皇室女子

“鏡”としてのロイヤル・ファミリー

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刊行日 2019/01/28 | 掲載終了日 2019/09/06

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内容紹介

 本書は、美智子さま、雅子さま、紀子さま、愛子さま、眞子さま、佳子さまの6人の皇室女性を通して見えてくる、日本の多くの女性たちが抱える共通の課題・問題を論じます。  

働き方、婚約、結婚、出産、子育て、ジェネレーション・ギャップ等々、皇室のやんごとない女性たちも、日本の多くの女性たちと同じ問題を抱え、それを克服しながら、平成という世を渡ってきました。いわば皇室は私たちを写す〝鏡″でした。

①「〈努力ではどうにもならないことがある〉と気づけない」

②「やっぱり〈婚家より実家が頼り〉に思える」

③「〈私事より義務優先〉を次の世代にも求めてしまう」

④「〈子どもはまだ?〉がタブーでない社会に日々傷つく」

⑤「自分の〈痩せすぎ〉を自覚できない」

⑥「〈ふつうの生活〉が一番むずかしい」

⑦「〈子どもが自分の思い通りにならない〉ことに愕然とする」……等々、

男女雇用機会均等法施行以後、日本の多くの女性たちが当人として、また家族としてぶち当たってきたさまざまな心の問題を、〝写し鏡″としての皇室女性たちのお姿を通して、精神科医の香山リカ氏が鮮やかに切り取ります。

 本書は、美智子さま、雅子さま、紀子さま、愛子さま、眞子さま、佳子さまの6人の皇室女性を通して見えてくる、日本の多くの女性たちが抱える共通の課題・問題を論じます。  

働き方、婚約、結婚、出産、子育て、ジェネレーション・ギャップ等々、皇室のやんごとない女性たちも、日本の多くの女性たちと同じ問題を抱え、それを克服しながら、平成という世を渡ってきました。いわば皇室は私たちを写す〝鏡″でした。

①「〈...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784798056340
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

皇室に特別の関心もない私が読んでもめちゃくちゃ面白かったです。
美智子さま、雅子さま、紀子さま達が悩み苦悩しながらも皇室女子として歩んで来られた歴史の一端が垣間見れて興味深いです。
特に、雅子さまと紀子さまの比較は、まさに長男の嫁と次男の嫁で親近感が湧きます。
雅子さまのご結婚のときは私も社会人になっていて、その報道を見るたびに、高いキャリアを持つ女性がそれらを手放し皇室に嫁ぐのかと気の毒に思ったのを思い出します。
あとがきを読んで著者も同じことを書いてらして、ひとり笑みを浮かべました。
皇室に関心のある方もない方にもお薦めです!

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雅子妃の高学歴、高キャリアと皇室が求める女性像との違いや
お世継ぎ問題、子育ての難しさ、適応障害や不登校、拒食症など
皇室だけでなく一般の家庭にもある問題点として関連付けて展開した内容はとても興味深いものでした。
真面目な努力家だからこそ陥る困難、
皇太子妃として求められるものとお世継ぎ問題
わが子の不登校から拒食症に至るまで
今まさに一般家庭でも起きている問題として捉えました。
本書で皇室が身近に感じたことと、昔と比べて女性が社会進出していても
まだまだ女性故の生きにくさが、依然として残っている事実を知りました。

本書で公園デビューのハードルの高さと
ママ友との付き合い方で服装までも合わせる事実に驚きました。
私自身は仕事が好きだったこともありますが
半ば公園デビューに自信がなくて
産休後すぐに保育園に預けて元の職場に復帰しました。
この本は女性の方におススメです。

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おそれおおくも勝手に、とてもよく出来る姉のようにも思いながら、雅子さまの動向がテレビや新聞などから聞こえてくるのを見ていた私にとって、平成から代替わりを迎えるこのタイミングに出会えたこの本は、自分自身の人生をも考える良いきっかけになりました。
菊のカーテンの向こう側だった存在から、開かれた皇室という言葉が言われるようになり、現在の皇太子や秋篠宮ご一家を見ていると、悩める人生を並走するご家族としての皇室、という言葉さえ浮かんできます。
著者の香山リカさんは、医師としての目と働く女性としての目の両目を使って、愛情と冷静さを兼ね備えた文章で、雅子さまの今までを振り返っています。
そして努力の人、雅子さまが今後皇后となられてからはきっと持ち前の頑張りと、能力の高さを発揮して輝くであろう事を予測されています。
私もまた、期待しながら自分のできることを積み重ねていきたいと思います。

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皇室での話は遠い話と思っていましたが、この本を読んでみて、今を生きる女性の悩みってやっぱり同じなんだなあと共感しました。


もちろん雅子様のようにすばらしい経歴を持っているわけではないですが、昔から私も努力して大抵のものは勝ち取ってきていたので、大人になってから「努力ではどうにもできないこと」に対面し、かなり悩みました。今もやっぱり悩んでいますが、雅子様のように周囲からのプレッシャーはそこまでないため、気楽なのかもしれませんが、その分「自分で自分にプレッシャーをかけてしまう」ということがあります。


愛子様にも並々ならぬ苦労があるんだと思います。お母様はとても優秀な人で、しかし適応障害で色々世間から言われていたり、自分に関しても週刊誌でいろいろなことを言われてしまう。小さいのにいろいろなプレッシャーなどを背負ってこられたんだなと思いました。


美智子様に関しても、テレビで拝見する限りでは聡明なおばあちゃまという感じですが、彼女にも彼女なりの苦労があったんだと思い、すごいなあと思います。


そして紀子様。彼女に関しては順風満帆だなとずっと思っていたんですがここにきての苦労。眞子様の結婚報道。正直秋篠宮様と紀子様のお気持ちは私もわかります。

「若いんだから一度や二度失敗したって」とは思いますが、結婚の際に出るお金があります。なので離婚やうまくいかなかったときなど、そういった普通の家庭にはない悩みもたくさんあるんだと思います。


たくさんの女性が抱えている悩みを、さらに大きくして縮図にしたものが、皇室女子の苦悩。今を生きる現代女性に是非読んでもらいたい一冊です。

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皇室の情報としては、テレビや週刊誌で発表されていることどまりですが、雅子さまの状態を精神科医として分析しているところが、この本の面白いところです。
近年、若者の間で増加している新型うつなどにも触れながら、なぜあんなにも完璧なキャリアウーマンが皇室に嫁いで心の病になってしまったのかを、納得できるように書かれています。
当然、美智子さまや愛子様、佳子さま、眞子さまのお話にも触れ、浅くではありますが皇室の女性について一通りわかるように書かれています。

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皇室での話は遠く自分達とはかけ離れた世界だと思っていたが、一般社会にも当てはまるようなことも多く、皇族であっても同じ時代を生きているのだと感じた。
先月から令和の時代になり、雅子様がご活躍されることを願っています。

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香山リカという精神科医のことは少しだけ知っている。しかし彼女の著書は一度も読んだことがなかった。その昔、きたやまおさむという精神科医の本を読んで非常に面白かったという記憶があったので、単に精神科医が書いた本という事で興味を引いた。

読み始めてみて、これは単なる皇室女子のことが書かれているわけではないことに気が付いた。そうか、私も同じ世代の女性。頑張って勉強して進学高へ通い、大学を目指した。しかしそれでも中学校時代はまだまだ男女別の科目があった時代だ。男子は「技術」女子は「家政科」。女子は料理裁縫を習得するべき、という教育だった。

高校生の時、学年トップの同級生が東大へ行きたいといっていたが父親から猛反対されて断念した。女は短大でいい、東大なんかに行ったら結婚できない、というのが反対された理由だった。そう、女にとって学歴とはある意味邪魔にさえなるものでもあった。

そういう世代が、男女雇用機会均等法だのなんだの表向き変わっても、親の世代や上司の世代は全然なのであるから、生きにくさを感じるのは当然なことでもある。

皇室女子の事例を具体的に示しながら、キャリアウーマンであれ専業主婦であれ世の中の女性たちの苦悩や葛藤を映し出すものとして比較してあるのは、興味深かった。ネタバレになるので書かないが、特に著者自身の母親との経験談は「そうそう!そうなのよね!」と心から共感できた。

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皇室女性=時代時代の日本人女性を写す鏡

皇室の女性たちが抱える苦悩やストレスはいかほどのものであろうか?私たちが想像を絶する以上に大変であることは間違いありません。特に世継ぎ問題は人権問題として世界でも大きく取り上げられる一例ともいえます。
女性を苦しめる偏見は未だに世間を蔓延しています。その中でも、「自分の未来は自分で決めてほしい」という愛子さまに対する雅子さまの思いは今の時代を表す上でシンパシーを感じざるおえないくらい切実であります。
「人格否定発言」など当時の皇太子さまからの言葉に衝撃を受けたのは記憶に新しいです。
いつの世も皇室女性は日本女性の写し鏡となります。
令和になり新しい皇族の姿もあって然るべきなのではないか?
皇室女性の本来の姿からママ友問題や、鬱やいじめ、マスコミのあり方まで幅広く読める一冊となってます。

本が好き!倶楽部
せいちゃん

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