夏の王国で目覚めない

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刊行日 2018/08/06 | 掲載終了日 2018/07/31

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内容紹介

女子高生らが強制される推理劇

これが“リアルな”ぼくらの

〔そして誰もいなくなった〕


父の再婚に傷ついた娘の美咲は、「選ばれた存在」だけが知る隠しサイトに辿りつく。

やがてあるツアーに参加するが次々と人が・・・

女子高生らが強制される推理劇

これが“リアルな”ぼくらの

〔そして誰もいなくなった〕


父の再婚に傷ついた娘の美咲は、「選ばれた存在」だけが知る隠しサイトに辿りつく。

やがてあるツアーに参加するが次々と人が・・・


おすすめコメント

☆表紙イラストはtamakiさん

※イラストおよびデザインは仮のものです。実際の書籍カバーは現在のものから変更になる可能性がございます。校了前の原稿です。あらかじめご了解ください。

☆8月上旬刊行予定

☆担当編集者コメント

この夏、涙と汗を拭く用意はできています。本書は――〈青春〉と〈ミステリ〉の幸せな出逢い。人の気持ちはいつだってミステリで、こちらが思ってもいなかったことを相手は思っています。ヒロインは友だちや親からは「たいせつに想われていない」と思っています。いったい彼女はなぜそんなに思い詰めるようになってしまったのか?……しかし、彼女のこの夏、〈架空遊戯〉なる「お芝居」を演じることになり、自分以外に「別の二つの人格」を「演じる」ことになります。〈架空遊戯〉の先に彼女は何を見つけ、何に「目覚める」のか。私は夏が来るたびに本書を読み返します。

☆表紙イラストはtamakiさん

※イラストおよびデザインは仮のものです。実際の書籍カバーは現在のものから変更になる可能性がございます。校了前の原稿です。あらかじめご了解ください。

☆8月上旬刊行予定

☆担当編集者コメント

この夏、涙と汗を拭く用意はできています。本書は――〈青春〉と〈ミステリ〉の幸せな出逢い。人の気持ちはいつだってミステリで、こちらが思ってもいなかったことを相手は思っています。ヒロインは...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784150313395
本体価格 ¥900 (JPY)

NetGalley会員レビュー

ベストセラーリストに名前が挙がるような作家ではないが、一部で熱狂的な読者を獲得する正体不明の作家「三島加深」に強く惹かれた美咲は作者のことはどんなささいなことでも知りたい、と思うようになる。そんな美咲は三島加深のファンサイトのどこかに特別な隠しサイトへ通じる入口があり、そこにたどり着いた者は三島加深に関する重要な秘密を知ることができる、という噂を知る。三島加深に関する問題などのゲームをクリアし、たどり着いたサイトには掲示板があり、そこでは同好の士たちによって三島加深が熱っぽく語られていた。
 このサイトに訪れるのが日課になっていた美咲のもとに一通のメールが届く。それは架空の殺人劇が展開する中で、参加者が自らの役を演じながら、事件の犯人と真相を推理する《架空遊戯》というゲームへの誘いだった。ゲームをクリアした者は三島加深の未発表作品『月のソナチネ』を手に入れることが出来るというが……。
《架空遊戯》という名のミステリーツアーに興じる人々の姿に最初、懐かしい、という感覚を抱きました。しかし途中で《懐かしいミステリ》という表現だけで済ますことのできない作品だと気付きました。もしこの懐かしさを既視感と捉えて途中で読むのをやめようとしている人がいたら、「それはもったいない!」と自信を持って言えます。徐々に不穏な空気を帯び出す中で提示される、現実と虚構が絡み合う複数の謎。ノスタルジックな気分に浸るには、あまりにも予想外な展開と真実。このミステリは懐かしくて、新しい。そして設定が充分に生かされた人間ドラマも深く心に残ります。青春ミステリの新たな定番になって欲しい、と願いたくなるような作品です。

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ネット上での覆面性と、鉄道ミステリーからのデスゲーム。
このてんこ盛りな展開からは意外なほど、少しの痛みとともに爽やかな気持ちで読み終えました。

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