地獄めぐり

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刊行日 2019/06/18 | 掲載終了日 2019/06/21

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内容紹介

地下8階建てビルに似た構造と、厳格な文書行政組織・閻魔王庁の実像に迫った“地獄の歩き方”。
これでいつ堕ちても安心!?


なぜ、人は地獄に惹かれるのか。

死の山、三途の川、賽の河原、数々の責め苦、閻魔王との対面……。

地下8階建てビルのような構造の地獄を訪ね歩き、 厳格な文書行政組織・閻魔王庁の実像に迫り、 「怖いもの見たさ」の正体を探ってみると、 じつは、地獄は「暴力」と「エロス」の欲動に満ちた世界だった!
はたして、もともと除病延命をかなえてくれる柔和な「閻魔天」は、 いったいいつ、地獄を統括する威嚇的な「閻魔王」へと変貌したのか。
なぜ慈悲深いはずの仏たちが、地獄を征服するべく攻撃を開始したのか。
そもそも、地獄はどこにあり、閻魔とはいったい誰なのか――。

えっ、まさか自分が地獄に堕ちる? 
んなことはないハズ。 いや待てよ。ウソ、不倫、暴飲……もしかしたら……。

そんな「心当たり」のあるあなたに贈る、 いざという時に役立つ(かもしれない)「地獄のガイドブック」。

地獄から生還した人たちの“証言”も収録!
これでいつ地獄に堕ちても安心!?


【本書のおもな内容】
第1章 地獄の誘惑 「暴力」と「エロス」の世界/私たちは地獄に堕ちる ほか
第2章 地獄へ旅立つ 生から死へ/死の山/三途の川/賽の河原 ほか
第3章 地獄をめぐる 地獄の場所と構造/互いに敵対心を抱く亡者 ほか
第4章 閻魔王の裁き 閻魔王とは誰か/閻魔天から閻魔王へ ほか
第5章 地獄絵を観た人たち 菅原道真/清少納言/西行/後白河法皇 ほか
第6章 地獄からの生還者たち 臨死体験と社寺縁起/狛行光/白杖童子 ほか
第7章 地獄の衰退と復興 地獄を征服する仏たち/地獄の沙汰も金次第 ほか

地下8階建てビルに似た構造と、厳格な文書行政組織・閻魔王庁の実像に迫った“地獄の歩き方”。
これでいつ堕ちても安心!?


なぜ、人は地獄に惹かれるのか。

死の山、三途の川、賽の河原、数々の責め苦、閻魔王との対面……。

地下8階建てビルのような構造の地獄を訪ね歩き、 厳格な文書行政組織・閻魔王庁の実像に迫り、 「怖いもの見たさ」の正体を探ってみると、 じつは、地獄は「暴力」と「エロス」の欲動に満ちた...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。 ※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。 ※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784065161470
本体価格 ¥1,000 (JPY)

NetGalley会員レビュー

九相図の衝撃をわすれない

今でも忘れられない、元納棺師の僕が初めて見た九相図の衝撃。
そこにあるのはよく観察されたリアルであった。
そして骨になった人間、つまり僕というアイデンティティはどこにいくのだろうか?
幼い頃からよく考えたテーマである。
調査を進める温泉の源泉をリサーチするような地獄めぐりの本である。
わかりやすい善悪よりも地獄を旅するタイムパトロールのように色んな観念で訪れる地獄絵図に、
興味という歯車が回り出してくる。
地獄という概念は一体何なのか?
地獄が語られる理由とは何であろうか?
筆者の言葉を借りれば「心のなかに暴力とエロスの欲動を秘めた私たちは、皆平等に生れながらにして、地獄に落ちる資質を与えられている。」
なるほど地獄は自分の中にあったのか!!


本が好き倶楽部!
せいちゃん

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人は何故地獄に惹かれるのだろうか、その事がこの本を読んで少しわかった気がする。
地獄絵を見た人々の「まなざし」を考える事によって今までとは、また違った目で地獄を見る事が出来そうだ。
しかし地獄には落ちたくない‥南無阿弥陀仏

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こんなにも生々しい地獄の情景を目にしたのは初めてだ。文章での説明だけでなく図版も豊富で、恐ろしい責め苦に喘ぐ人々が描き出されていたりする。犯罪の抑止力になっただろうことは間違いない。地獄に堕ちるのも恐ろしいが、地獄絵を鑑賞するのも遠慮したい。

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もう、タイトルから心を鷲掴みですよね! 『地獄めぐり』怪談と美術が好きなので、両方の角度から楽しめる1冊でした。
 死んだら天国に行きたいと思うけれど、それと同じ・・・いやそれ以上に地獄に関心があるのが人と言うもの。怖いもの見たさだけではない理由を著者が紐解いている。
 「免罪符」というのがある。カトリック教会が発行した罪の償いを軽減する証明書の事を言う。古今東西、生きている時に犯した罪は、死んだ時に裁かれ、何らかの罰を受けると言う考えがあるのだなと思う。同時に死を思う事は生を強く意識しているからだ。だからこそ死後の世界が気になる。本書を読んで、それは時代が変わっても変わらぬ事なんだなと感じた。
 さて。著者の案内で地獄を巡ったわけだけど、覚悟はできたかと言うと・・・やっぱり微妙。その時が来たら覚悟も何もないのだけど!

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私は日々地獄への階段を2段飛びで登っている。
この本を読んでいる期間にも、スーパーのレジに並んでいたらドサクサに紛れてオヤジに横入りされた。
注意するのも面倒だと思って私は他のレジに並んで用を済ませ、帰り際横入りオヤジのレジに目をやるとまだ並んでいた。
いいぞ!とガッツポーズをしたのです。
全ての神は良い行いも悪い行いも見ている。
私のガッツポーズも…
そこで地獄へのポイントを稼いだのだ。
天国行きの方であれば
まぁ、なんて事、私より前にお並びになったのに…急ぎのご用事でもあったでしょうに
と、思うのでしょう。

天国の絵、地獄の絵、並んでいたら
地獄の絵を凝視する。
天国へ行った話し、地獄へ行った話し
聞くとしたら先ず地獄の話しを聞く。
それくらい地獄は不思議な場所。

臨死体験の章はとても興味深く読んだ。
地獄からの生還者はかなり徳を積んでいた方がほとんど。
私が地獄へ行ったら何千年と地獄へ行きっぱなしである。
輪廻転生で地上に戻ってきても、もしかしたら地球は無いかもしれない。

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