にじいろのしあわせ ~マーロン・ブンドのあるいちにち~

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刊行日 2018/12/08 | 掲載終了日 2019/03/15
岩崎書店 | 2018/12/31

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内容紹介

朝日新聞2/13夕刊で大きく紹介されました!

同性婚を描く米絵本上陸!

同性婚のウサギを描く米国の絵本が日本でも出版。LGBTなど性的少数者に厳しい発言をする日米政治家にもの申し一冊だ。(2/13・朝日新聞夕刊・1面/社会面より)

◆朝日新聞デジタル(2019年2月13日17時30分)

https://www.asahi.com/articles/ASM217QKLM21UTFL00G.html

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同性婚をめぐる初の集団訴訟で、同性婚に対する関心が高まっています。同性カップルも含め、すべての人の自由と尊厳を重んじる国かどうか。

日本、そして私たち自身が問われる今こそ、ぜひ読んでいただきたい1冊です。

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LGBT理解と個性の尊重を伝える、全米70万部超のベストセラー絵本、ついに邦訳発売!

アメリカ副大統領の家で暮らす、ウサギのマーロンくんは、ひとりぼっちで退屈な毎日を過ごしています。そんなある日、ウサギのウェスリーくんに出会ってから、世界がガラリと一変します。

ぴょん ぴょん ぴょん。

一緒にお屋敷を跳ね回うちに、お互いがかけがえのない存在であることに気づいたふたりは、ずっと一緒にいるために結婚しようと思いました。しかし、そこに偉そうなカメムシが登場して反対します。

「結婚なんて許さんぞ!」

「オスのウサギは、メスのウサギと結婚するものだ」

ふたりは戸惑いますが、友人に励まされ、祝福の中で、めでたく結婚式を挙げたのでした。

というストーリー。

ウサギのマーロンくんを引き合いに、同性婚に反対するペンス副大統領を風刺する内容にもなっているのです。


◆マーロン・ブンドは、あることで有名になったウサギ、飼い主はペンス副大統領

書名にある「マーロン・ブンド」とは、アメリカ副大統領のマイク・ペンス一家が飼っている雄ウサギのこと。ワシントンの公邸に実在します。

本書の主人公は、彼をモデルにしているのですが、実はこのマーロンくん、全米でその名を知られる有名なウサギなのです。

マーロンくんが、有名になったきっかけは、ペンス氏が副大統領就任のために、インディアナ州から首都ワシントンまで引っ越したときのこと。副大統領専用機「エアフォースツー」に初めてウサギが乗ったということで話題になりました。 その後、副大統領公邸で暮らすマーロンくんの日常を、ペンス氏の娘がインスタグラムに載せるや、たちまちフォロワーが3万人超の大人気に。 そこで、このウサギを主人公にした絵本にすることを思い立ち、ペンス氏の娘が文章を書き、妻がイラストを描くことになったのです。

その絵本とは、ウサギの視点から副大統領の日常を描いた“Marlon Bundo’s A Day in the Life of the Vice President”(副大統領と暮らすマーロン・ブンドのある一日/未邦訳)です。


◆ニュース番組がパロディ版を企画

ところが、この企画を知った、政治風刺で知られる人気コメディアン、ジョン・オリバー氏が、ペンス家の絵本に対抗するパロディ版を作ることを思いつき、彼が毎週出演するHBO局の人気番組「Last Week Tonight」のスタッフと共同でプロジェクトを立ち上げ。ペンス家の絵本発売の前日に、Amazonと出版元のクロニクルブックスのウェブサイトで発売すると発表したのです。 オリバー氏は、発売後すぐに、全米放送の人気番組「Late Night with Seth Meyes」に出演し、「まだ発売2日なのに、18万部販売した。現在品切れとなっているが、すぐに増刷する」と売行きの好調さをアピール。さらに、「この利益を、エイズ対策活動、LGBTが原因で自殺を図る若者をサポートする団体等に100%寄付する!」と面白おかしく説明して番組収録会場を沸かし、全米の注目を集めました。


◆全米70万部超のベストセラーになった3つの理由

テレビ番組主導の企画とプロモーションにより、大きな注目を集めた本書は、2018年3月に発売後、わずか8か月で70万部超のベストセラーになりました。絵本としては、異例のスピード大増刷となったのには、理由があります。

まず、本書が現役の副大統領ならびに現トランプ政権のLGBT政策を鋭く風刺した「パロディ」であったこと。次に、ジョン・オリバー氏がテレビ番組で大々的に紹介し、放送中にAmazonでの発売をスタートしたこと。さらに、その放送日かつ発売日を、ペンス家の「元ネタ」絵本の発売前日にぶつけたこと。


ランキングもふるっています。「ニューヨーク・タイムス」の児童書ベスト・ランキングでは、今年3月の発売から8月までの6か月間、1位をキープ(7月のみ2位)! またAmazonでは、児童書総合で常に1位または上位に入り、児童書の「結婚・離婚カテゴリー」では、10月も1位になるなど、話題書であり続けています。 一方、元ネタのペンス家の絵本は、当初こそ話題になり、児童書総合の上位に入りましたが、その後は低迷しています。


◆絵本としても成功したもう1つの理由

本書がベストセラーになった理由は、もう1つあります。 それは、LGBTを題材にしつつ、友情や個性の尊重、人それぞれの幸福といった「普遍的なテーマ」を描いた作品に仕上がっていることです。

「普通と違うことは、いけないことだ」と言い渡されて戸惑うマーロンくんに、仲間たちはフツウと違う自分のアレコレを次々カミングアウトして、「普通と違うことは、いけないことなんかじゃない。素敵なことよ」と励まします。 それぞれの個性を尊重しあう大切さ、枠にあてはめることの無意味さ、友だちを応援する優しさを伝えています。

声高にではなく、おだやかなトーンで趣旨を伝える本書は、やわらかなタッチの動物たちの絵と相まって、子どもにもわかるかたちで、大人にも読みごたえある絵本として成功しています。


◆幸福の形は人それぞれ 邦題にこめられた願い

日本語タイトル「にじいろのしあわせ」は、訳者の服部理佳さんの考案によるもの。 周知のとおり、「にじいろ」はLGBTや多様性のシンボルです。だれもが幸福になる権利を持っていて、その形はさまざまであっていい。そんな思いがこめられています。

杉田水脈議員の「非生産性」発言に反論し、自身の同性婚を公表して話題になった、ロバート キャンベルさんからは、「読み終わった瞬間に誰かに贈り物をしたくなった」という推薦の言葉をいただきました。

家庭で、学校で、はたまた職場で、大切な人と一緒に、この絵本を読んでみてください。 すぐには理解できないかもしれない。

けれど、こういう幸せのかたちもあるよね、と話し合うきっかけになることでしょう。

個性や違いを認めない発言が、権力者から臆面もなく飛び出す今だからこそ、手に取っていただきたい絵本です。


★本書のポイント

・アメリカ副大統領マイク・ペンス一家が飼っているウサギが主人公

・アメリカで70万部のベストセラー

・ペンス副大統領を風刺する内容

・LGBT理解、人それぞれの幸福と個性の尊重を伝える絵本

・ロバート キャンベル氏が帯に推薦文を寄稿


朝日新聞2/13夕刊で大きく紹介されました!

同性婚を描く米絵本上陸!

同性婚のウサギを描く米国の絵本が日本でも出版。LGBTなど性的少数者に厳しい発言をする日米政治家にもの申し一冊だ。(2/13・朝日新聞夕刊・1面/社会面より)

◆朝日新聞デジタル(2019年2月13日17時30分)

https://www.asahi.com/articles/ASM217QKLM21UTFL00G.html

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おすすめコメント

◆翻訳者の解説 

いろんな色―にじいろのしあわせがあっていい

アメリカ副大統領マイク・ペンス氏は、同性婚やLGBT政策・権利拡大に反対姿勢を示していますが、この物語はアメリカ現政権の時代に逆行したスタンスをシニカルに描き、批判しているのです。と同時に、自由な恋愛の形、個性を尊重しあうことの大切さ、価値観を押し付けることの愚かさ、友だちを応援するやさしさなど、だいじなことをたくさん、子どもたち、そして大人たちにも教えてくれる絵本でもあります。虹にさまざまな色があるように、幸せの形もひとそれぞれ。いろんな色の――にじいろのしあわせが、あっていい。そんなあたたかいメッセージが込められた作品です。

服部理佳(翻訳者)


★ロバート キャンベルさん推薦コメント

草のいい匂いがして、心もピョンピョン飛び跳ねる “フツウ”の恋の物語。 読み終わった瞬間に誰かに贈り物をしたくなったな。 やったね、マーロン君!

ロバート キャンベル(日本文学研究者・東京大学名誉教授)

◆翻訳者の解説 

いろんな色―にじいろのしあわせがあっていい

アメリカ副大統領マイク・ペンス氏は、同性婚やLGBT政策・権利拡大に反対姿勢を示していますが、この物語はアメリカ現政権の時代に逆行したスタンスをシニカルに描き、批判しているのです。と同時に、自由な恋愛の形、個性を尊重しあうことの大切さ、価値観を押し付けることの愚かさ、友だちを応援するやさしさなど、だいじなことをたくさん、子どもたち、そし...


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恐れ入りますが、この作品のネットギャリーでの閲覧は、書店関係者様、図書館関係者様に限らせていただいております。ご了承くださいませ。

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784265851386
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

●「普通をもっとも普通に感じさせる登場人物たち」

今の時代にあった、素晴らし絵本だと思いました!
絵もすごく読みやすくてキャラクターが可愛くて素敵。

多分この本の主題であるところが、
この本を深く知らなかったので
結構以外な展開でびっくりしました!

別に特別なことじゃないってことを、
多くの動物たちが自分の個性?こだわりを
話しているところで表現されているのは
とっても素敵だなって思いました。

うん素敵(笑)
これからの時代、当たり前になることを
小さい頃から触れることができる本書は
多くの幼児にも読んで欲しい本ですね

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マーロン君にできたのは彼。
‪結婚にはカメムシが大反対です。‬
‪でも誰にも変わったところやクセがあるんじゃないかと仲間たちは応援を始めます。‬

‪普通じゃなくてもいいって伝えるのは難しいですね。

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広いお屋敷で退屈な生活をしていたマーロンくんの生活が、ウェスリーくんとの出会いで輝き始めた!2匹はお互いを必要とし、結婚することを周囲に報告しますが……

アメリカの副大統領に対する風刺とLGBTを題材とした絵本ということで、そのような内容を子どもたちに伝えるのは難しいのでは?と思っていましたが、そんな心配はすぐに吹き飛びました。

風刺の印象は強くなく、むしろ優しさに溢れた内容です。LGBTの話題に触れつつ、友情の大切さや温かさ、個性を尊重することの大切さを伝えるとてもいい絵本です。
絵のタッチがとても優しく、絵本の内容をさらに心地よく心に届けてくれます。そして、タイトルの文字のカラフルな色の中に一文字だけ黒が入っています。その黒もまた一つの色であり、大切な個性なのだというメッセージではないでしょうか。

「みんなと同じでなければいけない」「普通じゃないことをしてはいけない」"みんな"って誰?"普通"って何??一人ひとりにそれぞれの幸せがあって、誰かと比べる必要もないし、誰かに否定されることでもない。そんなことにあらためて気付かされました。

私自身「"普通"と違う」と、落ち込むこともありますが、こんなにもまっすぐにしかしふんわりと肯定し包み込んでくれる本は初めてです。 子供はもちろん大人にも、たくさんの人に読んでほしい本です。

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「だれでもふつうとちがうところはある」
「ふつうとちがうのはステキなこと」
つい周りと同じであることを求められがちなので
「人と違っても良い」というメッセージにはとても共感しました。
この絵本が子どもだけでなくいろいろな人に特に中学生や高校生といった思春期真っただ中の人に読んでもらいたいと思います。
この絵本は単純にLGBTのことだけで終らずにリーダーは単純に声の大きなものがなるのではなく
自分たちで投票にで決めるというストーリーの展開にも好感が持てました。

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ほんわかした絵。
優しい始まり。
しかしその背景や、内容のインパクトたるや!

マーロン・ブントは
ペンス副大統領の家のうさぎ。
出会ったのは、ステキなうさぎウェズリー。
2人は飛んで跳ねて、恋に落ちる。

でも普通じゃないことはダメだ!って反対されちゃう。
誰に?カメムシに。

そこは、そのインパクトは読んでもらいたい。
そしてこのような絵本が出ることの意義も。

まだまだ世の中捨てたものじゃないし、
普通って言葉の意味が広がった世界に
なって欲しいと感じた一冊。

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読み聞かせをしたあと、問いかけたくなる
「みんなにとっての普通って何かなぁ
〜?」って。
自分にとっての当たり前。他人にとっての当たり前。
尊重し合うことを考えるきっかけを与えてくれます。

カラフルな印象を持つ書名の意味も、日本と海外の文化の違いも教えるきっかけにもなります!

海外絵本の楽しさ満載、とにかく登場キャラがユニーク!大人も読むべし!

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絵本ではありますが絵がきれいでとても楽しめました。何が普通か、これはどんな題材をもってしても難しい話題ではありますが、それを絵本を通して軽いタッチで幸せな結末を描いており、とてもよい作品でした。

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児童向けでLGBTの内容をどう描いているのだろうと読んでみたが、とてもわかりやすかった。絵は優しくて暖かみがあり、本の内容と含めて安心して読める。
誰かを好きになるのに性別は関係ないことも伝えつつ、好きなことや癖、得意なことも苦手なものなどみんな違っているからこそ良いものなんだということも伝えている。この本を読んで、みんなと違っていることは間違いではないことを改めて知れた。そして、そのことを子供だけではなく様々な年齢の人たちに知ってほしいと思った。

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「普通じゃない」ということは誰にでもある「当たり前」なこと、まだ世間ではなかなか認められていない価値観を喜んで受け入れようとする姿勢と強いメッセージを伝えた作品である。

 ここまで分かりやすく皮肉めいたお話の絵本を見たことがなかったのでどう受け止めるべきか少し戸惑ってしまったが、しばらくして「当たり前じゃないこと」だと思うようなことでも本当はこのくらい普通に受け入れられるべきであり、「そこにある幸せを普通に享受して良いんだよ」と伝えているのだと解釈できた。それを作品のムードからきちんと作れているところが良いと思った。
 日本でもこの作品はかなり挑戦的な内容だと思われるだろうが、これほど直球的なほうが子供たちには伝わりやすいかもしれない。

 人はどうしても自分には無い価値観に抵抗を感じてしまうことがある。だからこそこの作品を読むことで子供たちには早いうちに自分に無い価値観を差別、偏見をせず受け止める考え方を身に着けてほしいし、大人にはそれがいかに素晴らしいことであるかを知って、もう一度自分の価値観について考えてみてほしい。そういう意味では未来への希望と夢のある作品だと思った。

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主人公が副大統領のペットのウサギという設定が斬新でした。普通オスとオスは結婚できないんだという意見に対して、周りのお友達の、普通って何なのか、普通じゃなくてもいいじゃないかと力を貸してくれる姿勢が、現代的な絵本だなと感じました。

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人と違うことって、罪でもいなんでもない!
誰だって、ほかの人と違うところがあるもの!

これは、読み手のすべてを肯定してくれるような一冊。
ただそこに終始するのではなく、お互いの違いを認め合う友達の大切さも描かれている。
また、「普通」や「当たり前」という言葉をふりかざして、押さえつけよう・排除しよう
とする強い権力だって、みんなの力でそれらを覆すことだってできるんだという、勇気の
物語でもある。
あらゆる人におすすめしたい作品だ。

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恋は理屈とか考えてするものじゃないし自分の幸せは自分で感じるもの、他人にとやかく言われたってどうしたって変えられないんだからと堂々と胸を張ろう。

でも、他人の権利や幸せ、自由を尊重することを忘れずに。

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アメリカで80万部を売り上げた驚異の絵本。主役のうさぎはペンス副大統領の飼いうさぎ。ペンス家が絵本を出すことに先んじてパロディとしてこちらが出版されたとか。 痛烈な政権批判とLGBTについて描かれている。 普通じゃないことはいっぱいあるよね。
可愛らしくも大切なことに気づかされる絵本です。
日本のエライ方々にもお薦めです!!

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絵本ということで 低学年、幼稚園生でも読めそう。もちろん難しいことはわからなくても 同性を好きになっても いいってこと。一人一人 いろんな気持ちや考え方やクセがある事を 優しいタッチの絵で教えてくれます。 その後カメムシくん どうなっちゃったかなあ〜 。自分の考えを貫いて生きるのかなぁ。

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