ことのはロジック

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刊行日 2019/02/20 | 掲載終了日 2019/02/19

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内容紹介

元天才書道少年が恋したのは
日本語を愛する金髪転校生だった――
「月が綺麗ですね」を超える告白をして、青春を取り戻せ!

書くべき言葉を見失った元天才書道少年の墨森肇は、金髪碧眼の転校生アキに一目惚れ。
しかし、アキの憧れがI love youの名訳といわれる「月が綺麗ですね」を超えた日本語の告白をされることだと知り、頭を抱える。
回し手紙の伝言ゲーム、存在しない幽霊文字“彁”、同人誌の不可解な改変など言葉にまつわる事件を解決し、肇は日本語史上最大級の無茶ぶりに応えて告白できるのか!?


一話 四猿の間違い

二話 彁

三話 黄昏を消して

四話 月は綺麗ですか?

元天才書道少年が恋したのは
日本語を愛する金髪転校生だった――
「月が綺麗ですね」を超える告白をして、青春を取り戻せ!

書くべき言葉を見失った元天才書道少年の墨森肇は、金髪碧眼の転校生アキに一目惚れ。
しかし、アキの憧れがI love youの名訳といわれる「月が綺麗ですね」を超えた日本語の告白をされることだと知り、頭を抱える。
回し手紙の伝言ゲーム、存在しない幽霊文字“彁”、同人誌の不可解...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。


おすすめコメント

「月が綺麗ですね」という言葉をご存知でしょうか?
 文豪・夏目漱石が英語教師をしていたときに「I Love You」を学生が「我君を愛する」と訳したところ「日本人はそんなことを言わない。そんなところは月が綺麗ですね、とでもしておきなさい」と言ったという逸話に由来する名言です。
どうやらこれは後世の創作らしいのですが、なんともロマンがある言葉です。 

この作品は、金髪碧眼の転校生に「月が綺麗ですね」を超えた告白をする話です。
主人公は、元天才書道少年。日本語のスペシャリストで、言葉に関する謎を快刀乱麻のごとくばっさばっさと解決する青年は、夏目漱石(の逸話)のロマンを超えた告白をできるのでしょうか。

明日から、ちょっと言葉を丁寧に使ってみたくなるミステリー。 どうかお楽しみください。

――担当編集者より

「月が綺麗ですね」という言葉をご存知でしょうか?
 文豪・夏目漱石が英語教師をしていたときに「I Love You」を学生が「我君を愛する」と訳したところ「日本人はそんなことを言わない。そんなところは月が綺麗ですね、とでもしておきなさい」と言ったという逸話に由来する名言です。
どうやらこれは後世の創作らしいのですが、なんともロマンがある言葉です。 

この作品は、金髪碧眼の転校生に「月が綺麗ですね」を...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784065143063
本体価格 ¥720 (JPY)

NetGalley会員レビュー

帯と書影、作品紹介に惹かれてノータイムでリクエストを出しました。
先程読み終えて、非常に晴れやかな気持ちで余韻に浸ってます。

青春ものと日常ミステリーということで序盤からストライクゾーンど真ん中でしたが、「言葉」をキーワードにいろいろな描写が積み重なっていくに従って、ますます好きになっていきました。
中編の4連作といった構成ですが、どのエピソードも一捻り二捻りしてあって日常の謎タイプのミステリ好きの人におすすめしたい作品です。
恋愛要素も含んでる印象で、クライマックスは読んでてこういう恋愛はいいな、と素直に応援したくなりました。
今から続編が出ないか心待ちです。

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知ることは面白い!
肇はアキの心を動かす言葉で告白することはできるのか!?日本語の美しさと面白さを再確認できる、『言葉』をめぐる青春恋愛ミステリー。

ストーリーの面白さはもちろん、『言葉』に焦点を当てた作品であるだけに、本文中に出てくる言葉も美しく、読んでいてとても楽しい。日本語の繊細さ、略語の文化、言葉遊び、漢字の意味や書道を通しての文字の美しさなど、ひとえに『言葉』と言ってもそれは私達が普段使っているそれとは限らない。謎解きの楽しさと恋愛や青春のときめき、そして『言葉』を深く考える、それを一度に味わえる新感覚のミステリー小説です。

外国の友人と話すと、普段意識しなかった日本語の使い方や意味に気がつく。そんなことを思い出しながら楽しく読みました。この本を読む前と読んだ後では文字や言葉に対する意識が変わりました。美しい日本語を見つめ直し、一言一言を大切に使いたくなりました!

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言葉のロジックで楽しめるミステリー。

元書道の天才少年肇と、転校生、アキ・ホワイトが挑む言葉にまつわる謎。
部活動の集合場所から幽霊文字、小説に隠された謎までワクワクしながら読めました。
特に幽霊文字については「そんなのあるんだ!」ともう次の授業で子供に披露したくなるようなエピソードでした。

漢字にルビがついていれば私が教えてる生徒たちも読めそうなのになー。
こういった本から日本語の楽しさを学んでほしいなと思いました。
どうしてもこちらだと週一回の授業になるので小学生の漢字をフォローするだけでもせいいっぱいなので。

肇の告白の言葉もとても素敵でした。

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今年になって書道を始めたので、天才書道少年だった肇にはすごく興味を持った。おまけに、言葉についての知識が半端ない。手話まで使いこなす。その道を極めようと思ったらそこまで知識を広げ、魂を込めなきゃいけないんだなと、触発される。子どもの頃から言葉に興味があって、研究したいと思って言語学とかのいろいろな本を読んだけれど、それよりずっとわかりやすく、言葉の大切さを肇に教えてもらった。

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元天才書道少年の肇は青い瞳と金髪の転校生少女アキに一目惚れ。言葉の収集が趣味のアキと膨大な知識を持つ肇で言葉の謎を解いていくお話。軽い感じのままいくのかと思っていたら四話には衝撃の事実が。屋上のシーンは思わず涙してしまいました。アキの心臓に刻みつける肇の書を出来れば見てみたかった。

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最近、見聞きするのは言葉の間違った使い方ばかりでウンザリして相手を思いやる余裕がなくなっていく悪循環のなか、この本を読むと本来の言葉のツールとしての面白さが再確認できました。

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