京都異界紀行

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刊行日 2019/09/17 | 掲載終了日 2019/10/17

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内容紹介

ホンモノの京都へようこそ……
京都人も知らない、京都の恐ろしい「裏のウラ」の貌。

地霊に導かれ、怨霊の声を頼りに京都の町を歩く。
そこから見えてくる、本物の京都の姿とは?
「中世」をキーワードに、神と仏、生と穢が繰り広げる怪しい京都の奥深く、地下水脈に潜入する。

京都では「生と死」は背中合わせ。と言っても、オドロオドロしい京都の風景は昔むかしのこと。今はきれいに清掃され、ちょっと見には「負」の部分はみえない。
ただ、私たちが本物の京都を知りたい、観たい、と思えば、1つ方法がある。地霊である。
何もない所であっても、その地に立ってただ風景を見る。そして、そこに住む「怨霊」の声に耳を傾ける――
すると、怨霊たちは案内人となって、私たちを本物の京都に誘ってくれる。

ホンモノの京都へようこそ……
京都人も知らない、京都の恐ろしい「裏のウラ」の貌。

地霊に導かれ、怨霊の声を頼りに京都の町を歩く。
そこから見えてくる、本物の京都の姿とは?
「中世」をキーワードに、神と仏、生と穢が繰り広げる怪しい京都の奥深く、地下水脈に潜入する。

京都では「生と死」は背中合わせ。と言っても、オドロオドロしい京都の風景は昔むかしのこと。今はきれいに清掃され、ちょっと見には「負」の部分はみえない...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784065161463
本体価格 ¥1,000 (JPY)

NetGalley会員レビュー

神と仏が混ざり合う日本の異界京都

僕は鎌倉時代の仏教が好きだ。
自分が納棺師を生業としていたため、今も強く興味を惹かれる。
空海の東寺建設時の稲荷神との対峙話は聞いていたが、道元と稲荷神、栄西と夷神は初耳だった!
めちゃくちゃ面白い!!
やはり京都は異空間である。
悪しき存在へも押し付けぬ正しさも、京都の異界から学べる。
己の感情が感じたものがこの世の正解であろう。
京都のマニアック観光の旅ガイドがわりに、ぜひとも持ち歩きたくなる一冊である。

本が好き!倶楽部
せいちゃん

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都として人が集ったが故に残されたものという気がしてならない。権力、争い、嫉妬、妬み、様々な欲が渦巻き、それを満たそうと画策する。そこに死があろうとも、止むことのない騒乱の地となった。華やかさの裏にはたくさんの血が流されている。それは事実。御霊となられた身が今なお怨霊のように言われるのは哀しい。

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京都。神社仏閣。表の顔と裏の顔がある。
 この書き出しにドキドキしながらページをめくりました。確かに信仰は人間の営みあってのもの。だからこそ、生々しい。著者が京都の歴史を紐解きながら、その歴史と神として祀られているものをつなげてゆく。歴史の裏側にいる神の姿から当時の人間の死生観や、都合がうかがえた。
 京都に行く機会があると、街の歩き方が変わりそう。いや、自分の暮らす街はどうだろうと、足元を見る目も変わりそうだ。
 歴史好き、怪談好きは楽しみ2倍になる1冊だと思う。

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怨霊を案内人として京都の神社仏閣を巡り、京都の裏の顔を見ていく。タイトルから予想していた内容とは違ったが、物事には表と裏があり、“裏”が“表”の振りをしたり、表にとって変わることがあるというのが興味深かった。

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観光客で賑わう、京都。買い物は勿論、寺社などの観光地も押すな押すなの大賑わい。

その喧騒の裏で、ひっそりと祀られているご神体は戸惑っているのではないか、という気持ちがこの本を読んで芽生えた。

とはいえきっと参拝する人たちも実は、表と裏の存在に気付いていて、裏の部分の悲劇や暗い国への入り口にちょっと近づきたくて、京都を訪れてしまうのかもしれない。

教科書で馴染みの空也像の実物を見た時に感じる、不思議な感覚。清明神社で五芒星に気づいて近寄ってよいものかと、一瞬ためらう気持ち。清水寺の参拝後、境内で下から舞台を見上げた時の畏怖感と、周りの苔と土の崖をなんとも言えぬ空気感に押されるような錯覚。

この本を読むと、あの不思議ないろいろが蘇るようである。

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