昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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刊行日 2019/08/24 | 掲載終了日 2019/08/19

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内容紹介

毎日小学生新聞連載、椰月美智子さん待望の最新作!

拓人は、仲間の宇太佳、忍といっしょにスケボーするのが大好きな小学6年の男子。ところが、いつも遊んでいた公園がスケボー禁止になり途方に暮れることに。あきらめきれない三人は、スケボーができるとっておきの場所を見つける。そして、そこで出会った田中さんというおじいさんとの交流がはじまるのだが……。

毎日小学生新聞連載、椰月美智子さん待望の最新作!

拓人は、仲間の宇太佳、忍といっしょにスケボーするのが大好きな小学6年の男子。ところが、いつも遊んでいた公園がスケボー禁止になり途方に暮れることに。あきらめきれない三人は、スケボーができるとっておきの場所を見つける。そして、そこで出会った田中さんというおじいさんとの交流がはじまるのだが……。


出版社からの備考・コメント

判型…四六判


リクエスト受付期間…7月22日(月)〜8月15日(木)


書店関係者様・図書館関係者様からのリクエストをお待ちしております。

判型…四六判


リクエスト受付期間…7月22日(月)〜8月15日(木)


書店関係者様・図書館関係者様からのリクエストをお待ちしております。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784338308052
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

ラストがっ。ラストで鳥肌が立ちました。
 衝撃的とかそういうことではなくて。
 ああ、この人はわかってる。そんなラストで。他には考えられないくらいにこれしかないラストでした。
 主な題材として、戦争体験が用いられてはいますが、これはもう本当に友情の物語です。
 ああ、そうだった。友情の根っこってこういうものだと思い出します。誰かとつながるってこんな気持ちだったって、あらためて言葉にして認識するような気持ちになります。
 読んでよかった。
 時間が流れて、戦争の話はなんだかまるで道徳のお話みたいで、感情が動く物語にはなりづらくなってきたような気がしていました。「こんなふうに感じるべきです」みたいな圧がなんとなく感じられて敬遠したくなるというか。
 でも、この本は、違います。
 だって友情の物語だから。

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そう。両親や祖父母が自分と同じように子供時代があったというのは、かなり大人になった今でも正直ピンとこない。ふとした時に彼らの子供時代に触れ、ドキッとする事がある。この物語の拓人のように。
 田中さんの怪我がきっかけで、拓人たち3人組が田中さんの世話をすることになる。最初はイヤイヤだった世話も、田中さんの親や学校の先生とは違う態度に拓人たちは次第に心を開き、変化してゆく。
 田中さんの子供時代、拓人たちと同じ年の頃の話を聞いた拓人たちは、初めて目の前の事だけでなく、相手の立場に立って考える、想像してみる事ができるようになる。そこからの行動には胸が熱くなり、涙してしまった。
 大人だけでなく、子供にとっても世知辛い世の中。この本を読んで、人と人との交流の中でお互いが成長してゆくという事を忘れてはならない。大切にしたいと感じた。
 物語は終わったが、拓人たちと田中さんの交流がずっと続いたらいいなと、勝手に妄想していたりする。

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