プラスチックスープの海

北太平洋ゴミベルトは警告する

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刊行日 2012/08/28 | 掲載終了日 2019/09/01

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内容紹介

このままでは、海には魚よりプラスチックのほうが多くなる!

7年前、世界に衝撃を与えた「海洋ごみ問題」本の決定版。今のストローやレジ袋廃止の世界的流れは、この本が発した警告から始まった。消化不能のプラスチックが胃に溜まった海鳥やウミガメ、クジラの餓死体が世界各地から発見され、海に溶け出した微細なマイクロプラスチックが、食物連鎖の頂点に立つ私たち人間の体内にも入り込んでいるという恐るべき報告。プラスチック問題の第一人者、高田秀重教授(東京農工大学)の解説付き。

このままでは、海には魚よりプラスチックのほうが多くなる!

7年前、世界に衝撃を与えた「海洋ごみ問題」本の決定版。今のストローやレジ袋廃止の世界的流れは、この本が発した警告から始まった。消化不能のプラスチックが胃に溜まった海鳥やウミガメ、クジラの餓死体が世界各地から発見され、海に溶け出した微細なマイクロプラスチックが、食物連鎖の頂点に立つ私たち人間の体内にも入り込んでいるという恐るべき報告。プラスチッ...


おすすめコメント

2019年5月25日に新たに発売される『プラスチック・フリー生活』とあわせて読めば、今話題の海洋汚染問題、プラスチック問題の本質がすべて解き明かされる。『沈黙の春』の海洋汚染版とも言える渾身のルポルタージュ。

2019年5月25日に新たに発売される『プラスチック・フリー生活』とあわせて読めば、今話題の海洋汚染問題、プラスチック問題の本質がすべて解き明かされる。『沈黙の春』の海洋汚染版とも言える渾身のルポルタージュ。


販促プラン

新刊『プラスチック・フリー生活』もネットギャリーで公開中です!

書店様へ:ぜひ新刊『プラスチック・フリー生活』(2019年5月25日発売 9784140817780)とのご併売をお願いいたします。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784140815601
本体価格 ¥1,900 (JPY)

NetGalley会員レビュー

プラスチックによる海洋汚染について書かれている本です.著者のチャールズ・モアさんは,チャールズ・ムーアさんと同一人物です(訳者あとがきに,ご本人の発音により近いのが「モア」とのことで,こちらを選択した,とのことが書かれています).図版がないのが残念ですが,陸地にいるとよくわからない海洋汚染について丁寧に書かれているので,ご一読をお勧めします.

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第三次産業革命とゴミ問題

プラスチックは有害である。20年前から提唱を続けた筆者の思いが滲みでている。プラスチックの発明や開発は人類史において1つの成果であろう。しかし海面に浮上するプラスチックの残骸はグローバリズムで汚点である。
食物連鎖の底辺がプランクトンからプラスチックになろうとしている。人間が出すゴミから連鎖する毒物はやがて人間にも回る。悪循環のサイクルが染み付いてきている。
では私たちに何ができるでしょうか?
ロジックを変えよう。情報を持とう。
時代はゆっくりだがエコシステムの構築にパラダイムシフトを起こす気配にある。

本が好き!倶楽部
せいちゃん

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プラスチックは安定な物質であり、様々な用途で用いられている。紫外線や浸食作用などによって細かくはなるが、化学的に安定であるため分解はされない。一口にプラスチックといっても、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ナイロンなど、様々な種類があり、それぞれの特徴を利用して多くの製品に使われている。身の回りのほとんどのものにプラスチックが使われており、プラスチックを全く使わない生活をするのは難しいが、4R 、特にリフューズを実践していこうと思った。

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うーむ。難しすぎる。

本が、ではない。
プラスチック製品なくして成り立っていない私たちの生活から脱却できるのか。
できない、と一刀両断してしまったらこの問題に対しての思考停止状態が続くだけである。

だからこそ先日のG20でも重要議題とされ、削減目標値も示されたのだ。海に浮かぶプラスチックの数々を見て、問題意識を持ち調査した筆者たち。では自分にできることは何だろうか。

はっと気づく。今読んでいるこのカフェのストローの材質.....

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既に生活に深く浸透しているプラスティック。衣食住の全てに、色んな形で使われています。最近はそのプラスティックが、海を汚染している問題を皆さんご存知でしょうか?それも、スーパーのビニール袋を有料化にするとか、プラスティックストローを紙製にするという程度ですむのだろうか?と疑うほどに。
本書はそんな問題を考えさせてくれるきっかけになった本です。
「ゴミを出した人は自分で片付ける」そんな基本的ルールが、地球的規模に広がってます。片付けられないなら使ってはいけない。そう改めて思いました。いきなりゼロは無理でも少しでも無くしたい。
まずは自分の生活を見直さなくては。

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発行は2012年の8月。問題提起されてから既に7年の月日が流れました。最近になってやっと、新聞記事などても取り上げられてより身近な問題になってきました。

プラスチックによって、もたらされた軽量化は利便性をうみ瞬く間に受け入れられました。それは、使い捨て生活の始まりでもあったのです。

全ての命の源であるはずの海が、いつのまにか使い捨て社会のゴミ捨て場になり、私たちの食物連鎖の中にまで影響を与えているのです。

まず、何が起こっているのかを知りましょう。プラスチックがどういうものか知りましょう。この本を通して、一人一人の意識が変わることを願います。

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海がごみで溢れかえっているという事実はこれまで幾度も指摘されてきたことではありますが、プラスチックごみという問題が目立ってきたのは最近のことのように思います。特に、微細プラスチックは頻繁に耳にするようになりました。
本書を読めば、「太平洋ごみベルト」の発見者とも言うべき著者が、どのように科学者、調査機関と協力し、試行錯誤しながらプラスチックごみ問題に取り組んできたのかがよくわかります。例えば、科学論文を書き上げたものの、内容以前に論文としての体裁を指摘された、というエピソードなど、いかにも暗中模索らしい出来事です。問題の発見から社会的関心を得るまでの一連の出来事が当事者の視点で時系列的に記録されているという意味では価値のある本です。
しかし、サイエンス・ノンフィクションとしては乱雑な印象を受けます。訳者があとがきでも指摘しているように、情報が過剰です。ひとつひとつのトピックはそれぞれ重要かもしれませんが、トピックの箇条書きにも等しく、全体として論点を絞れていません。著者は問題の当事者ではある(詳しく知っている)けれど専業のライターではない(情報を整理して伝えられない)、ということが欠点として現れてしまっています。

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本書は、すっかり日常生活に根ざしたプラスチックの行く末を冷酷なまでに描いている。それらは我々の手を離れたあと、形を変えてまた手元に戻ってきた上、体内にしっかりと取り込まれているのだ。
プラスチックフリーの生活を送ることは、自給自足の生活に等しいだろう。それでも、この悲劇に目を向け、少しでも現状に対し疑問を持つことがまず第1歩であると痛感した。

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