意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 ゾク編 54字の物語 怪
氏田雄介
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刊行日 2018/11/16 | 掲載終了日 2019/03/03
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内容紹介
SNSやメディアで話題の『54字の物語』、ゾクゾクが加速する「ゾク編」発売決定!
9マス×6行の原稿用紙につづられた、世界一短い(かもしれない)短編小説90話を、あなたに。
あなたはこの物語の意味、わかりますか――?
◆異様に安い物件を見つけた。都心で家賃が月一万円。事故物件ではないらしい。残念だ。仲間が見つかると思ったのに。
◆私は訪問販売の営業マン。今日は防犯カメラがよく売れる。昨晩寝る間も惜しんで一軒一軒訪問した成果が出たようだ。
◆ねえねえ、この殺人事件の被害者、俺と同姓同名だよ。珍しい名前なのにこんなこともあるんだなあ。ねえ、聞いてる?
◆囲碁や将棋では全く勝てなくなったが、このゲームでならまだ互角に渡り合える。さすがは人工知能が考えたゲームだ。
◆昔からあるボロボロの遊園地。なぜか連日大勢の人で賑わっていたが突然閉園。理由は、利用者がいないためだそうだ。
……など、子どもも大人も虜にする、極上の90話を収録。
物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!
販促プラン
「第3回 54字の文学賞」を実施します!
「大賞」のほか「小学生大賞」「中学生大賞」「高校生大賞」や「ホラー賞」などの部門賞を設けます。
応募期間は2019年1月末までです。
「第3回 54字の文学賞」を実施します!
「大賞」のほか「小学生大賞」「中学生大賞」「高校生大賞」や「ホラー賞」などの部門賞を設けます。
応募期間は2019年1月末までです。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784569788210 |
本体価格 | ¥1,000 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
SNSでも大人気の『あたりまえポエム』の作者でもある氏田雄介さん。前作の『54字の物語』ももちろん読みましたが、ついにゾク編が!待ってました!今回も「ゾクッ」と「クスッ」とさせていただきました!!
54字を読み終え、数秒後にやってくる「( ゚д゚)ハッ!」が気持ちいい。余計な言葉を極限まで削り、54字でオチまで表現してしまう...。すごい!の一言です。おばけ、皮肉、ブラックジョーク、いろんな「ゾクッ」が楽しめます。
表紙の54字で意味がわからなかった人もご安心を。次のページにはわかりやすい解説付きです!子供から大人までみんなで「クスッ」と笑える一冊!
面白かったです。これはフリガナもついているし、解説も一つ一つきちんとあるので生徒におすすめしたい本だなあと思いました。
意味が分かると怖い話とかはネットとかでよくありますが、これは怖い話だけでなく面白かったり、いろんな意味でゾクゾク来るお話でした。54文字だけでこの世界観を作ることができるのは、日本語ならではなのではないでしょうか。
最後に54文字のお話の作り方の解説もあり、是非生徒にやってもらいたいなと思いました。
あとから、あとから、あとから、あとから、あとから
じわ~~~~とくる物語がいっぱい。
1話1話「じわ~~~、ぞくぞくっ」を楽しんでから
確認のため、解説ページを読むのがおすすめです。
自分でも作ってみると、話をまとめる、ストーリーを整える
などの国語力UPにもつながります!
●「読書好きになるための一歩としても最適」
いや、すごく面白かったです。
ぞくぞくよりも正直いうと、
ほんわかの方が多かった気がします(笑)
とくに赤ちゃん関連のやつはいいですね。
本当にそう思ってそうだし(笑)
54文字という世界だから想像が
膨らみながら無秩序にならないように気をつけなくては
イケないという世界。
なんか日本の文章のいいところを本当に感じました、
有るものは自分の理解とぴったりあって
有るものは自分の理解の想像外で
有るものは自分の理解のほうがいいなって思って
多くのものは、あ~なるほどってなる。
すごいエンターテイメント性にとんでいると思います。
うん
きっと
ハッピーピープルとか Y氏の隣人が好きな人は
大好きな本だと思います
どの短編も読んだ後に、自分の予想と解説が合っていても間違っていても、楽しめます。巻末には54字の物語の書き方も載っていて、作る楽しみも味わえます。
1巻目も所蔵しているのですが、とても人気があり、ゾク編もぜひ購入したいです。
一本目の投稿だぞ
Twitterやってから普段から何文字で自分のいいてぇことまとめっか気にしてっけど、この本はさらに短ぇ54字で話をまとめた本だ
わかるとゾクっとする話も隠れてっからおもしれぇぞ!
Twitterのテェムライン見る感じでサクッと読めっから試してみてくれよな!
表題にある通り「54文字」で構成されています。
ゾッとする話もあれば
怖いけど思わず笑ってしまう話
「おっ !」と思う話などが90話あり一気読みでした。
元々児童書なので全ページの漢字にはふりがながついています。
次のページには、その話の解説もあるので作者の意図がわかります。
もちろん大人でも十分楽しめますよ。
巻末には「54文字の物語をつくってみよう !」
と、方法やコツが載っているので私も54字の物語を作ってみたくなりました。
普段あまり本を読まない人であっても気軽に手に取って読むことのできる本だと思います。読んでいるうちに「自分でも書いてみたい」と思うようになったら、巻末に「どうやって書けばいいのか」が載っているという親切な設計。子どもから大人までたくさんの人にアピールでき、いろいろな広がりが期待できる形態だと思います。
54文字という縛りの中でこんなにも奇想天外なお話が作れるのかと驚きました!
つぎつぎとページをめくるたびにくすっと笑ったり、怖くなったり、新しい驚きに溢れています。
次のページにる解説は必要なのかな?
せっかく54文字に抑えた文の美しさ、余韻が薄れる気がします。
しかし子どもたちには必要なのかな。
54文字という限られた文字数で表現された物語。1回読んだだけじゃ「ゾワッ」としないけど、よぉく読むとゾワゾワするお話がたくさん。
サクサクと読めて、クスクス笑える所も魅力!
54文字の世界。おもしろーい! タイトル通り「超短編」ですが、読み終えた後の充実感は54文字以上だと思います。
「これってどういう意味?」と考えるのも楽しいですし、「これってこういうことじゃない?」と答え合わせをすべく次のページをめくるのも楽しい。
そういえば日本人は俳句や短歌、川柳と短い文学、大好きですもんね。誰でも54文字作家になれる素養はあるのかもしれません。とはいえ、54文字の世界は想像の斜め上。
「あなたの頭の中を覗いてみたいといったら、くるっと後ろを向いて、どうぞとファスナーの引き手を差し出された。」
お後がよろしいようで ……。
54字なので、すいすい読めちゃいます。
そして、後からじわります!
シュールなものが多く、ちょっと意味わからない(-_- )というものも解説があるので、やっぱり後からきます。
気分転換に面白い本だと思いました。
読んで少し間を置いてから「こわー」と呟く。
「うひゃ」と笑う。「ねえねえ」と人に教えたくなる。
そして、読み終わると自分も書きたくなる。
巻末に作りかたの説明と「54字の物語」専用の原稿用紙付き♪
全編ホラーなのかと思いましたが、それ以外にも色んな話があります。すとんと理解できて痛快なものもあれば、よく考えないと意味が分からない話まであり、どれも洒落が効いています。ホラーが苦手でも心配は要りません。
それに、読書嫌いの人にもお薦めです。これより短くて、且つ面白い話が載った本もなかなかないでしょう。ショートショートよりも短い。挫折する前に話が終わってしまいます。
もし理解できない話があっても、次ページに解説が載っているので安心です。
9マス×6行の原稿用紙につづられた54字の物語・怪
短い文章を読み終えて
物語の意味に
はっと気づく。
そして
背筋がすぅっと寒くなる。
たった54字。
不思議な世界を体験できる不思議な本です。