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内容紹介
6月10日月曜日。青砥健将は駅前の花屋にいた。昼休みに須藤の訃報を聞いたからだ。
朝霞、新座、志木。このへんで育ち、このへんで働き、このへんで老いぼれていく元男子と元女子。からだの不調で生検をしたばかりの病院の売店で、中学以来の再会を果たした青砥と須藤もそうだった。
50歳になった男と女が、不治の病と闘い、不安の中で、つき合い、しがみつき、年老いていく。若くはない二人には、年老いた家族や、しがらみや、それぞれの過去もあり、若い男女の燃えるような恋にはない、危うくて美しくて清らかな、二人にとって確かな世界が縷縷と流れる。すき間を埋めるような感情のうねりを、求めあう熱情を、生きる哀しみを、しみじみと描く、大人の恋愛小説。
6月10日月曜日。青砥健将は駅前の花屋にいた。昼休みに須藤の訃報を聞いたからだ。
朝霞、新座、志木。このへんで育ち、このへんで働き、このへんで老いぼれていく元男子と元女子。からだの不調で生検をしたばかりの病院の売店で、中学以来の再会を果たした青砥と須藤もそうだった。
50歳になった男と女が、不治の病と闘い、不安の中で、つき合い、しがみつき、年老いていく。若くはない二人には、年老いた家族や、しがらみや、...
内容紹介
6月10日月曜日。青砥健将は駅前の花屋にいた。昼休みに須藤の訃報を聞いたからだ。
朝霞、新座、志木。このへんで育ち、このへんで働き、このへんで老いぼれていく元男子と元女子。からだの不調で生検をしたばかりの病院の売店で、中学以来の再会を果たした青砥と須藤もそうだった。
50歳になった男と女が、不治の病と闘い、不安の中で、つき合い、しがみつき、年老いていく。若くはない二人には、年老いた家族や、しがらみや、それぞれの過去もあり、若い男女の燃えるような恋にはない、危うくて美しくて清らかな、二人にとって確かな世界が縷縷と流れる。すき間を埋めるような感情のうねりを、求めあう熱情を、生きる哀しみを、しみじみと描く、大人の恋愛小説。
おすすめコメント
『田村はまだか』の朝倉かすみさん最新作。
身体の不調。年老いた親。狭いコミュニティ。
残りの人生を意識し始めた元男子と元女子は、精一杯、恋をしました。一緒にいるために生きる。生きるために一緒にいる。そんな恋ができるのは大人の特権です。ぜひ読んでみてください。
『田村はまだか』の朝倉かすみさん最新作。
身体の不調。年老いた親。狭いコミュニティ。
残りの人生を意識し始めた元男子と元女子は、精一杯、恋をしました。一緒にいるために生きる。生きるために一緒にいる。そんな恋ができるのは大人の特権です。ぜひ読んでみてください。
販促プラン
発売直後から有名な女性書評家さんたちに絶賛して頂いています。売り上げも着実に伸びてきています。
書いて頂いた書評を集めたPOPをアップしておりますので、ぜひダウンロードして店頭展開にお使いください。電話での拡材のご注文も承っております。
光文社書籍販売部 荒井 03-5395-8116
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出版情報
発行形態 | |
ISBN | 9784334912567 |
税抜価格 | ¥1,600 (JPY) |
NetGalley会員レビュー

オススメしますか?
ぜひとも!
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郊外の特に特徴もない街で生まれ、その後様々な人生を送るが、バラバラになった同級生たちは、老いてまた生まれた街に戻ってくる。 主人公の中年男もそんな冴えない人生を送ってきた一人。親の介護で地元に戻ったことがきっかけで妻子に出て行かれ、仕事も変える。 検査に訪れた病院の売店で中学校の同級生と出会う。当時、告白した相手だったが、相手にされず、苦い思い出になっている相手だ。相手は寡婦となっていた。 小説は、その同級生の訃報を知るところから始まる。そして、再会へとストーリーは遡り、二人の関係の変化を丁寧な筆致で描いていく。 何気ない小説で、ものすごいドラマが起こる訳でもない。ストーリーは淡々と進んでいく。その自然な筆運びが心地よい一作。 大人になるにつれ、こういう何気無い小説がいいと思えてくるのは老化の一端か。NHKの土曜日の夜の何でもないようなドラマが支持されているのも、歳を取ってくると理解できるようになってきた。きっとこの作品もそんな場でドラマ化されるのだと思う。 続けて読んでいきたい作家が一人増えた。 |
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はい!
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風の便りに聞いた同級生の死。 主人公の青砥は動揺を滲ませつつ回顧に耽っていく。 読者は冒頭で“死を知らされなかった”何かがあった事を察し、過去を辿っていく事になる。 中年となった男女が再会し、互いの幸せを思慮しながら生命を見つめていく物語。 彼女の思いやりなのか独善なのか、ないまぜになった最終章が根雪となり今も融けてくれない。 音もたてず天に昇った恋慕。 今宵も月が平場をやわらかく照らす。 |
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はい!
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はい!
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読了後、うっすら涙に滲んだ。あくまでもうっすらと・・ お互い離婚を経験した同級生同士が再会し、過去を抱えながら惹かれあい繋がる物語。 人生の半ばも過ぎ終局に備え転機を迎えようとする大人の恋愛は、激しさはないものの静かに深さを増し、二人の飄々とした会話のやり取りが取り巻く状況を際立たせ、切なく感じられる。 熱すぎずに適度に揺れ動く感情の動きが生々しい極上の大人の恋愛物語。 |
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はい!
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地元に戻り、中学の時の同級生の須藤と偶然再会した青砥。お互いにアラフィフとなり、バツイチとなったふたりの恋愛は若い人達のようには燃え上がらない。でも、穏やかに少しずつ詰まっていくふたりの距離。人生の終盤を須藤と一緒に過ごしたいと願う青砥とすれ違う須藤の頑なさがじれったい。私が須藤だったら……やっぱり引け目を感じて拒んでしまうかな、それとも素直に甘えて頼るかな、とか、青砥なら須藤のような状態になってもなおパートナーとして望むだろうか、など自分の身に置き換えて考えてしまう、しみじみと沁みる作品でした。 |
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はい!
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「胸を張れよ、青砥」今も須藤が言うだろうー逝ったことを知っていた。そんなところから始まる地元で暮らす50代の同級生の恋愛小説。病を抱えた須藤、それでも一緒にと願った青砥を一人残った青砥を、今夜も静かに月は照らす。当たり前の暮らし、当たり前の存在、「ちょうどよくしあわせなんだ」と逝った須藤の言葉を私たちはきっと噛みしめるだろう。朝倉かすみの真骨頂ではないでしょうか。カバーもタイトルも秀逸でした。 |
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はい!
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ぜひとも!
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中学の同級生に偶然再会した50代の男女。結末は最初に語られていて、そこに至るまでの物語が紡がれている。 久しぶりに読書の醍醐味を感じた。華やかさはなく、しっかり根付くような関係で、ちょうどいい距離感。羨ましくて嗚咽がもれた。 |
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ISBN | 9784334912567 |
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郊外の特に特徴もない街で生まれ、その後様々な人生を送るが、バラバラになった同級生たちは、老いてまた生まれた街に戻ってくる。 主人公の中年男もそんな冴えない人生を送ってきた一人。親の介護で地元に戻ったことがきっかけで妻子に出て行かれ、仕事も変える。 検査に訪れた病院の売店で中学校の同級生と出会う。当時、告白した相手だったが、相手にされず、苦い思い出になっている相手だ。相手は寡婦となっていた。 小説は、その同級生の訃報を知るところから始まる。そして、再会へとストーリーは遡り、二人の関係の変化を丁寧な筆致で描いていく。 何気ない小説で、ものすごいドラマが起こる訳でもない。ストーリーは淡々と進んでいく。その自然な筆運びが心地よい一作。 大人になるにつれ、こういう何気無い小説がいいと思えてくるのは老化の一端か。NHKの土曜日の夜の何でもないようなドラマが支持されているのも、歳を取ってくると理解できるようになってきた。きっとこの作品もそんな場でドラマ化されるのだと思う。 続けて読んでいきたい作家が一人増えた。 |
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風の便りに聞いた同級生の死。 主人公の青砥は動揺を滲ませつつ回顧に耽っていく。 読者は冒頭で“死を知らされなかった”何かがあった事を察し、過去を辿っていく事になる。 中年となった男女が再会し、互いの幸せを思慮しながら生命を見つめていく物語。 彼女の思いやりなのか独善なのか、ないまぜになった最終章が根雪となり今も融けてくれない。 音もたてず天に昇った恋慕。 今宵も月が平場をやわらかく照らす。 |
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読了後、うっすら涙に滲んだ。あくまでもうっすらと・・ お互い離婚を経験した同級生同士が再会し、過去を抱えながら惹かれあい繋がる物語。 人生の半ばも過ぎ終局に備え転機を迎えようとする大人の恋愛は、激しさはないものの静かに深さを増し、二人の飄々とした会話のやり取りが取り巻く状況を際立たせ、切なく感じられる。 熱すぎずに適度に揺れ動く感情の動きが生々しい極上の大人の恋愛物語。 |
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地元に戻り、中学の時の同級生の須藤と偶然再会した青砥。お互いにアラフィフとなり、バツイチとなったふたりの恋愛は若い人達のようには燃え上がらない。でも、穏やかに少しずつ詰まっていくふたりの距離。人生の終盤を須藤と一緒に過ごしたいと願う青砥とすれ違う須藤の頑なさがじれったい。私が須藤だったら……やっぱり引け目を感じて拒んでしまうかな、それとも素直に甘えて頼るかな、とか、青砥なら須藤のような状態になってもなおパートナーとして望むだろうか、など自分の身に置き換えて考えてしまう、しみじみと沁みる作品でした。 |
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「胸を張れよ、青砥」今も須藤が言うだろうー逝ったことを知っていた。そんなところから始まる地元で暮らす50代の同級生の恋愛小説。病を抱えた須藤、それでも一緒にと願った青砥を一人残った青砥を、今夜も静かに月は照らす。当たり前の暮らし、当たり前の存在、「ちょうどよくしあわせなんだ」と逝った須藤の言葉を私たちはきっと噛みしめるだろう。朝倉かすみの真骨頂ではないでしょうか。カバーもタイトルも秀逸でした。 |
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中学の同級生に偶然再会した50代の男女。結末は最初に語られていて、そこに至るまでの物語が紡がれている。 久しぶりに読書の醍醐味を感じた。華やかさはなく、しっかり根付くような関係で、ちょうどいい距離感。羨ましくて嗚咽がもれた。 |
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