物語のなかとそと

江國香織散文集

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刊行日 2018/03/20 | 掲載終了日 2018/06/07

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内容紹介

「本を読むというのはそこに出かけて行くこと」--

小説家は、どのように小説を読んでいるのか、また、著者にとって「書く」とは、どのような経験なのか?

すべて初収録、過去15年以上にわたって書かれた掌編小説とエッセイから、江國香織の「秘密」がひもとかれる贅沢な一冊です。

「本を読むというのはそこに出かけて行くこと」--

小説家は、どのように小説を読んでいるのか、また、著者にとって「書く」とは、どのような経験なのか?

すべて初収録、過去15年以上にわたって書かれた掌編小説とエッセイから、江國香織の「秘密」がひもとかれる贅沢な一冊です。


おすすめコメント

掌編小説を含む短い文章を、「書くこと」「読むこと」「その周辺」と、テーマごとに再編集しました。

江國さんファンにはたまらない一冊です!

掌編小説を含む短い文章を、「書くこと」「読むこと」「その周辺」と、テーマごとに再編集しました。

江國さんファンにはたまらない一冊です!


販促プラン

POPあり。

朝日新聞に発売広告掲載。

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784022515438
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

江國さんの作品を狂ったように読み漁っていた時期があった。
物語の中のクールで都会的な女性に心底憧れたし、たとえ事件が起こってもぶれない、静寂な空気感のようなものが大好きだった。大人になったらこんな心穏やかな生活が送れるのだろうか?とも思った。
しかし、大人になった私は、あの頃思い描いていた江國さんの作品に出ているような大人にはなれていない。
ちっともスタイリッシュじゃないし、優雅でやさしく・・・なんてできない時の方が多い。
けれど、あの時感じた憧れや、抱いた未来への希望をはっきりと思い出した。
江國さんの物語を「そと」するならば、この作品集は「なか」になるのかもしれない。
過去も今も、江國さんの言葉は、わたしの心を照らす光を放ち続けている。

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江國さんらしい文章の数々。あの短い言葉の並びで江國さんを感じられるが凄い。熱を感じない言葉の中の小さな温かさが大好きです。笑えたり、心がひっそり出来たり、そしてつい本を注文してしまった江國さんに薦められたら。

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ひとつひとつ大切に味わいたい言葉の集合体。本を読む、特に好きな作家の、ときはやはりそれなりに心構えや準備がいるのですが、これはふと入り込めて、またふと顔を上げられる。そしてどんな状況であっても、読みはじめればすぐにしんとした気持ちになって、少し強い気持ちで外に出てゆかれます。
江國さん自身がこの本に書かれていることが体現できてしまう。まさに、なかとそと。ささやかで贅沢な読書でした。

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江國さんの大ファンです。「どこから読んでも江國さん」のこの本はサイコーです!小説なのかエッセーなのか、現実なのか幻なのか、うやむやな感じが大好きです。

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江國香織さんの書くものが好きで読んでいたし、それはいつの間にか江國香織さんと言う人が好き、になっていたと思う。そういう人が多いんじゃないか、という気もする。でも、この本を読むまで、江國香織さんと言う人が具体的にどんな人なのか全然知らなかったことに気づかされた。年令も知らなかったし、物書きとしてデビューしたころの話とか、今の暮らしぶりとか。思ったよりも長く書いていらして。その時間の流れはとてもこの一冊の本にはまとめきれなかったようです。もっと分厚くても良いから、もっと高くても良いから、もっともっと江國香織さんのことを知りたくなる、そんな一冊でした。

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何の脈絡の無い言葉や文章が突然飛び込んでくるのが新鮮で、ハッとさせられます。言葉のつむぎ方が綺麗なので、江國香織の小説を読んでみたいと思いました。

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あぁ!江國香織さんの世界だ!と思いました。読むのがもったいないと思ってしまうくらいゆっくりゆっくり味わって読みたい本。本をぎゅうっと抱きしめたくなりました。

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「本を読むというのはそこに出かけて行くこと」--

江國香織さんの紡ぐ言葉が大好きで、作品を読みあさった日々。
今まで生きてきて、一体どのくらいの時間を「江國ワールド」で過ごしてきたのだろう。

言葉と言葉が繋がり生まれる温度。さらさらと流れる文体が魅せる景色。
染め上げられる色とりどりの色。ハッとする香り。
心に沁みわたる物語たち。

ページを開くと在る その「物語のなか」の世界に、私は何度でも夢中になり、入り浸りだった あの日々。
そこで過ごした時間は、浸透し自分の一部となって、こっくりと「物語のそと」である人生を濃密にする。

なんどもなんども「物語のなか」と「物語のそと」を経て、
私自身の「物語」自体が終わりを遂げた後、
江國さんがもたらしてくれた「物語のなか」である本たちがずらりと並ぶ私の本棚を見て、

「贅沢なかただったんですね」と言われたい。

そこにこの『江國香織散文集』も ひっそりときちんと 在ってほしい、と思うのだ。

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これは買い。江國香織、長いこと読んでなかったのだけど、ちょっと著作を遡って読みたくなった。やわらかい言葉が連なっているのに、どこかしらさみしい感じもする。不思議。どのページからでも読めます。

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あちこちの媒体で書かれた江國さんの掌編小説とエッセイ。年代に幅があるので夫の話題が出た次のエッセイに離婚という2文字があったりする。エッセイは小説と同じようにゆったりとしたリズムが心地よく、少し疲れた心がほぐれていくみたいだった。掌編では、ちびた消しゴムたちが出てくる『秘密』が可愛くて不思議で好き。エッセイでは、独特な感性を感じ取り、二時間お風呂に入るとか、果物をたくさん食べるとか『冷静と情熱のあいだ』のヒロインみたいで、小説と地続きになっているかと思える部分も垣間見られ、よかった。

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