タカラモノ

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刊行日 2019/06/13 | 掲載終了日 2019/08/13

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内容紹介

読めばきっと、自分は誰かにとっての「タカラモノ」だと気付かされる!


ママはときに男と出奔する、どうしようもない母親だ。けれどその自由な生き方に魅了され、誰もが彼女を愛してしまう。

人を好きになるということは? 勇気を与えるということは? 「幸せになりたいんやったら、誰かのせいにしたらあかん」「どうぞ、グレてください」型破りなママから、【わたし】は人生でなによりも大切なことを教わっていく――。

 “ハズレ"の人生なんてないと思わせてくれる、最高のエンタメ小説!

※本書は、2016年ポプラ社より発売された『ママの人生』を、文庫化にあたり改稿・改題したものです。

読めばきっと、自分は誰かにとっての「タカラモノ」だと気付かされる!


ママはときに男と出奔する、どうしようもない母親だ。けれどその自由な生き方に魅了され、誰もが彼女を愛してしまう。

人を好きになるということは? 勇気を与えるということは? 「幸せになりたいんやったら、誰かのせいにしたらあかん」「どうぞ、グレてください」型破りなママから、【わたし】は人生でなによりも大切なことを教わっていく――。

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おすすめコメント

【著者プロフィール】

作家・ビジネスコンサルタント京都出身。外資系教育会社での勤務経験から『世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』を上梓しデビュー。著書の累計は 220万部を超え、女性ビジネス書作家の先駆けと呼ばれている。『成約率98%の秘訣』、『人に好かれる話し方』、『人生を好転させる新陽転思考』、ロングセラーとなる『和田裕美の営業手帳』など著作多数。華々しい経歴の陰にあった家庭環境や自身の 極度な引っ込み思案を背景に書いた絵本『ぼくはちいさくてしろい』は道徳科教科書『いきるちから』に掲載されている。NHK Eテレ「芸人先生」レギュラー出演などメディアでも活躍中。


【担当編集より】

本書は、著者の和田さんが実の母親をモチーフとして描いた初の小説です。文庫化にあたり改稿し、さらに魅力的な物語となりました。

自由奔放で憎めないママと娘のやりとりに爆笑し、なんのとりえもなかった【わたし】が一人の素敵な女性に育っていくラストシーンは、涙をこらえきれません。

誰かを大切に思うこと、自分の人生に責任を持って生きることなど、一冊の中にマ マから娘へ伝えたい素敵な言葉がたくさん詰まっています。読めばあなたを大事にしてくれた人を思い出す、お守りのような小説です。


【著者プロフィール】

作家・ビジネスコンサルタント京都出身。外資系教育会社での勤務経験から『世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』を上梓しデビュー。著書の累計は 220万部を超え、女性ビジネス書作家の先駆けと呼ばれている。『成約率98%の秘訣』、『人に好かれる話し方』、『人生を好転させる新陽転思考』、ロングセラーとなる『和田裕美の営業手帳』など著作多数。華々しい経歴の陰にあった家庭環...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784575522358
本体価格 ¥620 (JPY)

NetGalley会員レビュー

愛されていることの自覚。それは自分を大切にできるか否かにつながると思う。ひいては、相手を大切にできるかどうかにもつながる。当たり前のようで当たり前でない、相手を思いやり、自分を愛すること。かの重要性。

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破天荒なママと、その娘と家族の物語。

うちの母親とじゃ、絶対こんな母娘関係作れないなぁと思いながら読み進めつつ、「ママ」の言葉の中に沢山の自分の母である「お母さん」を見つけ出す事に読んでいくうちに気付いた。

気がついたら一気に読んでしまっていた。自分というものを確立してくれ、肯定し、誰よりも愛してくれる存在が母親なのだと思いながら、いつもより少し、母を恋しく感じた。

人は、誰だってきっと誰かにとっての「タカラモノ」なのだ。
肉親ではなくても、遠く離れてしまった人でも。そして、自分自身もそんな誰かの「タカラモノ」の自分を大切にしながら生きていく人生を送りたいと心から思った。

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自分勝手で破天荒なママに振り回される子供たち。 たくさんの我慢をしたり、寂しい思いをしたりと、一般的な母親像としてはよくないママなんだと思う。
それでも体験して、失敗して、自分の全部をさらけ出して、体当たりで子供と接してるママは人間としてすごく素敵な人だと思う。
ママのポジティブな言葉が、周りに幸せオーラを振りまいている。ファンが多いのもうなずける話かな。

とても読みやすく、笑って泣いて、あっという間に読み終わってしまいました。

人生に悩んでいる時なんかにぜひ読みたい話です。
きっと、自分の悩みとかちょっと軽くなるんだろうな。
是非是非おすすめです。

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和田裕美さんといえば、個人的に「陽転思考」や「わくわく」などで、
ふわりとした、ポジティブなイメージがありました。

なので、おそらくご自身の体験を描かれたこの作品、
関西のリアルな生活感に溢れた描写に、まず驚かされました。
美人であけすけで無軌道な“ママ”のキャラクターは強烈です。
でも、男性遍歴や失敗も含めて、自分の人生で掴んだ確かな哲学を、
娘のほのみに手渡ししていきます。

「ママは幸せやで。誰になに言われてもな。だって自分で選んで生きているんやもん」
恋については、
「何回でも何回でも朝がくるみたいに、何回も何回もしぶとく夢をみたらいいねん」

かけがえのない「タカラモノ」である娘に、直接口で、
連絡ノートを通じた素朴な言葉で、こんなに力強く励ましてくれるママ…
語り口はユーモアに溢れていて、だからこそ、後半の展開が本当に切なかったです。

どうしても、この件について著者の和田さんが書いておきたかったという、
強い想いが伝わってきました。

ビジネス書で多くの人々を励ます和田さんの原点が、しっかりと詰まった小説でした。
笑って、泣いて、ハッとさせられます。めっちゃ面白かったです。

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この小説は、親娘の絆を娘の目線から書いた物語。1人の小さな少女が、破天荒ママと共に大人に成長していく。この破天荒ママの破天荒ぶりにはイライラしてしまうのに、どこか憎めないのは、自分の人生を自分主体で楽しく生きているからなのかな。
母親としては決して良い母親ではないけれど、こんな人が身近に居たら楽しそう。

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自由奔放なママとケチなパパ。一般的には良い母親とはいえないと思うが、そんなママが大好きな「わたし」。ママの言葉が大人になり社会人となった「わたし」の言葉となって伝えられる。

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多くのビジネス書を執筆されている著者が破天荒な実の母をモチーフに描いたそうです。ママはスナックで働き、仕事に恋に自由奔放に生きています。時に子供を置いて男と出奔するような女。私自身が母親で、このママのすることには共感はできないのですが、彼女の子供との向き合い方にはところどころではっとさせられ、時にぎゅっと心臓をつかまれ、時に涙をこらえて読み進めることになりました。同じお金でもそのお金の重さや、失恋しても失ったのではなくたくさんのものを頂いたなど、納得できるようにさらっと心の奥に響く言葉で伝えられるのはこのママだからこそなのでしょう。何事も結果ではない、それまでの経緯。そして自分がどうしたいのか…。
親との付き合い方や、子育てにこうしなければならない、があるわけではないことはわかっています。昨今は毒親という言葉もよく聞かれ、私自身も迷うことが多かったです。当時私がこれを読んでも、素直に読むことはできなかった気がします。子育ての一番大変な時を過ぎた今だからこそ、ママの言葉が心に刺さるのかもしれません。

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ママはスナックでお仕事だから夜は家にいません。でもご飯はちゃんと作ってくれていて、おねえちゃんとわたしの2人で食べています。ママとパパは仲が悪くて、2人が家の中で会うことはほとんどありません。

 子供たちに対してとっても優しいママだけど、自分がやりたいと思ったことは何でもやってしまいます。そこまでやるの?というくらい行動力があって、ミニスカートが似合って、ちょっとハデなママ。そんなママの子で大変ねって言われちゃうこともあるけれど、ほなみちゃんはママが大好きです。

 一見トンデモに見えるママだけど、ほなみちゃんがやりたいということは何でもやらせてくれるし、彼氏との付き合い方も教えてくれるし、自分の恋愛についてもちゃんと話をしてくれるし、ホントに良いママだなぁって羨ましくなります。

 親としての子供への期待というのがモチロンあるのでしょうが、本人がやりたいということがあれば必ずそっちを優先してくれる親ってなかなかいません。無謀そうな話であっても「やってみなければ分からないから」とOKを出してくれるって、いいなぁ!

 ママがちゃんとしていないから、わたしがちゃんとしないとと思っていたほなみちゃんでしたが、「何でも自分でやるんじゃなくて、人に頼ることも大事だよ」と教えてくれたのもママでした。

 ママのタカラモノ、ほなみちゃんのタカラモノ、それはお互いのことを大事に思う気持ちなのでしょうね。

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かっこええおかんやなぁ。
というのがものすごくしっくりくる。

みんなそれぞれ自分の思いを正確には相手には伝えられないと思うが、その逆もそうで相手の思いを正確に理解することも難しい。

そんな複雑な人間心理を、関西弁を交えたトークで重過ぎない話として展開するのでどんどん惹きこまれました。

改めて自分自身を振り返ってみるが、そんなことだらけかも。
間違った解釈で、間違った行動を取り続けるなんて当たり前に起こってるんだろうなぁ。

勝手に嫌いになり、勝手に怒って、勝手にイライラする。本当の目的って何だった?って事すら忘れてる事も。
一人で思い悩むシーンなどではどんどんネガな事を考え尽くしてしまうかも。

このママみたいに、子供達にちっちゃい事は気にするなとか、好きな事、やりたいと思う事をやればいいと伝えて来れたかなぁ、親のエゴを押し付けちゃって悩ませたんじゃないかなぁと反省する。

過ぎた時間は取り返せないが、いつ、どんな時でも子供達の応援団長でいると決めた。その思いを持ち続けようと思う。

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ほなみのママはどんなときも正直に生きています。
自分にも家族にもウソは言いません。
全力で物事にぶつかっていきます。
子どもにも彼氏にも。

物語はほなみの目線で進んでいきます。
ほなみの物語の様に見えて実はママの物語となっています。

ママの言葉には力があります。
彼氏とご飯代を割り勘にするお姉ちゃんに向かって
「あんたの優しさに甘えている男はあかんようになる。それは同時にあんたがあかんようにしたってことになるねん」
「わざわざむすっとして『あなたが嫌い』という態度をとるのはアホのやること」
「自分の人生は自分だけのもの。世間とか、常識とかまったく及ばないことや」

小説の中に人生の教訓がいくつも隠されています。
前編関西弁で書いているのも親近感を覚えた一つです。

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仲の悪い両親。両親共に他に愛人がいて、パパはお金を出してくれないしママは男と出奔してしまう。そんな親の元で育ったほのみ。それでもグレたりしないで普通に育ったのは、そんな自由奔放な母親でもちゃんと娘を愛し、どんなときでも娘を肯定して応援してきたからだと思う。タカラモノだと言われて愛情を感じて成長することが人にとってとても大切な事なんだと思った。

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関西弁で繰り広げられる歪な形の親子劇。
夫婦は形だけでほぼ機能しておらず、
ママは家のローン返済のために水商売で働いてる。

このママが美人でスタイルがいいがとても自由な人で
主人公のほのみは学生時代にママのおかげで偏見の目にさらされ、
とても苦労することになる。

ただそのママの魅力で全部チャラになるのが
この物語の魅力であると思う。


母親になった私が読むと
私が子どもを育てるうえで
大事なことが描かれてたように思う。

子どもの人生が幸せであるようにと願うのは
当たり前のことなのかもしれないが
その子が幸せになるための種をまいて
水をあげ続けることが大切なのだと感じた。

誰かにとってタカラモノであるということは
それだけで自信をもって生きていく糧になるのなるのかもしれない。

私が大切にされた記憶を思い出すとともに
私の大切にしているタカラモノについても
考える素敵な物語だった。

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めちゃくちゃ自由奔放なママだけど、憎めない人ってこういう人のことをいうのかなあ。
それってどうなの?って部分もあったけど、人生楽しんだママが羨ましい。

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夫婦としても親としても機能していない。
ハタから見れば破綻している1つの家族。
枠にはまらない破天荒なママがたまらなく好きになりました。
ほのみへのアドバイスも笑えたり、温かくなったり、今の自分に言われている様なハッとする言葉もあって、読んで良かったです。
自由なママとほのみの関西弁の軽快なやり取りにクスっとしながら読んでいたのでラストが本当に胸がギューっと切なくてたまらなかった。

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型破りで自由奔放で、でも明るくて前向きで憎めないママ。
どんな小さなことでも、いいところを見つけて誉めてくれる。親としては最高、と思いきや、恋をして育児放棄してどこかへ行ってしまったり。

実話をもとにした物語と言うことだけれど、主人公のママに対する愛にあふれていて、素敵なママだったんだろうな、と思う。

誰もがみんな、誰かにとってのタカラモノで、誰かに愛された記憶は自分にとっての養分なのだ。

*ちなみに外で読むのはお勧めできません。
危うく号泣しそうでした。

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泣いた。ティッシュを一箱使い切ってしまうぐらい泣きました。
話が進むにつれて笑ったり辛くなったり「そっちダメ、やめとき!」と突っ込んたり、すっかり話の中に入り込んでいました。
そして、最後は怒涛の涙。子として親としてこんなに愛情深く接することができるなんて、なんて素晴らしい!(多少ひねくれた人もいましたが)
私もこんなに愛情深い母親になりたい!子どもたちにあなたたちは私の「タカラモノ」よと伝えよう!!(突然の豹変はウザがられました)

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絵に描いたような幸せな家族ではないのに、根底にはお互いを想う気持ちが感じられた。
破天荒なママを軸に、しっかりと繋がっている家族が羨ましくもあった。
家族の形も、恋愛も、仕事も、人間関係も幸せの形は1つじゃなく、自分次第なんだと思える作品。

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行動も子どもに向かって言うことも、させることも規格外のママにびっくり。
その心の芯には親としての子どもを思う気持ちがあることが伝わってきます。
世間一般の母親とはずいぶん違っても、ママはやっぱりわたしの「ママ」なのだ。
ほのみの成長をとなりのおばちゃん目線で読みました。

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貴方にとって、タカラモノとは何でしょうか?

宝石、バック、車・・・

家族、愛する人・・・

何にも勝るタカラモノ、それは、いつでも、どんな時でも、自分を応援してくれる心の中の存在、ではないでしょうか?

主人公・ほのみは、これと言った特徴のない、ごく普通の女の子。

周り構わず自分の信念を貫く、母親の生き様を目の辺りにし、知らず知らずに成長し、何時しか、魅力的で強い大人の女性に成長して行く・・・

物語を読み進めるうちに、ほのみの成長過程を読者自身も追体験していきます。

人生とは、自分自身の責任で、自分が良いと思う方向を切り開いていく事
家族愛とは、異なった個々の価値を認め、応援してあげる事

いつの間にか身についた、世間の常識や世間体・・・
これを逃げ道に、自分の人生を放棄してるのではないか・・・

人生に遅すぎる事はない。
気付いた人から、自分を大事にし、周りの人の価値も認めてあげよう。

喫茶&スナック シャレードのママは、どんな人をも受け入れ、そして、心に火を灯し続けます。 今日も、明日も・・・

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不思議な形の家族の話でした。ママは自由奔放、失敗もたくさんしていると思うし、自分でも分かっているようでしたが、それも未来への幸せのため。そして瞬間瞬間を楽しむ姿勢が、昔は理解できなかったと思いますが、今は本当にそうだよなあと思えます。私も自分らしく幸せになろうと思える本でした。

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娘を置いて出奔してしまうような失格ママではあったけど、娘に捧ぐ言葉の数々に体温を伴う実直さが表れていた。

“唯一無二のママ”を心から愛す娘の物語。
感情のイントネーションが生き生きとした関西弁の魅力もあった。

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おかしい。ページがめくれなくなってしまいました。何度も何度もページをめくろうとして、そのページが最後のページで、この世界はここで終わったのだとようやく気づきました。それでもまだこの世界に浸っていたくて性懲りも無くページをめくろうとしてしていました。
もっとこのお話を読んでいたくて。

本文に散りばめられたママの言葉に、ほのみが幾度となく励まされる度、読んでいる私も胸が暖かくなりました。

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タイトルはもうタカラモノ以外考えられない、なんて幸せな言葉だろう。ママは宝物で、自分も宝物と思わせてくれる。世界中を探しても、どこにもない、かけがえのない宝物。後半はみるみる涙があふれてきて、嗚咽してしまうぐらい、感情が揺さぶられた。何か悩みがあったなら、本の中で、ほのみちゃんのママに、笑い飛ばしてもらったら、気持ちが軽くなるかもしれません。読んだら涙が出て、元気が出る本って、最高です!和田裕美さんの小説、最高です!

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ママも違う人と結婚していたらまたちがったのかな?
破天荒なママだけど、こんな肝の据わったママがほなみに示す行動や発言で、ほのみの自己肯定が高まったのですね。
著者が手に入れたものは計り知れなく、かけがえのないものだとよくよくわかる、素敵なお話でした。

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なんて勝手な親なんだ。複雑な家庭環境、子供達はかわいそうすぎる。最初はただそんな感想で読んでいた。でも次第に、ママの言葉一つ一つに妙に納得したり、勇気づけられ、心が動かされていった。少し世間の普通という枠からはみ出しながら生きるママ。でも、失敗や経験からも学べないこと等ないと常にどんなことからもプラスを探し出す生き方を子供達に学ばせ続け、子供のことを「タカラモノ」と言える母親でもあった。ラストは切なかったが、元気をもらいたいときに読み返したくなるようなママの名言がたっぷり詰まった素敵な作品でした。

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笑いながら泣きました。
ちょっと「ダメママ」の烙印を押されてしまうような奔放に生きるママと自分にあまり自信が持てない娘の物語。
奔放ながらも常に娘の味方をしてくれるママの優しさ力強さが温かい。その独特の感性、論理に大笑いし納得します。そして涙・・幸せな親子関係がそこにあります。
耳障りを気にしてあまり好みではなかったけど、これから2回続けて言うようにしようかな・・と。

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営業さんから紹介メールを頂いたのをきっかけに読ませていただきました。
母娘の繋がりを主軸においたホームドラマということになるでしょうか。
正直、序盤は奔放なママの生き様に感情移入しづらく、なかなかペースを上げられませんでした。思春期を超えて大学生のエピソードになってくるとママの生き方にも哲学があるのだなぁと言うのがわかってきてからは魅力的なママだなと思えました。
社会人になってからは ほのみの置かれた状況に感情移入しやすかったのもあって、ママの言葉で心が軽くなる感覚にシンクロしながら読んでました。
ほのみが言葉という水をママに与えられて、大輪ではないにしろ花を咲かせるという物語は王道ではないでしょうか。
クライマックスの展開は ほのみに感情移入してただけあって衝撃的でした。
終盤、パパとのわだかまりが解けていく展開のおかげで読後感は良かったです。

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自由奔放すぎるママだけど、娘を愛する気持ちだけは本物。いいとこが一つもないと自分に自信がなかったほのみが、ママの魔法の言葉「あなたはタカラモノ」でどんどんかっこよくなっていく。自分の気持ちに正直になること、失敗しても学んだから良かったって思うこと、いつも笑顔で相手がいい気分になれるようにしてあげること。最後が悲しすぎたけど、ママはいつまでもほのみといっしょにいるよ。

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心が熱いママ。決して世間一般の良母の物差しからは外れているかもしれないけれども、芯の通った愛情があたかも回転するコップから水が飛び散るような子育てをしている姿を、娘の目から見た、娘の成長話でもあるこの小説。

関西弁なのがまたテンポを生み出し、からりとした明るさを通底させているのが、読んでいて心地よい。

そして不覚にも号泣。
いつしかママとなって読んでいる自分に驚くのだ。

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●「言葉ってすごい 言葉って強い ワンダフル」

いやーすごく良かったです。
言葉がとっても染み入ります。

言葉って人を傷つけることもあるし
そして言葉って人を優しくさせることもあるし
言葉に包まれることもあると思います


この タカラモノは 何にも代えられることはできないのではないでしょうか

本当にしみじみといろいろを感じとれる
良書でした ワンダフル!

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恋に仕事にエネルギッシュなママは、うまくいかないことも多いけど、それでも自分で選んだ人生だから後悔はない。
包み隠さず、自然と周りにいる人も前向きにしてくれる。
はちゃめちゃだけど芯が通ったママの生き様を、娘の目線で描いた小説。

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すっごい良い話だった
最初読み進めて行く時は
かわいそうな女の子の話かと思ってげんなりしていたけど
話が進んで行くに連れて応援してくれる、ポジティブになる話だとわかった
最後はもう感動して目と鼻から汗が出てきました
いろんな人に勧めたい、読んでもらいたい本です

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