誰もが嘘をついている

ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性

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刊行日 2018/02/16 | 掲載終了日 2018/02/16

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内容紹介

●人は実名SNSでの投稿や従来のアンケート調査では見栄を張って嘘をつく一方、匿名の検索窓には本当の欲望や悩みを打ち明けている。グーグル、SNS、ポルノサイトの検索データなど、ありとあらゆる「ビッグデータ」が利用可能になり、それを分析する手法が確立された今、通説とはまったく違う人間の本性が明らかになる!●グーグルの元データサイエンティストで、ニューヨーク・タイムズにも寄稿する著者が、グーグルの検索データを分析して米国の隠れた人種差別を暴くのを皮切りに、男女の性的な悩みや願望から、名門校入学の効果、借金を返す人と踏み倒す人の差まで、豊富な事例で人間と社会の真実を明かしていく。●ビッグデータとは何なのか、どこにあるのか、それで何ができるのかをわかりやすく解説する一方、データ分析にまつわる罠、乱用の危険や倫理的問題にも触れる。ビッグデータ分析による社会学を「本当の科学」にする一冊!

●人は実名SNSでの投稿や従来のアンケート調査では見栄を張って嘘をつく一方、匿名の検索窓には本当の欲望や悩みを打ち明けている。グーグル、SNS、ポルノサイトの検索データなど、ありとあらゆる「ビッグデータ」が利用可能になり、それを分析する手法が確立された今、通説とはまったく違う人間の本性が明らかになる!●グーグルの元データサイエンティストで、ニューヨーク・タイムズにも寄稿する著者が、グーグルの検索デ...


おすすめコメント

ビッグデータ分析で明かされる驚くべき事例が満載!

・アメリカの黒人差別意識はいまだ根強い。グーグルでniggerが検索される頻度は、migraine(頭痛)、economist(経済学者)と同程度。

・100人に1人が「オバマ」を、niggerあるいはkkkといった言葉と一緒に検索している。オバマは黒人であるだけで、大統領選で4%の票を失っていたと推定される。

・男女ともにセックス回数を過剰に自己申告するが、結婚生活最大の悩みは「セックスレス」。

・男性同様に女性も自分の性器について検索する。一番多いのはニオイの悩み。

・男性も女性器のニオイについてググる。主な目的は、彼女を傷つけずにそれに気づかせる方法を探すため。

・ジョークが検索されるのは世間が悲しいムードのときではなく、うまく行っているとき。月曜や曇天・雨天には検索頻度は低く、週末は高くなる。

・自殺と一番相関があるのは、経済状況や信仰心ではなく、冬の気温。ハワイ移住は抗鬱薬の倍の効果がある。




ビッグデータ分析で明かされる驚くべき事例が満載!

・アメリカの黒人差別意識はいまだ根強い。グーグルでniggerが検索される頻度は、migraine(頭痛)、economist(経済学者)と同程度。

・100人に1人が「オバマ」を、niggerあるいはkkkといった言葉と一緒に検索している。オバマは黒人であるだけで、大統領選で4%の票を失っていたと推定される。

・男女ともにセックス回数を過剰に自己申告す...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784334962166
本体価格 ¥1,800 (JPY)

NetGalley会員レビュー

少しボリュームがあったので時間がかかりましたが、最後まで読み通しました。
すでに言葉としては古くなった感のある「ビッグデータ」について、諸例交えてユーモアたっぷりに語られています。
曰く、
人が自己申告するセックスの回数は正しいのか?
アメリカから人種差別は本当に無くなったのか?
一流校に進学した生徒はそうで無かった学生に比べ、良い大学に進み良い職に就けたのか?
などなど

一見、相関関係があるように見える事でも、実際のデータで見れば全く正反対の結果である事が判明したり、思わぬところに因果関係が見えたりと、読者を「へえ〜!」と楽しませてくれる一品です。

データサイエンスと聞くと固苦しく感じますが、実際普段私たちがなんとなく感じている事の「見える化」、もしくは勘違いを数字として出してくれるとても分かりやすいツールなのではと思います。

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この書籍は読み応えがありました。

個人的に、やはりそうだったかと納得したのはNBAに言及した部分です。
人は能力があっても育った環境が悪ければ、能力は開花しないというのは納得がいきます。書籍ではマイケルジョーダンになれる身体能力に秀でた人を例にしていましたが、イチローだって家庭に恵まれず、またその後も監督やコーチに恵まれなかったら、能力は開花することなく何処かで潰されていたのでしょう。
この書籍で人格形成期に正しい都市で過ごすことの重要性も分かりました。教育への投資をしていない地域、良くない友人や地域住民と過ごすことは、人格形成に悪影響を及ぼすのは確かにそうだと思います。
これは行動伝染という考え方で説明が出来ます。書籍には多くの富裕層がいる地域は貧困層の寿命が長くなると書いています。これは富裕層の行動を低所得者層が真似をする為だそうです。ということは、模倣する人がいない地域で生活して入れば、低所得者特有の考え方や行動を継承することになる。
親や周囲の人達に恵まれるか否かで、将来がある程度決まってしまうことの恐ろしさ。考えさせられます。

また教育についても言及しています。教育費をかけた地域は中の上くらいには行くことができるが、それより上に行くことは出来ないとのことです。
これは平均化された日本人を見るのが一番です。教育することで能力のある人を平均値にまで押し潰してしまうのでしょう。

データ検索では人間の思い込みが排除されているので、結果が斬新で面白いと思います。しかし、この手のデータは殆どが欧米発です。中々、日本のデータを見ることが出来ないのが非常に残念に思えます。日本の場合はどうなるのか、ぜひ知りたいと思います。

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この図書を読んで、インターネット検索履歴のビッグデータにより、人の心理の分析が飛躍的に進むのかと思いきや、あまりにデータが多すぎることで結果が分散してしまうこともある、というのが面白かった。
また同じ検索キーワードでも、結局はひとりひとり思惑が違うこともあり、人の行動や心理を他人が分析するのは難しいことがわかった。

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