わきだせ!いのちの水

日本伝統の上総掘り井戸をアフリカに

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刊行日 2019/10/03 | 掲載終了日 2019/10/16

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内容紹介

日本が誇る伝統の「上総掘り井戸」を応用し、開発途上国にいのちの水を! 

国際支援のあり方と自分らしい生き方を考えるノンフィクション。

「フレーベル館ノンフィクション」シリーズ第2弾です!


<目次>

はじめに

第1章 人の役に立つことがしたい!

第2章 上総掘りを覚えたい!

第3章 アフリカで井戸を掘る!

第4章 新方式上総掘りを考案!

第5章 タンザニアの難民キャンプへ

第6章 ケニアの人たちに安全な水を!

第7章 時代の流れと意識改革

第8章 水を得たその先に

第9章 なにがあっても掘りつづける!

おわりに

日本が誇る伝統の「上総掘り井戸」を応用し、開発途上国にいのちの水を! 

国際支援のあり方と自分らしい生き方を考えるノンフィクション。

「フレーベル館ノンフィクション」シリーズ第2弾です!


<目次>

はじめに

第1章 人の役に立つことがしたい!

第2章 上総掘りを覚えたい!

第3章 アフリカで井戸を掘る!

第4章 新方式上総掘りを考案!

第5章 タンザニアの難民キャンプへ

第6章 ケニアの人たちに安全な水...


出版社からの備考・コメント

「フレーベル館ノンフィクション」シリーズ第1弾『もうひとつの屋久島から』は、第65回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定されました。

「フレーベル館ノンフィクション」シリーズ第1弾『もうひとつの屋久島から』は、第65回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定されました。


おすすめコメント

国際支援、環境問題、日本の伝統、キャリア教育(自分らしい生き方/多様な働き方) と、 ホットなテーマが詰まったノンフィクションです。

読書感想文向け書籍としても最適!

<小学校高学年向き>

主人公・大野篤志さんの人生は、千葉県の中学校、高等学校の道徳教材にもなりました。

また大野さんの活動は、SDGs「目標6/水・衛星」の先駆けといえます。

国際支援、環境問題、日本の伝統、キャリア教育(自分らしい生き方/多様な働き方) と、 ホットなテーマが詰まったノンフィクションです。

読書感想文向け書籍としても最適!

<小学校高学年向き>

主人公・大野篤志さんの人生は、千葉県の中学校、高等学校の道徳教材にもなりました。

また大野さんの活動は、SDGs「目標6/水・衛星」の先駆けといえます。


販促プラン

読書感想文向け書籍(高学年) として、ご紹介頂けます!

読書感想文向け書籍(高学年) として、ご紹介頂けます!


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784577047972
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

やりたいことを見つける大野さん、その最初が挫折からのスタートというのが、子どもたちの生き方の指南になると思う。
そして、本書のとくに素晴らしいのは、上総掘りの解説の丁寧さ。
図解とパーツの用語解説など、普段の生活や教科書の勉強で出会うことのない知識に[触れることができる。

大野さんは道具の材料の現地調達にこだわり、現地での経験からうまれた新しい上総掘り。
それを、日本伝統の上総掘りではないと否定する者たち。誰の、何のための井戸掘りなのか。
その時の大野さんの心のうちを描く文章が、とても胸を熱くする。
持続可能な井戸掘りをめざし、現地教育、人材育成に奔走する大野さんの信念に、読み進める読者の心も高まることと思う。 それ以外にも、大野さんたちの現地の大豆を使った豆乳作り、おからを作った食育指導、その活動への強力な助っ人の登場など、誰かのために生きる人と人がつながっていく物語。
困難を乗り越えていく大野さんの姿に小気味よさすらを感じた作品だ。

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一般的に、水に恵まれた国に生まれた幸せを感じる時は少ないだろう。水道があり、蛇口をひねれば好きなだけ出てくるもの。生活の至る所で必要とされ、当たり前のように使用している。昨今では、災害に見舞われて水の重要性に気づくことがよくあるという。しかし、その水がないのが当たり前の国がまだあること、透明でない水を使う国があること、水道水を飲めない国がたくさんあることを知らなければならないし、知らせなければならないと思う。

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井戸掘り技術、日本文化が世界を救う

ページ数は少ないが、なんと情報量の多いことか!
井戸掘りの技術だけではなく水脈や道具や場所、そして世界情勢までも垣間見ることができる。
自身は手に麻痺がありながら『人の役に立ちたい』と、1987年からアフリカの地に伝統的な上総堀りで井戸を掘り続ける大野さん。
時にはマラリアと戦い、欠点を改良しながら進み続ける姿はビジネスや人生においても深い学びになる。
本全体から生真面目さや誠実さまたは優しさが伝わる。
大人も子どもにも是非読んでもらいたい一冊である。

本が好き!倶楽部
せいちゃん

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アフリカで井戸を掘る。掘って渡すだけではなく、上総掘りの技法をアフリカの大地で人々が自分たちで今後掘れるように、技術も伝えながら。その困難さは、想像するに余りある。

しかし川に水を汲みに行って、危険なあまり川に落ちて命を落とす子どもや女性。泥水を沈殿させて、上澄み液を飲んで、コレラ菌に感染する人たち。井戸から出る水を飲んで、水というのはこんなに美味しいものなのかと驚きながら笑顔で飲む人々。

水道を当たり前に享受する環境だと思っている私たちにとっては衝撃なほど、それが当たり前ではない土地。
人は何のために生きるのかという根源的な部分についても考えさせられる良書。

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大野さんは建築科を卒業し、現場監督して先長く働き続ける予定でした。そんな矢先に交通事故に逢いますが、落ち込んでいたのもしばらくで、何か人の役に立つことが出来るのではというチャンスに変えてしまうところが常人ではありませんね。私は本のさわりの部分はいつも読み進めるのが大変だなぁと思うのですが、この本は結構最初のあたりからすごく引き込まれていきました。

ザンビアに始まりタンザニア、ケニヤ、、、と井戸堀りの技術のひとつである上総掘りをその土地にあったやり方にアレンジしながら現地の人々に安全な水をという強い願いを実現していき、お決まりの立ちはだかる困難にもめげずに突き進んでいく姿にため息をつきながら読み進めていきました。なんてすごい人なんだろう、、、と。

「飢えている人に魚を与えるのではなく、魚の捕りかたを教えよ」という現地の言葉があるそうです。大野さんはその言葉通り、単に井戸を掘るだけではなく、井戸の掘り方を現地の人々に教えていくんですね。同じ井戸でもそれはその地域の人たちが自分たちで井戸を掘ったんだという、、、どこかの誰かがやってきて井戸を掘って行って去って行ったというものとは全く別物なんですね。そして彼らがさらに自分たち自身で井戸を掘ることが出来る、、、

全体的にとても分かりやすい文章と振り仮名で、小学生でも手にとって読める仕様がとても気に入りました。本を読んでこんなに感動したのは久しぶりです。

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思いがけなく自分の住んでいる千葉県の井戸掘りの話がでてきたのに驚きました。
日本は水が豊富な国なので、水がどれほど貴重なものかと再認識する良い機会となりました。
知らない事を体験するという、本の最大の特徴を活かして、子供達に遠い国のはなしを知ってもらいたいと思いました。

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わたしたちにとって水とはなんだろう。災害の時を除いては蛇口をひねれば必ず水は飲める。日本という国は水という資源に恵まれている。水の有り難さを忘れかけている人がほとんどではないだろうか。古来から伝わる上総掘りという技術が、下水道の普及に伴い忘れ去られていくなか、上総掘りという技法を途上国に伝えるだけでなく、現地の人が現地の材料で永続的に利用できるような支援を続けているところが素晴らしいと思った。まだまだきれいな水を飲むことができない人達が世界にはたくさんいることがカラー写真からも強く伝わってくる。

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