キリンの一撃

サヴァンナの動物たちが見せる進化のスゴ技

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刊行日 2018/08/10 | 掲載終了日 2018/12/31

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内容紹介

アフリカのサヴァンナに住む動物たちを例に,生物進化の面白さを解説する好著.

なぜキリンの首は長くシマウマは縞模様なのか,スポーツファンの群集とアンテロープの群れの関係,世界最強の動物ミツアナグマの生態など,最新の研究を紹介.最終章ではヒトの進化も取り上げる.著者が現地で撮った動物たちの写真も美しい.

アフリカのサヴァンナに住む動物たちを例に,生物進化の面白さを解説する好著.

なぜキリンの首は長くシマウマは縞模様なのか,スポーツファンの群集とアンテロープの群れの関係,世界最強の動物ミツアナグマの生態など,最新の研究を紹介.最終章ではヒトの進化も取り上げる.著者が現地で撮った動物たちの写真も美しい.


出版社からの備考・コメント

●目次
Ⅰ部 進化の妙技
1章 ハイエナの雌のペニス
2章 キリンの首
3章 ガゼルは賭けをする
4章 シマウマはなぜ縞模様なのか?

Ⅱ部 行動の謎
5章 シロアリのパイプオルガン
6章 アンテロープのウェーヴ
7章 ゾウの独裁とスイギュウの民主主義
8章 嘘つきアンテロープ

Ⅲ部 一風変わった動物たち
9章 フンコロガシと天の川
10章 ゾウの地震波
11章 ミツアナグマ,世界一凶暴な生き物
12章 ライオン・キング,七つの誤り
Ⅳ部 知恵者たちとヒト
13章 人間がもたらすライオンの子殺し
14章 サヴァンナの砂嵐
15章 アフリカでのヒトの進化

●目次
Ⅰ部 進化の妙技
1章 ハイエナの雌のペニス
2章 キリンの首
3章 ガゼルは賭けをする
4章 シマウマはなぜ縞模様なのか?

Ⅱ部 行動の謎
5章 シロアリのパイプオルガン
6章 アンテロープのウェーヴ
7章 ゾウの独裁とスイギュウの民主主義
8章 嘘つきアンテロープ

Ⅲ部 一風変わった動物たち
9章 フンコロガシと天の川
10章 ゾウの地震波
11章 ...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784759819724
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

アフリカのサバンナに生きる動物―日本に於いては動物園にでも足を運ばなければまず見られないであろうキリン、ゾウ、シマウマ、ガゼル、ハイエナといった動物たちの興味深い生態について熱く考察されています。といっても図鑑や百科事典とは違い、その生き物の持つ非常に興味深い性質をひとつ取り上げ、専門知識のない人にも分かるように簡潔に(各章だいたい8ページくらいに)まとめられています。考察は「キリンの首が長いのは何故か」といったよくありがちなものから「雌のハイエナの生殖器が雄のそれと酷似した形をしているのは何故か」という前提の事実から驚きを隠せないもの、映画「ライオンキング」と現実のサバンナを比較したユニークなものまで……全15章に驚きに満ちた発見が散りばめられています。

ここで、個人的に興味深いと思った「ミツアナグマ(第11章に登場)」について紹介します。本作品で取り上げられた数々の動物の殆どは、名前を知っていたり動物園で見かけた事があったりと、ある程度馴染みのある存在でありますが、この動物の事を知っている人はあまりいないのではないでしょうか。
中型犬ほどの大きさで、別名をラーテルとも言うイタチ科のこの動物は、ギネスブックに「世界一怖いもの知らずな動物」と登録されるほどの凶暴な性格を持ち、自分より体の大きなライオンやヒョウ、スイギュウ、果てはアフリカゾウにまで攻撃する動物として恐れられています。毒への耐性、爪や牙を通さない分厚い皮膚(その頑丈さから、南アフリカに於いては軍の装甲車にその名がつけられています)、スカンクのような肛門腺といった多くの武器を持ち、相手の睾丸を積極的に狙って攻撃し、絶命に至らせるのです。ミツオシエという鳥とは共生関係にあり、ミツオシエはミツアナグマをミツバチの巣まで誘導して巣を壊させるのですが、ミツアナグマはミツバチの幼虫を、ミツオシエは巣に集められた蜜を得るという利があるわけです。……とここまで書きましたが、第11章はだいたいこんな内容です。
この章は考察というよりは概説となってしまったように思いますが、著者が文中で「ミツアナグマ贔屓」だと自ら述べている通り、現地の人間以外にはまだまだマイナーなこの動物を知ってもらいたいという願いが少なからずあったのではないかなぁと思います。世の中には知らない生き物が、知らない生態が、知らない世界が未だに沢山ありますね。

追記
似た方向性で、麻生羽呂氏と篠原かをり氏による合作「LIFE 人間が知らない生き方」「サバイブ 強くなければ、生き残れない」の2冊が面白かったので、動物の持つ多種多様な生き方に関心を持つ方にはこちらもお薦めします!

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#NetGalleyJP より拝読しました。



この表紙でこのタイトル。



どんな本か気になって読みました。



読むと様々な動物の特徴について、科学的に論じている動物学、生物学的な本でした。



#キリンの首が長いのはなぜ



#ライオンとハイエナのイメージは反対だった



#シマウマの縞は何のため



上のことが気になって仕方がない人や動物マニアの人におすすめしたい一冊です(^-^)



#キリンの一撃
#サヴァンナ
#進化
#すご技
#レオグラッセ
#鈴木光太郎

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どうしてキリンの首は長い? どうしてシマウマには縞がある?
 生物学上の不思議を紐解いていく一冊。
 わかりやすく、面白く、ワクワクしながら読める。
 生物学の難しいことがわからなくても、大丈夫。
 非常に読みやすい文章で、楽しみながら数々の「どうして」について、これまでの研究や論、最新の研究などまで網羅できる。
 生徒だったら夏休みとかに楽しみながら読み、動物園に行くのもいいかもしれない。
 大人ならより深く本書を味わえるだろう。
 知的な刺激を得られる一冊である。

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軽妙な語り口でわかりやすく読んでいるうちに、あれ?ほんとに?とか、クスクス笑ってしまうエピソード満載なこの本。
シマウマの縞模様の考察の章と、ミツアナグマ、鳥たちの環境適応の話は特に面白かった。
キリンの首については、身体のバランスを見ても、血圧を考えてもあの長さが効果的と思えないのが疑問に残る。それを凌駕する程の理由が未解決というのもまた不思議である。
著者のレオ・グラッセ氏は、YouTubeでもDirtyBiologyというチャンネルから発信、近々その内容が漫画になるそうだ。それも読んでみたい。だってYouTubeは全編フランス語だったんだもの。

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面白かった❗️アフリカのサヴァンナに住む動物たちの生物進化を解説する15章。なるほど!そうだったのか!えっ⁉︎ すごい!とそれぞれ頷ける内容。動物園でお馴染みのキリン、ゾウ、シマウマ、ライオンなどの真の姿を知ることができる。動物の生態は謎が多いが、最新の研究が紹介されており、著者の切り口が面白い。最終章ではヒトの進化も取り上げられていて興味深く、著者が現地で撮った動物たちの美しい写真もあり、いつの間にかアフリカの大地に想いを馳せてしまう。

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