トマト缶の黒い真実

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刊行日 2018/03/02 | 掲載終了日 2018/03/18

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内容紹介

・「中国産」が「イタリア産」になる流通の謎
・「添加物69%」の現場
・腐ったトマトの再商品化「ブラック・インク」とは
すべてはトマト缶をめぐる真実だ。
…それでもトマト缶を買いますか?

トマトは170カ国で生産され、トマト加工業界の年間売上高は100億ドルにのぼる。だがトマト缶がどのように生産・加工されているかはほとんど知られていない。
中国、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカを舞台に、業界のトップ経営者から生産者、労働者までトマト加工産業に関わる人々に徹底取材。世界中で行われている産地偽装、大量の添加物や劣化した原料による健康被害、奴隷的に働かされる労働者などさまざまな問題を暴く。
世界中で身近な食品であるトマト缶の生産と流通の裏側を初めて明らかにし、フランスでも話題沸騰の、衝撃的ノンフィクション。

【目次】
第1章 中国最大のトマト加工会社
第2章 「メイド・イン・チャイナ」のトマトペースト
第3章 伝説化されたアメリカの加工トマト産業
第4章 濃縮トマト輸出トップの会社
第5章 イタリアの巨大トマト加工メーカーのジレンマ
第6章 中国産トマトも「メイド・イン・イタリー」に
第7章 ファシズム政権の政策の象徴、トマト缶
第8章 トマト加工工場の奇妙な光景
第9章 中国の加工トマト産業の暴走――始まりと発展、強制労働
第10章 ハインツの経営合理化とその影響
第11章 加工トマト業界トップ企業、驚異の生産力
第12章 消費者に見えない「原産国」
第13章 天津のトマト缶工場の秘密
第14章 トマト31パーセントに添加物69パーセントのトマト缶 
第15章 農薬入りのトマトか、添加物入りのトマト缶か
第16章 アフリカを席巻した中国産トマト
第17章 「アグロマフィア」の象徴、南イタリア産トマト缶
第18章 イタリアの労働者の違法な搾取
第19章 酸化トマト「ブラックインク」をよみがえらせる最新研究

・「中国産」が「イタリア産」になる流通の謎
・「添加物69%」の現場
・腐ったトマトの再商品化「ブラック・インク」とは
すべてはトマト缶をめぐる真実だ。
…それでもトマト缶を買いますか?

トマトは170カ国で生産され、トマト加工業界の年間売上高は100億ドルにのぼる。だがトマト缶がどのように生産・加工されているかはほとんど知られていない。
中国、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカを舞台に、業界のトップ経営者から生...


販促プラン

◆著者、3月初来日!

3月12~13日、ただいま国内で取材中です!

ご希望者は下記へご相談ください。

株式会社太田出版

担当:村上 清

murakami@ohtabooks.com

◆著者、3月初来日!

3月12~13日、ただいま国内で取材中です!

ご希望者は下記へご相談ください。

株式会社太田出版

担当:村上 清

murakami@ohtabooks.com


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784778316167
本体価格 ¥1,900 (JPY)

NetGalley会員レビュー

トマトを通して、これほどまでに世界を、世界全体の問題点を浮かび上がらせている本が他にあるだろうか。私たちが見ているニュースや、店に山のように積まれているトマト缶を目にして、見えていることは実は一部でしかないことを気づかせてくれる。
私たちが手にするトマト缶。安いのはなぜ?
高いものは、誰が収穫しているの?
新鮮な野菜売り場にある、顔が見えるトレーサビリティの野菜を何も考えずに、選べることは実はすごいことなのだ。
地球規模での意識改革が必要なのだと、この本は教えてくれる。

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普段スーパーで手に取ることも多いトマト缶やケチャップなどのトマト製品。その中にこんなにも深い闇があったとは思いませんでした。読んですぐ、うちにあったトマト缶をチェック。イタリア産と書かれていて、「そっか、これはイタリア産なんだ。」とほっとしたのもつかの間、イタリア産の中にも中国のものをイタリアでちょっと加工しただけで「イタリア産」になるということ、そして本当にイタリア産の中でもアフリカ系移民の搾取によってつくられているもの、そして「ブラックインク」とも呼ばれる恐ろしい腐った濃縮トマトの行先。著者は本当によく取材したなあと感服。これはルポルタージュでもあるけれど、恐怖小説のようなものでもあり、すべてのことがつながっているミステリーのようなものでもあった。とにかく読み応えたっぷり。そして普段の食生活がとても気になってきます。トマト缶、便利だけどもうあまり使いたくない・・・・。でもケチャップは自分じゃ作れない・・・。ものすごくジレンマを感じます。

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黒い、黒すぎる。

トマト缶はそこら中で、信じられないほどの安価で売られているが、こんなにも多国が関わって、根深い問題が発生した商品だと思わなかった。

街中に並んでいるトマト缶の見方が変わる
もう手に取れないかもしれない。

そんな衝撃を、淡々と世界の現場からレポしてくれる本
ある意味ホラー。

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