デカルトの憂鬱

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刊行日 2018/01/12 | 掲載終了日 2018/02/08

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内容紹介

「われ思う、ゆえにわれあり」――

あのデカルトが「社交的ひきこもり」!? 

心配事や悩み事が熱帯雨林のように心の中に生い茂ったときどうするか?……

世間の常識を徹底的に疑った「哲学者」の21の教え!

 

「憂鬱は他のどんな気質よりも、人間たちのさまざまな思考を促進する」

 

人生という大きなスパンではなく、もっと日々の生活にひしひしと訪れる、悩みや心配、悲しみ、怒り、憎しみ、といったマイナスの感情を「確実」に乗り越えられる方法はないか――そう考えていたとき、誰もが一度は聞いたことのあるあまりにも有名なフレーズを思いだしました。「われ思う、ゆれにわれあり」。果してデカルトは、こんなときにどのような「アドバイス」をしてくれるだろう? と想像したところから始まったのが本書の出発点です。

本書では、「デカルトは〇〇する」という身近な切り口で、私たちが陥りがちなさまざまなマイナスの状況にいかに対峙すべきか、どう考えるべきか、「まったく新しい視点」から解き明かしてくれます。たとえば、

「憂鬱は他のどんな気質よりも、人間たちのさまざまな思考を促進する」

「魂を耕作することが哲学である」

「悲しみは、ある意味で第一のものであり、喜びよりも不可欠である。そして憎しみは愛よりも不可欠である」

「未練と後悔とを引き起こすのは優柔不断だけ」

などなど、心にしまっておきたい哲学者の金言とともに。

 

新進気鋭のデカルト研究者として名高い著者は、本書の「体裁」について、「後書き」で次のように述べています。

「そうだ、二、三十箇の動詞を目次に見立て、関連するデカルトの最も力強い文章を一つ選び、それを各章の冒頭に掲げ、それから数頁の解説というかエッセイのようなものを書いてはどうか、と思いついたのである。

 このような体裁の利点はどこにあるだろうか―― 一言で述べれば、読者は自分の日常生活における具体的・個別的な行動にいっそう引き寄せながらデカルトにアプローチしていけること。デカルトにおける『愛』の問題などと言われるとちょっと抽象的で取っ付きにくい印象を受ける。しかし、哲学者だって私やあなたと同じように『愛する』とくれば、昔日の恋人、現在の伴侶、将来の子供、草花や動物などを大事にした、あるいは大事にしている実体験を思い浮かべてデカルトに親近感が湧くのではないか、そうして哲学者の『経験』を言わば追体験しながら思索を深められるのではないか、と」

デカルトの教えとともに、極上の解説(エッセイ)が、誰にでもわかりやすく読みやすい文体で、一気読みしても、気になるところから読んでいただいても、読者の記憶に残る「これまでにない哲学書」です。

 

【目次】

1 デカルトは いつも「方法に従う」

2 デカルトは ときどき「誤る」

3 デカルトは 冷静に「驚く」

4 デカルトは 意外と「休む」

5 デカルトは 想像力で「癒す」

6 デカルトは いつか「死ぬ」

7 デカルトは 自分のなかを「旅する」

8 デカルトは ミツバチのように「本を読む」

9 デカルトは まず「疑う」

10 デカルトは たっぷりと「自分の能力を使いきる」

11 デカルトは 魂を耕すために「学ぶ」

12 デカルトは 検証して「愛する」

13 デカルトは わざと「動物を無視する」

14 デカルトは 少しずつ「慰める」

15 デカルトは 穏やかに「暮らす」

16 デカルトは 明晰かつ判明に「認識する」

17 デカルトは 遠大に「準備する」

18 デカルトは できる限り「助け合う」

19 デカルトは しみじみと「感情を味わう」

20 デカルトは 謙虚に「神と格闘する」

21 デカルトは 三叉路で「迷う」


「われ思う、ゆえにわれあり」――

あのデカルトが「社交的ひきこもり」!? 

心配事や悩み事が熱帯雨林のように心の中に生い茂ったときどうするか?……

世間の常識を徹底的に疑った「哲学者」の21の教え!

 

「憂鬱は他のどんな気質よりも、人間たちのさまざまな思考を促進する」

 

人生という大きなスパンではなく、もっと日々の生活にひしひしと訪れる、悩みや心配、悲しみ、怒り、憎しみ、と...


出版社からの備考・コメント

本書は執筆および校正中のものであり、内容は変更になる場合がございますので、ご了承ください。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784594078942
本体価格 ¥1,600 (JPY)