お江戸けもの医 毛玉堂

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刊行日 2019/07/22 | 掲載終了日 2019/07/21

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内容紹介

心を通わせるには、寄り添うことをあきらめちゃいけない。
犬医者を題材に思いやる人の温もりを描いた、江戸版“ドリトル先生”物語!


「うちの子を、助けてください!」

夫婦で営む養生所《毛玉堂》にやってくるのは、病める動物たちと悩める飼い主たち。
“人情”という妙薬が、傷ついた心と体を癒していく――。

江戸の世でも、ペットを思う気持ちは変わらない。
もふっと可愛く、ほっこり温かい、時代小説の新風にして“傑作”の登場です!

心を通わせるには、寄り添うことをあきらめちゃいけない。
犬医者を題材に思いやる人の温もりを描いた、江戸版“ドリトル先生”物語!


「うちの子を、助けてください!」

夫婦で営む養生所《毛玉堂》にやってくるのは、病める動物たちと悩める飼い主たち。
“人情”という妙薬が、傷ついた心と体を癒していく――。

江戸の世でも、ペットを思う気持ちは変わらない。
もふっと可愛く、ほっこり温かい、時代小説の新風にして“...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。 ※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。 ※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


おすすめコメント

愛するペットの不調に途方に暮れるも、薬もなければ手術の技術もない。そんな時代に、もし、“動物のお医者さん”がいたら――。
本作の主人公である“けもの医者”は、そんな会話から生まれました。
飼い主の話に耳を傾け、言葉を持たない動物が出す小さなサインを救い上げ、解決の糸口に到達した時、秘められたペットたちの温かな“思い”にギュッと胸が締め付けられます!

「ありそうでなかった!」「ほっこり愛おしい」「ミステリ好きにも大満足」「老若男女にどストライク!」など、書店員さまからも好評です!
お江戸版“ドリトル先生”とも言うべき本作、ぜひご一読ください!! 

愛するペットの不調に途方に暮れるも、薬もなければ手術の技術もない。そんな時代に、もし、“動物のお医者さん”がいたら――。
本作の主人公である“けもの医者”は、そんな会話から生まれました。
飼い主の話に耳を傾け、言葉を持たない動物が出す小さなサインを救い上げ、解決の糸口に到達した時、秘められたペットたちの温かな“思い”にギュッと胸が締め付けられます!

「ありそうでなかった!」「ほっこり愛おしい」「ミステ...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784065164648
本体価格 ¥1,450 (JPY)

NetGalley会員レビュー

江戸を舞台に動物の養生所を営む夫婦が、日々あらゆる問題に直面し、真摯に向き合い穏やかに解決していくヒューマンドラマ。動物との距離感も治療法も今とは異なる時代特有の問題や、複雑な方向に思案し縺れていく人の心。いつの時代も変わらない心と心の結び付き。人と動物の繊細な心の表現が巧みでとても和やかな気持ちを覚えた。動物好きの方、時代物好きの方に特にオススメです!

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時代物の動物医の話は初めてでした
動物たちの可愛らしい感じも出ていてとても良かったです
凌雲先生と美津さんの関係も進展しそうで先がたのしみ
その他の登場人物も賑やかで楽しい
是非とも続編をお願いします

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江戸時代の獣医さん?このジャンルの小説は初めてですので、楽しみに読みました。現代の獣医さんものに比べて、「動物は人間とは違うもの」「動物には感情は無い」という先生の見方が新鮮でした。奥さんとの間の進展もマイペースで、まだまだこの先がありそうな感じです。

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時代物+人情物(色恋込々)+謎解き+動物物(ペット)と、まあなんと贅沢な逸品。
江戸の獣医師夫婦が、持ち込まれたペットに関する問題を解決していく連作集。
出てくる人物が誰もかれも人情たっぷりに描かれていて温かい。また人からの思い込みも含めた視点と、医者として生き物を診断する冷静な視点のバランスがちょうどよく、過度とも思える(ように感じてしまう)今のペットブームをふと考えてしまいます。
言葉として確かめられないからこその期待込々での思い込みなど、今も昔も変わらないだなとしみじみ思いました。

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“凌雲(りょううん)”を見初めた美津は、両親を説き伏せ嫁いできた熱情娘。
小石川を離れ惰性を貪る凌雲に、献身的に尽くす女房殿だ。

【毛玉堂】はそんな二人が営む動物医院である。
犬の噛み付きから芸をしなくなった馬の相談まで、動物的五感の快刀乱麻ぶりが魅力だ。

その一方で気に掛かるのが夫婦生活の空虚な描写。
過去の女と小石川の因縁に、読者はやきもきさせられるはず。

美津が抱える愛情欠乏症に凌雲はどう対処していくのか、続編を乞いたい時代小説だ。

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かつては小石川で人間のお医者さまをされていた凌雲先生ですが、今は動物のお医者さまをしています。

 先生の所にはいろんな患者さんが連れてこられます。怪我をしたり、病気になったり、年老いて弱ってしまったり、人間と違ってどこが痛いって言えない患者さんたちですから、先生の観察眼がするどく光ります。

 そして、先生が見つけだす動物たちの症状の原因となる心の問題、それは今も昔も変わらないことなのでしょうね。

 犬や猫をペットとして飼うことは、飼い主にとっての楽しみや安らぎだけであってはいけないという信念を持ってらっしゃる凌雲先生は、とても良い先生だなと思います。

 時代物で動物のお医者さまって、めずらしいジャンルですよね。続編もあるのかしら?

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表紙絵のかわいいモフモフ3匹に惹かれて。毛玉堂という江戸の獣の診療所の話。表紙のかわいいモフモフ3匹が活躍するほんわかした話なのかと思ってたらちょっと違った。仲睦まじそうに見えるのに実は訳有の凌雲と美津の夫婦。美人で何かと厄介事を持ち込んでくる美津の幼馴染のお仙。そのお仙に連れてこられ預けられた少年善次も訳有のようで。お美津の心情は書かれてるが凌雲に関しては謎が多く、なぜ夫婦なのにまだ手をつないだこともないのか。預かり子の善次の件は解決したが、夫婦仲については解決していないので、次巻が用意されてるのかな。

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江戸時代の動物のお医者さん、けもの医がペット達の様々な異変の理由を解き明かしていく謎解きが爽快で面白い!飼い主とペットの絆、互いの思いに温かい気持ちになり、いつの時代でもペットを慈しむ気持ちは変わらないものなのだなと心底思った。動物だけではなく、謎めいた登場人物たちの過去や素性も気になってたまらない。そして、人情味溢れる優しすぎるラストには、じーんと胸に熱いものが込み上げてきました。

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ほっこりしていてそれでいて切ない
しかし心を通い合わせることはできる
たとえ言葉が通じなくとも。
登場人物たちの過去・現在・未来
行く末が気になります。
登場する動物たちが皆けなげて可愛らしくて。
運命に翻弄される子が愛おしくて。

続きが読みたくなるお話です。

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人とともに暮らし、人の暮らしに色を与える生き物たち。江戸の時代にもそれほ同じだったろう。家族のように生き、その健やかさを守る気持ちも変わらないはず。生き物たちと、そこに生きる人たちの日常があたたかい。

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小石原の療養所で人の医者をしていたという凌雲と、その押しかけ女房となったお美津。
捨てられているところを世話して、そのまま貰い手がないまま引き取っている、犬たちや猫。
夫婦のぎくしゃくとした同居は意外とにぎやかで、あれやこれやと客と出来事が舞い込んでくる。
人はよく動物の気持ちをあれこれと思い描いてこじつけてしまいがちで、自分の勝手や都合の押し付けではなくて、動物としての自然な理由を考えることは難しいことがある。
とびきり穏やかで優しい物語であるが、いのちとの付き合い方も、男女の付き合い方も、時代はあまり関係ない。
主人公夫婦がますます睦まじくなるような続きを読みたくなった。

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あたたかな読み心地の作品。
凌雲が獣医さん。助手は妻ではないが妻のような?お美津。
幼なじみのお仙から善次(8歳)を預かってしまうのだが...。
病気やけがをした動物を助ける話だけでなく、
善次の出自や浮世絵のモデルになるお仙の話など盛りだくさん。

お美津と凌雲が動物を診察するようになったきっかけはあっさり書いてある。
麻酔なしで手術をするときの道具や危険回避の方法など、様々な工夫や試行錯誤があったと思う。
そこにあまり触れられていないのが物足りなかった。


#お江戸けもの医毛玉堂 #NetGalleyJP

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動物好きなので#NetGallery にリクエストした1冊で泉さん初読み。しっかりもののお美津と腕は確かだが不愛想な凌雲夫婦が営むけもの専門の養生所《毛玉堂》が舞台の時代小説。江戸時代にもペットを大切に思う飼主も、言葉を持たない動物の異変をくみ取れる獣医さんもきちんといたんだなと思いながらの読書。動物の話以外にも居候になった子供絡みの人情話や夫婦間のもやもやなどなかなか盛り沢山の内容でしたが、メインが動物の話だけに、動物好きとしてはほっこりしたり、ホロリときたり。江戸時代の「動物のお医者さん」物語を非常に楽しく読めました。続編も期待しております。

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時代小説はあまり好きではなかったので、読んで来なかったですが…とても人情味のある作品で面白かったです。
動物には感情はないという考え方も処置も現代とは違っていて興味深い!
ちょっとツンデレな凌雲先生も魅力的でした!

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江戸のけもの医「毛玉堂」の獣医師凌雲と押し掛け女房の美津。無愛想だけど腕の良い凌雲を支えるしっかり者の美津が夫を恋い慕う様子が可愛らしい。ペットを家族の様に大切に思う気持ちは今も昔も変わらず、人情味溢れるストーリーで読みやすく心が暖かくなりました。表紙の絵がとても可愛らしいです。

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この物語は美津の目線で書かれています。
凌雲と美津は夫婦であってもまだまだぎこちなく、お互いを思いやる余りに遠慮してしまうところがあり、読んでいてこちらがやきもきしてしまいました。
善次の出生の秘密やお仙の恋の行方も織り交ぜていて、次はどうなるのか???
と楽しみながら読みました。
凌雲の相手が動物でも人と同じ様に、相手の立場に立って接する場面はとても好感を持ちます。

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江戸時代の獣医凌雲と美津のところには、いつも様々な患者が訪れる。飼い主に噛みつく猫、禿が治らないウサギ、尿管結石の犬。凌雲は腕のいい医者なので、彼らの病の原因を見つけて治療する。しかし凌雲には過去があるようで、妻・お美津との関係はどこかぎこちない。ともあれ、三匹の犬と一匹の猫とともに毎日楽しく暮らしている様子が伝わり、暖かい気持ちになった。

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良い作品でした。江戸時代。元々は、人間のための医者だったが、動物のためにその医術を使い始めた男性。主人公は、その妻だが、二人の間には、なにかわだかまりがあるよう。シリーズ作品なんでしょうか、気になるわがかまりの原因は、明かされないまま終わりますが、(気になる!)、ほっこりする作品でした。動物好きの方には、オススメ‼

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お江戸版〝動物のお医者さん〟!
江戸時代には珍しい動物病院<毛玉堂>を営む夫婦の物語です。

患者は犬や猫はもちろん、うさぎに馬と様々で、
一匹一匹の病と真心をもって向き合う美津と凌雲に心が温かくなりました。

その他にも笠森お仙や鈴木春信など江戸時代の有名人たちも登場し、
毛玉堂の周りはいつも賑やかで、読んでいるとそんな楽しい光景が目の前に広がります。

夫婦なのに手もつなげないくらい初心なお美津と凌雲のその後もまだまだ気になります。
未解決の謎も残っているし、きっと続くのかなあと続編を心待ちにしたいと思います。

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作中で獣医が猫の飼い主に「トラジは獣のくせに、あんたの勝手でここにいるんだ。ここにいてくれてるんだ。トラジに余計な負担を掛けようなんて考えずに、少しでも楽しく穏やかに暮らせるように、あんたが心を配ってやってはどうだ?」(p146)の台詞にペット、命と暮らす上で忘れがちなことがつまっていて、飼い主の勝手と都合に付き合わされ振り回されて過ごしているのを想像することが出来なければ飼い主の資格がないってことなんだと古傷が疼きました。

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表紙絵のモッフモフたちに惹かれて手に取りました。

時代は江戸、元は人間の医者で、名医と評判だったがけもの医に転身した凌雲と、その妻が営む診療所が舞台です。
名前は、毛玉堂。名前すら可愛い。
単純に病気を治すのではなく、そうなった根本の原因を突き止めること。
だからこそ、動物たちでなく飼い主の心も一緒に癒すことができる。
飼い主とペットは似ると言いますし、やっぱり、長く一緒に居ると、お互いに影響を与え合うことって、ありますよね。

動物が好きな人、日常に疲れたとき、ほっこりしたい人にオススメです。

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