島のエアライン

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刊行日 2018/06/15 | 掲載終了日 2018/09/17

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内容紹介

たった一機で、地方の人びとの生活や医療、観光を支える、熊本・天草の小さなエアライン。その数々の苦難と人間ドラマを描く、異色の〈実名〉ノンフィクション・ノベル。

著者は、『国家とハイエナ』など経済小説で国際金融の裏側を暴き、『法服の王国』『ザ・原発所長』では法曹界や原発問題に切り込むなど、徹底した取材をもとに社会的話題作を発表し続けている。

今作は、地方の小さな航空会社、熊本に実在する「天草エアライン」を舞台に、日本における地方の現状、問題を浮き彫りにしつつ、その新たな可能性を追求する希望の物語だ。

 「天草エアライン」は、県と地元市町、地元企業の共同出資で平成12年に創設され、地方自治体が単独経営する日本初の定期航空会社。天草から熊本、福岡、大阪を結び、観光や医療活動にも貢献している。人口15万人の土地に85億円の天草空港をつくることに対し、当初、メディアから大バッシングを受けた。結局、就航する航空会社が見つからず、熊本県は自前で航空会社を立ち上げるという挑戦に踏み切る。素人の自治体が航空会社をつくり、飛行機を買って、それを定期路線で運航することは到底不可能だと誰もが思っていたが……。

たった一機で、地方の人びとの生活や医療、観光を支える、熊本・天草の小さなエアライン。その数々の苦難と人間ドラマを描く、異色の〈実名〉ノンフィクション・ノベル。

著者は、『国家とハイエナ』など経済小説で国際金融の裏側を暴き、『法服の王国』『ザ・原発所長』では法曹界や原発問題に切り込むなど、徹底した取材をもとに社会的話題作を発表し続けている。

今作は、地方の小さな航空会社、熊本に実在する「天草エアライン」...


出版社からの備考・コメント

単行本は上下巻で刊行いたします。値段は各1,500円(税抜き)の予定です。

単行本は上下巻で刊行いたします。値段は各1,500円(税抜き)の予定です。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784620108353
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

九州は熊本・天草の小さな航空会社 天草エアラインの成り立ちから、決して順風満帆ではない経営状況を著したドキュメントです。私には、どこがフィクションか分かりませんでした。
所有航空機1台で奮闘する姿を描いています。

例えば黒木さんの著書に「青い蜃気楼―小説エンロン 」があります。この著書もどこがフィクションか分かりませんでした。
また、国際金融部分もほんの少し出てきます。それを願っている若ではないのですが、ほっとします。

地方で空港をつくること、航空会社をつくること、他の航空会社と協業すること、国からの規制や補填により成り立っていること
それぞれが絡んでエアラインは運営されて行きます。
成功するためには、、、地元の人々に経済的な豊かさや夢を与えることのようです。

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LCCとは違う地域限定の地域の為の航空会社の設立から今に至る事実が1冊の本に。
Net Gallayというサービスで発売前に入手し読もうと思っていると、先輩が関わられていた事をFacebookで知る。
第三セクターというと、結構役所仕事でうまくいかないという話を耳にするが、そもそもは第三セクターで運行する予定はなかったのだそうです。
空港を作り、飛行機を飛ばすという構想はありながらも、そんな簡単に話は進まず、様々な困難に出会いながらも、たまたまその任務を割り当てられた人が、自分ごととして取り組み続けることで実現に至る。
素人集団とも言える県議会の人々を中心としたメンバーに、その思いに共感した人々が無事就航させるべく準備に苦心され、なんとか手に入れた一機の航空機が無事に飛んできて着陸するシーンは感動。
様々なトラブルが発生し、それを鬼気迫る表現をされているのでどんどん惹き込まれてしまう。
一つ一つ乗り越えていく状況を見ていると応援するしか無いという気持ちになります。(が知らなかったので、まったく何もできてませんが)
人口減の時代において、日本の活力を高めるには、地方を如何に盛り上げていくのにかかっているのではないか?と思う。

その先輩ともずいぶんお会いしてませんが、存じ上げていた頃のまんまでご活躍されていたことがわかり、懐かしさとこのような事業に関わられていた事に対する尊敬、更に羨ましさも感じまくりつつどんどん惹き込まれます。

が、順風満帆に進むものではなく、さまざまな課題が続々と出てくるが。
貴重な人材の確保、機体の老朽化、原油価格の影響など、いわゆるヒト、モノ、カネに絡むものだが、会社を存続させるというのとではなく、天草に住む人々に取って、なくてはならない存在に育て上げた思いを持ち、地元を愛し、地元を盛り上げようと、みんながみんな熱い想いを持って活動されている事が表現されていて、グッときました。

機体の老朽化に対しては、第3セクターという形態で潤沢な資金があるわけでは無い状況ではありながらも、うまく後継機に引き継ぐことができ、更に初代機がまた違う国で一新されて活躍しているなんて、ものすごくステキなお話。
天草にはまだ訪れたことがないですが、是非天草エアラインを使って訪れたいです。

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