マーダーズ

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刊行日 2019/01/22 | 掲載終了日 2019/01/22

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内容紹介

デビュー2作目で、いきなり大藪賞受賞!
2016年ミステリー・ランキングを席巻した話題の著者、最新作!


この10年で日本全体の殺人認知件数は1万288。検挙率の平均は98%。単純計算で206人の殺人犯が捕まっていないことになる。 また、年間約17万人が死因不明の異状死として届けられるが、解剖に回されるのはわずか12%。 およそ15万の「異状死体」が、詳しく調べられないまま死因を特定されている。 イギリスでの解剖率は約40%、アメリカで約60%、北欧では90%を超えるところもあり、他の先進国と比べて日本のこの数値は異様に低い。 つまり、多くの「死」が見逃されている可能性がある――。

この街には複数の殺人者がいる。 
法律では裁けない彼らを、断罪するのは――!?
緊張感溢れる展開に息をのむ圧倒的犯罪小説!

デビュー2作目で、いきなり大藪賞受賞!
2016年ミステリー・ランキングを席巻した話題の著者、最新作!


この10年で日本全体の殺人認知件数は1万288。検挙率の平均は98%。単純計算で206人の殺人犯が捕まっていないことになる。 また、年間約17万人が死因不明の異状死として届けられるが、解剖に回されるのはわずか12%。 およそ15万の「異状死体」が、詳しく調べられないまま死因を特定されている。...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065147276
本体価格 ¥1,800 (JPY)

NetGalley会員レビュー

善意の我欲と暴走。誰もが自分のエゴのために戦う。
そんな裁かれない犯罪者と殺人者たちが出会ったとき、まったく先の読めない都会のゲリラ戦が始まる。
商社マン"阿久津"の飄々とした冷徹さ、組対五課の刑事"敦子"のしたたかさ。絶えず緊張を強いられる、刃の切っ先に乗せられた攻防。狩人であり獲物でもある悪党どもの踊らせっぷりがもう見事。
善人も正義もなく繰り広げられる物語を、これほどロマンで溢れさせて読ませてくれるのはさすがとしかいいようがない。物語のど真ん中に連れていってもらった。『赤刃』江戸、『リボルバー・リリー』大正に続く、待望の現代物。これぞ極上のクライム・エンターテイメント。耽溺。

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最初と最後は面白かったけれど、途中からなんか物語に入り込めず、集中できなかった。
テーマは面白かった。

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人の弱味につけこみ布陣を張ったプロット、陣場の投石を放る切り返し。
誰のためでもない、自分のための復讐劇。
遅々として焦らす真相の刃を受け止めて。

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堪能した。
商社マン・阿久津清春と刑事・則本敦子は、ハーフ美女・柚木玲美にある❝弱みを❞握られ、玲美の実の母の死と姉の失踪について真相を探るよう脅される。危険な目にあいながら、いつのまにか反発しながらも奇妙な連帯感を抱えた3人がたどり着いた真実とは・・・
いろいろあった伏線の回収も見事で、清春のフェリーのシーン、淳子のレストランに乗り込むシーンなどはそうきたか」と唸った。
脅迫者と被脅迫者が犯罪を追うという展開もどちらに肩を持つかで印象が大きく違ってくるようだ。
認める気は毛頭ないが、理解しようとしている自分にちょっと怖くなったりもした。
面白い作品です。

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前半は登場人物が多くて見失う所もあるけど、後半はスピードアップ!怒涛の展開で面白かったです!結末にニヤリ!映画化したら面白そうですね〜!

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人物設定には無理があるのでは?
と思いながらも話の展開は面白く
引き込まれるように読みました。
玲美、清春、敦子ともに幼い時のトラウマを抱えながら
孤独と執念が入り混じった人生の3人。
からみの中で3人とも少しずつ変化していくところも
この小説の魅力だと思います。

一つの事を信じ切る怖さ。
自分が良いと思ったもの以外受け入れず否定し
人を巻き込む力は恐ろしいとも思いました。

読み終わってから題名の「マーダーズ」が気になり調べたところ
「マーダー・インク」から来ているのでは?
とわかり納得しました。
続編を期待します。

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連続殺人者の商社マンと刑事が組んで、過去の未解決事件を捜査する。
って、片方が連続殺人者なのではなく、両方が連続殺人者‼︎
しかもしかも、二人ともとてもやり手で魅力的。
捜査中の過去の殺人も、似た手口で殺された被害者が複数見つかりこちらも連続殺人者。
連続殺人者が連続殺人者を追うという恐ろしい構図です。
400ページ超えの超大作ですが、一切中だるみせず最後まで面白かったです‼︎

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商社マン阿久津清春と刑事則本敦子。二人はそれぞれ柚木玲美に脅され、彼女の母親と姉の失踪事件を追うことになります。彼らの弱みは何なのか、そもそも阿久津は何者なのか…。前半それぞれが隠しているものがあるため、どうしても誰にも思い入れができませんでしたが、後半はこの特別な絆での信頼と駆け引き、そしてアクションシーンを夢中で見守りました。敦子のレストランでのシーン、後半の阿久津の働きも圧巻です。誰を信じていいのか、誰が正しいのか。面白いと素直に言うには重い、クライムノベルを堪能しました。

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『赤刃』から数年ぶりに発表された『リボルバー・リリー』で大藪春彦賞を受賞、一気にブレイクした長浦京。
今回は現代が舞台。そして登場人物すべてが怪しい人間ばかりの特殊設定。
まだにタイトルどおり「マーダーズ」。これで面白くないはずがない。
ストーリーの説明がなかなか難しいので、ここはもう、読んでくれとしか言いようがない。
早くも今年のベストミステリ級の作品が登場した!

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今この瞬間、真相が解明されていない事件がどれほどあるのだろう。

マーダーズというタイトルが示す通り、殺す者と殺される者の物語だ。
陰鬱で暗い闇の中で執念の炎が燃えている。

幼い頃に母と姉の命を何者かの手によって奪われた玲美は
過去に後ろ暗い秘密を抱える清春と敦子を脅し、
協力をさせることで真相を突き止めようとする。

当初は単独の事件だと思われていたものはクモの巣のように
広がりをみせ、何人もの人間の命を絡めとってゆく。

調査をすすめるうちに少しずつ見えてくる
事件の背景にはカルト的な集団の影がちらつく。
他者を害する者を排除して、弱き者を解放する。
彼らにとってはそれこそが唯一の救済であり、正義だ。

狂っている。
しかし、彼らを追う玲美・清春・敦子も誰もがおかしい。
彼らが排除した人間も、排除された人間も。
まともな人間なんて誰もいない。

誰もが己の歪んだ正義を貫くために〝まとも〟を捨て去っていた。
それは復讐のためであり、保身でもある。
彼らの目的を果たすためには手段も方法も選ばない冷酷さがおぞましく、
だけど、何ものにも侵されることのない彼らは誰よりも純粋な心をもっているのかもしれない。

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過去に人を殺したことがありながらそれが露見していない商社マン阿久津と刑事の敦子は、母の死の真相と行方不明の姉を探して欲しいと玲美に脅迫される。過去の事件を掘り起こしていくうちに浮かびあがってくる未解決の事件の数々、この辺から登場人物が増えてくるのでややこしくなってくるのだが、私はゲームをやっているかのような感覚で楽しめた。その未解決事件にあるものの背景を突き止めてからはもう追うのも、追われるのも殺人者という手に汗握る展開にハラハラしながら一気読み、面白かったです。

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極上のクライムサスペンスで面白かった。

1ページからトップスピードで走り出し他に目移りするのを許さない鬼気迫るものがあって最後までそれが揺るがなかったのが凄いと思いました。

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タイトル通り殺人犯が沢山・・・。登場人物・事件が多く、それらが次々に絡み合い途中混乱しつつ勢いで読了。実際事件が発覚していないだけで身近に殺人犯が潜んでいるのかと思うと読みながら背筋が寒くなりました。まぁ、清春みたいな本当にヤバい人はいないとは思いますが

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