分も多いのだけど、エンディングが未確定過ぎて、何を著者が言いたかったのか推測するしか無くなってしまう。流れ星のフェイドアウト効果でエンディングさせたかったのは分かるけど、それで信仰集団を批判したいのか、そうでは無いのか?読者に判断は任せると言う事か?・・・何らかへの信仰者は、いつの時代もいると思う。問題は、自分の立ち位置をどこに置くかと言うことだと思う。誰かが良いと言っている程度を信仰活動にしてしまうのは、生活感として危険に感じた。もう一つ、決め手がほしかった・・・

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中学生から見た家族の普通とは違う異常な状態をだんだんと自覚しつつ、父母と離れられない切なさが身にしみた。

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娘(ちひろ)の病気から新興宗教にのめりこむ両親、それをちひろ目線で描かれた作品。新興宗教についてはデリケートすぎてコメントしづらいが、この作品の宗教は異様なものを感じた。 人にとっての幸せっていうのは、一概には言えない。新興宗教にはまってる人たちも、趣味にはまっている人たちも、それはそれで幸せなんだと思う。この作品の宗教は、水を買いこそすれ、お布施に関しての言及はない。集会はあれど、そこまでの異様性はない。ただ、この単なる「水」でここまでの異様性を出すのはなかなか面白い。 ずっとじわじわとした気持ち悪さが付きまとってくるような、そんな作品でした。ラストは結局もやもやとした感じで終わったが、なかなかリアルで面白い作品だと思う。

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ちひろが小さかった頃、夜泣きや湿疹などを理由にある水を薦められる。 これが全ての始まりだった。信仰にのめり込んでいく両親、生まれたときから当然のこととしてそれを受け止めるちひろ。しかし、姉はそれを受け入れられず家を出て行く回りの人はどうして辞めさせようと刷るのか。彼らか幸せならそれでいいのではないか。考えさせられる一冊だった。

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特殊な環境で育った少女ちひろの小学生時代から中学までの物語。 彼女が見た流れ星は、光の中へ続いているのか、深い闇へと続いているのか。 暗い状況だけど暗くなく、切ないけれど切なくないのは、今村夏子の世界だからだろうか。

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宗教における盲信というテーマが、子どもの視点で書かれていることが、何より新鮮でした。よりストレートに心情が伝わってきます。《社会性とは?》を考えさせられます。この作品を読むことにより、光が届けられる、救いになる人もいるかもしれません。そんな警鐘を鳴らせる作者の気骨が感じられます!ラストの読み解きが、人それぞれの解釈になるのも、深いところです。

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ちひろは両親のサガを運命だと受け入れて生きて行くんだなと。ラストで感じました。 多分ちひろは、自身の命を捧げる事になるその時も、両親に微笑み返しながら祭壇に横たわるんだろうな、それが彼女が生きた当たり前。日常なんだ。 私達は色々な違いや変化を、自身で色付けした色眼鏡で見て判断して行く。なのにちひろは友や先生、姉の事を清められま水のように受け入れていく。 そんな姿は、私達側からしたら不憫にも見える一方、羨ましく思うほど魅力的だ。 兎に角、ラストの潔さ。清々しい星空が印象的な一冊。

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狭い世界で育ってきた主人公は自分の世界を判断できる状況にはない。淡々と語られる学校や友達とのやり取りのなかで見え隠れする背景に怖さを感じる。 両親の愛情は本物だ、手放すことになるだろう娘を思う気持ちは強い。それだけは救い。 成長とともに主人公が自分の状況をどう思うか興味深いがそこら辺りは読者に委ねられる。 私には苦手ジャンルでした。いろいろ考えさせられましたが。

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答えが1つではない作品です。読んだ人それぞれ異なる感想を持つことが出来る小説だと思います。 主人公達は周りに迷惑をかけずに生活をしており、正す必要はないと考える人もいれば、これは正さなければならないと考える人もいるでしょう。 宗教観リアリティがあります。主人公やその家族が次第に宗教に侵食されていく怖さが伝わってきます。主人公は奇妙だとは薄々思いながらも、その生活に浸っていく描写が上手いと思います。穏やかな家族が突然、感情的になる場面もリアリティがありました。 細かく状況を説明しない、ほんの僅かな一文や単語で何が起きたのか、状況を読者に伝えるセンスの良さが垣間見えます。 小学生から中学生になり成長に伴って描写が細かくなるところも上手いと思います。 主人公は親に依存するがあまり、自分の頭で考えることが出来ず、親の姿が少し見えなくなるだけで不安になっている描写も見逃せません。 ラストシーンは温かさと怖さが表現されています。一見、家族の描写を見ると温かいのですが、暗闇から教団の人間が現れるのではないかと主人公の脳裏に浮かんできて、教団に対しては畏怖する心理を持っているのでしょう。 作家は特に意見を主張しているわけではありません。宗教に傾倒することが良いとも悪いとも書いてはいません。判断を読者に委ねています。 伏線はわざと回収していないのだと思いました。回収すると、すっきりしてしまうので分からないままにしておいた方が良い作品なのだと思います。 特に何も起こらない小説ですが、細かいところまで想いを馳せることが出来るので楽しんで読むことが出来ました。よく出来た作品だと思います。 読み終わった時は「これで終わり?」と思うかもしれませんが、後からじわじわとくるものがあります。 中々このような作品には出会えません。一読の価値はあると思います。

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グッときてしまった。解決もなければ、事件もないけれど。それでもなお、グッとこさせる一冊だった。宗教に非日常を感じてしまうのは、日本人の特性かもしれない。なぜ信じるものが違うことを、尊重しあえないのだろうかと、素直に疑問に思った。 信じるものが異なるだけで、幸せも愛もそれぞれの形で存在するんだよなぁとしみじみ。 時間の経過とお金は冷酷。宗教が営利活動さえしなければな。人生は複雑だ。

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マジキチ文学(マジできちんと描けてる文学)というジャンルがあり、極北はうわさのベーコン(猫田道子)、ちょいと手前にアルジャーノンに花束を(ダニエル・キイス)、その手前にこちらあみ子(今村夏子)があります。 今村夏子氏の本を久し振りに読んだ為、完全に失念していましたが、読んでいるうちにこちらあみ子を思い出し、同作者と気が付きました。 作家性を感じる素晴らしい文章です。

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どんな状況に置かれても、親は子供を愛し、子どもは親を愛する。親子の絆の深さが淡々と綴られていて、そのシンプルな描き方に深い愛情を感じました。

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親も子どもを選べないし、子どもも親を選べない。兄弟姉妹、親戚関係に至ってもそれは同じようなもので、ひとつ言えるとしたら、よくも悪くも、幼いものが生きる術を身につけるまでは直近の大人の生き様が一番色濃く影響されてしまうものだということでしょうか。 どちらもが相手を思いやる気持ちがあるにも関わらず、その想いの方向にズレが生じる時、相容れなくて離れていくのか、何か大切なことをも妥協しつつ、相手を受け入れ、歩み寄るのか、どれが正解なのかなんて一概には言えないけれど、毅然と意思を貫くことの難しさなどを読んでいて痛切に感じました。 新興宗教にのめり込む家族のありようを子どもの視線から描くという、一見重いテーマにも関わらず、さまざまな 立場からの視点も入れつつ、とても読みやすく綴られていて、一見曖昧な結末からは、たゆたう日常生活がよりリアルに読み取れるようで、どうしていくのがいいべきなのかは読み手それぞれの胸の内へ問題提起されているようにも思います。

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ハッピーエンドと読むか、バッドエンドと読むか。 ラストの捉え方が難しい作品だ。 私はこれをバッドエンドとして読んだ。 ハップーエンドと読むには、要所要所に不穏なワードが見え隠れする。 最後のシーンが夢みたいに美しい事だけが救いだ。

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主人公の置かれている環境は人によってはとても残酷で、でもその一方では違うひとつの幸せのかたちでもあると思います。 いろいろ考えてしまう内容を含みつつもラストの光景にすべて飲み込まれてしまうような余韻ある物語だと思いました。

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