母さんは料理がへたすぎる

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刊行日 2020/01/10 | 掲載終了日 2020/01/13

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内容紹介

僕の名前は山田龍一朗。今春、なんとか志望校に入学できた十五歳。 山田家の父親は、三年前に事故で他界。会社勤めの母親と、幼稚園に通う三つ子の妹たちのごはんをつくり、面倒を見るのが高校1年生の龍一朗の役目。もともと料理は好きだけど……。

寝ている間は父親に会いにいける渉。自分だけの自分を探し中の透。切ない恋をしてしまった蛍。夫が死んでからふろふき大根が食べられない母の琴子。それぞれつまずいたり、悩んだり、助けられたりしながら日々を刻んでいく山田家と龍一朗を、こまやかで確かな筆で描いた、青春と成長の物語。

第1回「おいしい文学賞」受賞作!

父親をなくした後の日常や、お互いへの優しい眼差しなど、 家族それぞれの等身大が描かれていて、とても魅力を感じました。 小川糸(作家・選考委員)

僕の名前は山田龍一朗。今春、なんとか志望校に入学できた十五歳。 山田家の父親は、三年前に事故で他界。会社勤めの母親と、幼稚園に通う三つ子の妹たちのごはんをつくり、面倒を見るのが高校1年生の龍一朗の役目。もともと料理は好きだけど……。

寝ている間は父親に会いにいける渉。自分だけの自分を探し中の透。切ない恋をしてしまった蛍。夫が死んでからふろふき大根が食べられない母の琴子。それぞれつまずいたり...


おすすめコメント

料理をおいしく食べてもらえると、自分自身が満たされる龍一朗。 恋や進路に悩みつつ、家族や周囲の人の中で成長していく様がとても健気で共感を呼びます。

未来の明るさを信じ、生きる力がわいてくる作品です!

料理をおいしく食べてもらえると、自分自身が満たされる龍一朗。 恋や進路に悩みつつ、家族や周囲の人の中で成長していく様がとても健気で共感を呼びます。

未来の明るさを信じ、生きる力がわいてくる作品です!


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784591165850
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

もうこれは、本自体があったかくてなんだか美味しそうな香りが漂ってくる。お互いを思いやる家族のあたたかさが伝わる優しい物語。恋や進路など悩みを抱えながらも家族それぞれが成長していく姿がほほえましい。特に三つ子の女の子たちは小学校1年生の時は区別がつかなかったのが、2年生になるにつれそれぞれの個性が光ってくる。その成長の過程での迷いや葛藤に共感する。そしてそれを支える家族たちの眼差しがとても優しくてほんわかした。よし、明日からもまた頑張ろうと思えるお話。ごちそうさまでした。

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これは是非、中学高校の図書館において欲しい。男子高校生が主人公かと思いきや、家族ごとに目線が変わってストーリーが展開していくオムニバス形式。
美味しそうな料理と手際も魅力的だけど、登場人物が全員優しくて、どの人にも感情移入して何度もポロポロ泣いてしまいました。
これは是非、紙の本で欲しいなぁ。続編も読みたい!
これがデビュー作なんて、凄い作家さんですね…次回作も追いかけます。
読ませていただき、ありがとうございました。

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読み応えのある1冊でした。きっと何か賞を取りそう・・・そんな予感がします。
書籍化されたら買いたいと思う1冊です。
それぞれの登場人物がどこか自分と似ていて、それでいてファンタジーの要素もあって、読んでいて飽きない1冊です。
特に琴子さんが武蔵さんに会いに行くシーンは泣けました。

タイトルを、もっと短くインパクトのあるものに変えてみてはいかがでしょうか。

ともかく面白かった!

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山田一家の面々も、周囲の人たちも、しなやかで強くたくましい。
みんなが、それぞれに楽しそうに過ごしていることに、元気をもらえた。

料理男子が複数登場するため、美味しそうな料理がこれでもかとでてくる。空腹時に読むとタイヘン危険。飯テロ小説。
龍ちゃん、高校生のくせに、料理がうますぎなんじゃー!私にも作ってくれー!

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ポプラ社創業70周年記念企画「おいしい文学賞」第1回受賞作とのこと。
ファンタジー要素もあったりとなかなか盛り沢山な内容のなか、肝心のおいしい部分が子供たちメインなのでYA対象?と思わなくもないが、お母さん的目線で読むと、家族の為家事に励む龍一朗の姿、3つ子の成長、最後の龍一朗の言葉に涙腺がゆるみました。

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3年前に父を亡くした高一男子と会社勤めの母親、三つ子の姉妹の日常美味しく描いたお話
主夫であった父から料理を教わり
料理好きになる龍一郎
その龍一郎を中心に暖かな日常を美味しく描いている
読むと心暖かいなる作品です

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この本は、個性的な3人の妹たち、母さん、龍一朗くん、それぞれが主人公となる物語で構成されています。それぞれの立場から見た家族って、不思議なくらい違っているんですね。父さんが亡くなってから子供たちはそれぞれにしっかりと成長してきたのに、意外とそのままなのは母さんです。そのしっかりしてなさが、かえっていいのかな?と思えてくる家族です。

 学校の友達や、お隣さん、亡くなった父さんのお姉さん、みんな少しずつ山田家のことを気にしていてくれて、その優しさがほど良くていいなぁって感じです。みんな一人じゃないんだよね。困ったときはお互い様だし、楽しい時はみんなで楽しさを共有すればいいし。そんな幸せ間に包まれた作品でした。

 龍一朗くんは高校卒業したら、どんな方向へ進むのかしら?母さんと動物園の人は友達以上になるのかしら?そんなことが気になるので続編希望です!

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いい話でした。忙しくて疲れ切っていた身体と心に沁みました。
どこかで三つ子ちゃんたちの名前の由来が読めるのでは?と期待しましたが、
触れられていなくて心残りです。とおるほたるわたる。韻を踏んでいる以外にも理由がありますよね?
一家の食事担当もの小説にありがちな、頼りがいがあって、機転が利いて、何でも器用にこなし---ではないところが好感度高ポイントです。料理をする自分に疑問を持つシーンも自然な流れで読めました。
明るい気持ちになれる、素敵な家族ですね。周囲の人たちも温かでいいなぁ。

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初めは、シングルマザーを助けるしっかり者の高校生と美味しいお料理の楽しい話かと思っていました。その予想は大きく外れ、語り手は家族を順々に巡り、高校生の主人公や母親、亡くなった父親、小さな三つ子の姉妹までそれぞれに気持ちを吐露していく。家族らしい雑な日常の中でお互いへの温かくて優しい気遣いにほっこりする。
亡くなった父親と関わる世界が、夢の中のお惣菜店でご飯を食べるというところもふぁっと温かな湯気に包まれるような気持ちの良さで、夢なのにそうじゃないかもしれない曖昧さを上手く出しているなと思った。
母親の苦悩も高校生の迷いも、三つ子それぞれの個性的な悩みもリアリティがあって愛おしく、応援したくなりました。がんばれ。
そして、やはり出てくるお料理が美味しそうで立派な飯テロ小説でした。

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料理上手な父親が亡くなって、料理下手な母親と幼い妹(三つ子)を満足させるため、奮闘する料理男子。いくら料理が上手でも、まだまだ悩みの多い高校生。悩んで、ケンカしても大丈夫。みんな見てないようでわかりあっているから。最後に美味しいもの食べたら、それで幸せ。しかも、ちょっぴりファンタジー。それは読んでのお楽しみです。タイトルが教えてくれるメッセージには感動しました。

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身につまされるタイトルでドキドキしましたが、とても読みやすく、面白かったです!
長男が進路に悩む場面もあるので、YAとしてもオススメできます。
3つ子の妹たちの個性も可愛かった!
今は薄れてしまったご近所付き合いも、お父さんとの関係性も、とても心温まる展開でした。
龍の将来を全力で応援しています!!

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