お金の流れで読む 日本と世界の未来

世界的投資家は予見する

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刊行日 2019/01/15 | 掲載終了日 2020/04/10

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内容紹介

続々重版、15万部突破!

「死なないこと、楽しむこと、世界を知ること、ジムの言葉だ。本書は、マネーを巡る哲学書でもある」――村上龍
「『逆張り』投資家の真骨頂! 」――橘玲

ワールドビジネスサテライト、朝日新聞、日経新聞、プレジデント、東洋経済ほかで紹介、話題の1冊

ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び「世界3大投資家」と称されるジム・ロジャーズ。 ソロスと設立した「クォンタム・ファンド」は、10年で2400パーセントという驚異のリターンを叩き出し、伝説となった。 本書は、そんな「投資の神さま」ジム・ロジャーズが、日本の読者に向けて特別に語り下ろした1冊である。

伝説の投資家の目に、日本と東アジア経済の未来はどう映るのか。じつは、本書の取材を敢行した2018年夏の時点で、ロジャーズは「日米マーケットの好景気はうわべだけ。近いうちに破綻が訪れる」と断言していた。 2018年12月末に、その予言はある意味現実となった。「リーマンショック級」の株安が日米のマーケットを襲ったのだ。 その後も市場の不安定さは続き、世界経済の減速が懸念されている。

ロジャーズはほかにも、リーマンショック、中国の台頭、トランプ当選、北朝鮮開国に至るまで、これまで数多くの「予言」を的中させてきた。 名門イエール大学、オックスフォード大学で歴史学を修めたロジャーズは、「私の投資の背骨には歴史がある」と述べる。歴史から大きな「お金の流れ」を掴むことで、数々の予測を的中させてきたというのだ。 このあと、お金の流れはどう動くのか?本書では、世界史を参照しつつ、短期・長期両方の視点から、日中韓の将来を鮮やかに論じる。 日本再興への道、朝鮮半島に訪れる刺激的で劇的な未来、中国のアキレス腱……「アジアの玄関口」シンガポールから世界を見つめる投資家の慧眼に映る、驚愕の未来予測。

序章 風はアジアから吹いている――ただし、その風には「強弱」がある
第1章 大いなる可能性を秘めた日本
第2章 朝鮮半島はこれから「世界で最も刺激的な場所」になる
第3章 中国――世界の覇権国に最も近い国
第4章 アジアを取り囲む大国たち――アメリカ・ロシア・インド
第5章 大変化の波に乗り遅れるな
第6章 未来のお金と経済の形

続々重版、15万部突破!

「死なないこと、楽しむこと、世界を知ること、ジムの言葉だ。本書は、マネーを巡る哲学書でもある」――村上龍
「『逆張り』投資家の真骨頂! 」――橘玲

ワールドビジネスサテライト、朝日新聞、日経新聞、プレジデント、東洋経済ほかで紹介、話題の1冊

ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び「世界3大投資家」と称されるジム・ロジャーズ。 ソロスと設立した「ク...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784569842219
本体価格 ¥920 (JPY)

NetGalley会員レビュー

経済に弱い自分でもさくっと読めました。

ジム・ロジャーズが読む未来ですが、当たる気しかしない…。
自分も朝鮮半島のことは5年以上前から思い当たる節があり、そうなるのではないかと思っています。米ドルに関してもそう。
ロシアはさすがに考えたことがないというか、知識ゼロでございましたので、勉強になりました。
.
淘汰の先に新しいものが生まれる。ここにチャンスが転がっている。
英語の次は、中国語やスペイン語など、人口の多い言語へ挑戦していこう!
10年後は、すごい時代になりそうだ…。

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いま立たされる日本の明暗

日本びいきのジム・ロジャース氏は50年後か100年後には、日本は存在しない可能性があることを憂いている。
日本は間違いなく未来存亡の危機に立たされてしかるべき理由は2つ。
それは借金と少子化。
では投資家は日本のどこに再興を見ているか?
観光、農業、教育である。
外国人を受け入れて、全ての人手不足を補い、価格競争よりもクオリティに注意を注ぎこむこと。
勤勉に取り組む国民性が育つ、世界一の貯蓄率は大いなる強みだと。
農場を買う、古民家のチェーン家、エンジニア育成など第1章だけでも一見の価値はあります。
第2章から論じられている朝鮮半島の可能性はさらに衝撃てきである。
これを救世主のバイブルとするか、机上の論理の愚書とするか。
明暗を分ける帰路に我々はいる。

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これから世界と日本がどうなるかの予測が投資家目線で述べられている。
彼の予想によると、追い風が吹くのはアジアらしく、北朝鮮と韓国が統一を果たすという。
歴史的に見てそんなことできるのか?とびっくりしてしまったが、著者は歴史への造詣も深い。
実際北朝鮮は鉱物資源の宝庫で、労働力もあり、国のポテンシャルとしては高いから一蹴できない部分があって、
著者の考えはすとんと腑に落とせた。
一方で、日本はこのままいけば滅びるよ、と著者は我々に向けて警告する。
回避するには、外国人労働者を受け入れ、日本人の持つ勤勉さなどの考え方をしっかり伝授し、
世界に誇るジャパンクオリティを増強させて価格競争から脱出することと、海外へ飛び出していくこと。
本書に書かれているジムからの特別なアドバイスを、しっかり刻んでおきたい。

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【「投資を成功させるためには歴史に学べ」】

”現在と類似した問題が以前どのようにして起きたのかを理解すれば、現状がある程度把握できる。それがどのような結末になるかもわかる。よく「歴史は繰り返す」と言うが、まったく同じことを繰り返すのではない。韻を踏むように、少しずつ形を変えながら反復をし続けるのだ。”
(はじめに より)

ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並んで「世界3大投資家」と呼ばれる作者が書く、世界情勢の見方本。

タイトルから、私が苦手な経済の話だ…と少し敬遠していました。しかし、本文を読み始めたところで、その先入観はあっさりと解けました。
現在の世界情勢についても説明はありますが、根底に流れているのは、世界的投資家の思考法です。
読み進められるかが不安な方は、「はじめに」だけでも読んでみることをオススメします。
本書が初心者にもとっつきやすく、エッセンスに絞って書かれていることが分かるはずです。

”私がもし10歳の日本人なら、ただちに日本を去るだろう。”

上の一文のようなセンセーショナルな文面もいくつかあり、半信半疑でしたが、今までの歴史の例を3つ4つ出すことで説得力があるなと思わされました。
とはいえ、著者は他者の意見を鵜呑みにしてはいけない、というスタンスです。
ある意見には疑いをもって自分で調べ、考えることが重要だと説いています。

単なる情勢予言本ではなく、歴史を学ぶ重要性も繰り返し伝えているところが好感を持てました。
これを読んで、いてもたってもいられず歴史の勉強を始めたくなること間違いなしです。

経済の流れが理解できるようになりたいけど、やる気がわかないし、なにから始めたらいいのか分からない、
何かとっかかりになる本はないだろうか、と探している方。
そんな方にオススメの本です。

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