横浜奇談新聞 よろず事件簿

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刊行日 2018/08/06 | 掲載終了日 2018/08/14

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内容紹介

B級新聞「横浜奇談」のモットーは、街の怪談・奇談なんでもござれ、面白ければそれでよし――。とある事情を抱える元武士・寅次郎が床屋で出くわしたのは、「ちょんまげが空を飛ぶ」という怪しい噂と、それを調べに来た記者・ライル。横浜奇談の仕事を手伝うハメになった寅次郎は、ライルとケンカをしながら街の奇妙なネタを調べるが、その裏には色んなたくらみや想いが詰まっていて……。凸凹バディ系連作ミステリ!

B級新聞「横浜奇談」のモットーは、街の怪談・奇談なんでもござれ、面白ければそれでよし――。とある事情を抱える元武士・寅次郎が床屋で出くわしたのは、「ちょんまげが空を飛ぶ」という怪しい噂と、それを調べに来た記者・ライル。横浜奇談の仕事を手伝うハメになった寅次郎は、ライルとケンカをしながら街の奇妙なネタを調べるが、その裏には色んなたくらみや想いが詰まっていて……。凸凹バディ系連作ミステリ!


おすすめコメント

カタブツ系黒髪男子と、ケーハクな金髪英国人のバディが、明治横浜を駆け抜ける様子がカッコいい! 

しかしカッコいいだけじゃなく、各話に込められたドラマとミステリもよくできていて、くすりと笑ってホロリと泣ける万全の体制を整えています。

肩の力を抜いた読書をしたいときにぜひ!

カタブツ系黒髪男子と、ケーハクな金髪英国人のバディが、明治横浜を駆け抜ける様子がカッコいい! 

しかしカッコいいだけじゃなく、各話に込められたドラマとミステリもよくできていて、くすりと笑ってホロリと泣ける万全の体制を整えています。

肩の力を抜いた読書をしたいときにぜひ!


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784591159989
本体価格 ¥680 (JPY)

NetGalley会員レビュー

200年に及んだ鎖国は黒船によって幕を閉じ、時は明治。
世の中は変わっても、人はいきなり変われない。時代に取り残された髷と二本差し、世を拗ねた陰気な寅次郎の成長物語を縦軸に、人種差別、女性蔑視などへの問題提起を横軸にした物語であると感じたが、けして声高に叫ぶでなく、押しつけがましくなく物語は進んでいく。
誰と出会うか、というのも持って生まれた運に左右されるのかな。ならば寅次郎は強運だ。
欝々としがちな彼をライルの人懐こさが掬い取り、寅が出会いの妙と自身の幸運に思い至ったときには、思わず涙ぐんでしまった。
正直、ドタバタ劇の軽い物語をイメージしていたので、嬉しい誤算だった。続きが出ればまた読んでみたいと思う。

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明治維新で「武士」という仕事がなくなった元武士と金髪碧眼チャラ男コンビの日常ミステリ。

キャラクター設定がとてもよかったです。「元武士」として新しい時代になかなかなじめない寅次郎と日本が大好きな金髪碧眼チャラ男ライル。新しい時代への葛藤も描かれていて面白かったのと、日常ミステリを追いかけて読売にするという面白さ。その謎はほろりときたり、納得ものであったり、私もこの時代に生きていたらこの読売を読んでみたいなと思いました。
歴史ものが好きでも、歴史ものが苦手でも楽しく読めます。

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舞台は徳川の世が幕をとじた後の新時代を迎えた横浜です。
そこは日本、欧米、中華の文化がまぜこぜの賑やかな街。
しかし、主人公・寅次郎は未だちょん髷に帯刀姿で新時代を受け入れることも出来ず、堅物ビンボー武士のまま。

そんな鬱屈とした毎日を送っていた寅次郎の前にある日突然現れたのは金髪碧眼の美青年・ライル・マクレガーでした。
「横浜奇談」なる怪しげな新聞社の記者である彼に誘われ、寅次郎も怪しくドタバタな日常へひきずられてゆきます。

「横浜奇談」のタイトルからこれはもしやホラーなのでは?なんて身構えて読み始めましたが、怖いどころか、奇談の背景にはほんのちょっぴりイイ話があって、どのお話も読み手の期待を裏切らない大団円でした。

シリーズ化は・・・されるのかな?
寅次郎とライルの凸凹コンビの活躍を予感して物語は幕を下ろします。

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時は明治初期、長い鎖国が終わり言葉も文化も違う人が入り乱れた横浜で起きた「空飛ぶ髷の怪」「血塗られたドレス」「伊勢熊のザシキワラシ」「蠢く関帝像」の奇談から150年経っても日本人の考え方はほぼ変わってないのに少し残念に思いましたが、主人公の寅次郎が相棒となるライルと出会い凝り固まった文化と新しい文化の間で変わっていく姿に自分も重ねて明日も頑張ろうと思えました。

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新しい文化とこれまでの慣習が入り交じる時代の、悩みや葛藤や生き方。
立場も人種も違う、けれど違うことは認めた上で、同じ横浜の地に手を取り合い立って毎日を生きていく姿に、現代より人と人との距離が近いことと、そのあたたかさを感じた。
本書に出てくる新聞、横浜奇談のように読みやすく、まさにひとときの面白さと楽しみを与えてくれる本だった。

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明治初期、元武士が髷や帯刀に拘ったり、人種差別や男尊女卑が当たり前だった時代の横浜。翻訳の仕事で日々食いつないでいた元武士寅次郎と、B級新聞「横浜奇談」の記者をしている英国人ライルが出会います。いわゆる日常ミステリを新聞記事にするという設定が面白いです。いろいろな人と出会い、寅次郎は変わっていきます。日本が頑なに守ってきたものと時代の移り変わりへの抵抗や切り捨てが、読み手に無理なく伝わってきて、とても良かったです。児童文学を読む若い世代にこんなところから歴史に触れてもらうのもいいのではないかと思います。

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ときは幕末のちょっと後、武士が髷を切ろうか切るまいか悩んでいる時代。
町の瓦版的な新聞を作る人たちの物語。
ライトノベルかと思いきや、ちょっと中学生には内容が難しいかも。
ウサギの卯太郎がとってもキュートな、男たちの熱いお仕事の話。

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新しい時代になって、武士であることを捨てきれない寅次郎が変化していく様子、必死に生きていこうと模索する物語が面白かったです。名字が一緒で笑ってしまいましたが~🎵

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