この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
![]() |
この作品を話題にする際には、ぜひ次のハッシュタグを付けて投稿ください: #前立腺歌日記 #NetGalleyJP |
内容紹介
がんの話がこんなに面白くてよいのだろうか…!? ドイツ在住の詩人が、自らの体験を飄々と綴った、ユーモアあふれる闘病私/詩小説。
【あらすじ】
長年ドイツ・ミュンヘンで暮らす「私」に、ある日、前立腺がんが見つかった! 現地での、手術、がんのリハビリセンターに滞在しての「機能回復訓練」、その後の放射線治療、そして得たものは、臍の下の空洞と……。
【柴田元幸さん推薦!】
「前立腺を除去してみれば、おくのほそ道、ダンテの宇宙。 詩と散文の、どこか怪しげな、にもかかわらず(否、だからこそ)胸に迫る融合。」
【本書より】
手術の場合の後遺症って、なんなんですか? と私は訊いた。 主に尿漏れと性的不能です、と彼は答えた。 あはははは、私は笑った。生きるか死ぬかの話をしているときに、漏らすか立つかの話はあまりに次元が違っていると思えたのだ。 漏れと萎えマフラーのごとく靡かせて三つ子の魂冥途の飛脚 じゃあ切りますか、と私は言った。どれくらい仕事を休むことになりますかね?
出版社からの備考・コメント
校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。
おすすめコメント
日本と少し異なるドイツのがん治療事情が垣間見えて、興味深いです。前立腺がんについても、ここまで詳しくユーモラスな体験記はあったでしょうか。
詩の賞を数々受賞、「現代詩の旗手」と称される四元さんならではの手法で、自作の詩から万葉集などまで、絶妙に織り交ぜながら綴っていくのですが…、グルーブ感あふれる語りは、声に出して読みたくなること必定!
日本と少し異なるドイツのがん治療事情が垣間見えて、興味深いです。前立腺がんについても、ここまで詳しくユーモラスな体験記はあったでしょうか。
詩の賞を数々受賞、「現代詩の旗手」と称される四元さんならではの手法で、自作の詩から万葉集などまで、絶妙に織り交ぜながら綴っていくのですが…、グルーブ感あふれる語りは、声に出して読みたくなること必定!
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784065138069 |
本体価格 | ¥1,850 (JPY) |
閲覧オプション
(PDF) |