今夜、笑いの数を数えましょう

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刊行日 2019/02/26 | 掲載終了日 2019/02/26

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内容紹介

いとうせいこうが「笑い」最前線の6人と語り明かす! 平成の「笑い」論の決定版!


【対談ゲスト】
倉本美津留/ケラリーノ・サンドロヴィッチ/バカリズム/枡野浩一/宮沢章夫/きたろう


お笑い芸人、放送作家、演出家、劇作家、俳優……第一線の現場からどう見てきたか、どう語るか? 
自らも舞台で活躍するいとうせいこうがプロデュース・聞き手となった、毎回満員御礼・話題の連続対談ライブを書籍化!


【本書より 】

「『当たり前は当たり前やないねん』っていうことを言いたいだけ。それを伝えるために、笑いを使っているところはある」 「練習してるってバレたら終わりやねんって(笑)」――倉本美津留

「ツッコミが面白いんじゃない、反応の方が面白いんだって」 「マルクス(兄弟)のそういう自虐的な感覚にはかなり影響されたと思います。他人を笑うのみならず、自分をひっくるめて笑いのめすって感じかな。そういうことを僕は中学生の頃にパンクよりも先に味わっちゃった」――ケラリーノ・サンドロヴィッチ

「形式の話なんですけど、舞台上に二人が並んでいるのはものすごく平面的だなと思っていて。やりとりがお互いしかないじゃないですか。でも、ピンって立体的だなと思って」 「なんか納得できる、っていうのが一番気持ちいい笑いかな」――バカリズム

「お笑いをやる一番の目的が短歌を伝えることだったんですね」 「露わにするってこともすごく大事な笑いの要素で、ツッコミが的確な時に露わになるんですよ」――枡野浩一

「この説明をどうやって省くか、説明がいらない状態で笑わせることができないかってことを考えていた」 「現場行かないとわかんないことっていっぱいあるなあと思うけど、逆に映像だから面白いことも絶対にあるはずだよね」――宮沢章夫

「セックスを語るみたいなもんだよ。笑いなんて語るもんじゃないよ」 「意地悪とかそういうのはお笑いに必要なんじゃないの?それが笑えれば。笑えないと残酷なものになっちゃうけど、意地悪してそれが笑えるのは観ている人も『俺もそんなもんだな』と共通感があるんじゃないのかな」――きたろう

いとうせいこうが「笑い」最前線の6人と語り明かす! 平成の「笑い」論の決定版!


【対談ゲスト】
倉本美津留/ケラリーノ・サンドロヴィッチ/バカリズム/枡野浩一/宮沢章夫/きたろう


お笑い芸人、放送作家、演出家、劇作家、俳優……第一線の現場からどう見てきたか、どう語るか? 
自らも舞台で活躍するいとうせいこうがプロデュース・聞き手となった、毎回満員御礼・話題の連続対談ライブを書籍化!


【本書より 】
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出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784065147252
本体価格 ¥1,800 (JPY)

NetGalley会員レビュー

本当に笑いについて真剣に語っています。
欽ちゃんこと萩本欽一さんのすごさ。
無声映画がなぜ面白いのか…などなど。

対談しているゲストの方の笑いの原点にも興味が持てます。
「8時だョ ! 全員集合」や「ゲバゲバ90分」だったり
キートンやチャップリンといった無声映画だったり
吉田戦車のマンガであったり「夢で逢えたら」です。

私も小さいころからお笑いが大好きでした。
でも只々、笑って観ているだけで
なぜ笑うのか?
何が面白いのか?
と、考えたことはなかったように思います。
「緊張と緩和」(桂枝雀師匠が言ってました)というのはわかっていましたが
ギャップであったり、ノーマークの人が放つ一言が面白いということまでは
わかっていなくて、芸人さんは笑うこととはどういうことなのかを
理解しうえでネタを作っているんだ…。
とあらためて芸人さんの凄さを感じた本でした。

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36ページで爆笑したあと何回笑ったか数え切れませんでした。
笑いを作る仕組みって不思議でしたが、着眼点など、ほんの少しわかった気がします。
話題に上っているコントとかが見たくなります。うまく探せないともやっとします。

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セリフがおかしい、シチュエーションがおかしい、登場人物がおかしい、などなど、笑いにもいろんな種類があります。笑いを作る人たちは、それぞれの考え方で笑いを作り上げていくのですが、見ている側からは到底想像つかないくらいに、一生懸命に考えているんだなって思います。

 この本の中でも語られてましたけど、コント55号のやり方ってのは独特なんだなぁって再発見しました。

 真面目な二郎さんに理不尽な突っ込みを入れる欽ちゃんというパターンが、その後の素人を上手く使うパターンへ展開していったというのは、なるほどなぁって思います。

 そして、シティーボーイズは元々が演劇の人だから、普通のお笑いの人たちとは違って「最初から単独公演だよ」ってのも、へぇって思いました。いきなり単独公演ってことは、最初からかなりネタを作れていたってことじゃないですか。それはそれで凄いことですよ!

#今夜笑いの数を数えましょう #NetGalleyJP

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バカリズムさんの章が、世代的に近くてわかりやすかったです。ビデオデッキのネタ、知らなかったので探しました(^_^;)

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まず対談相手の人選が素晴らしいです。それぞれがエッジの効いた笑いの実践者、実作者なので評論にならない。いとうさんの突っ込みで対話が引き締まり、本質に迫れます。

個人的にはバカリズムさんの発想、立ち位置が知れて良かったです。「3x=犬」という式、これだけで笑えます。「犬」という答えは変わらず、「x」に何を入れたらいいのか、その余地から生まれる笑い。

最後の宮沢章夫さんとの総括も良かったです。笑いには天与のセンスが必要という、シンプルな事実に納得しました。

欄外の注にも助けられました。シティボーイズ、モンティ・パイソンを同時代に知れなかったのがざんねんでたまりません。

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